私はあの子を愛しているんだ。


人間から神と呼ばれる私が一人の少女を愛しているのは本当はいけないことなのかもしれない。
いや、絶対にいけないことだろう。


しかし、私は少女を愛してしまった。
あの可哀想な少女を。


だから、私はあの子を生かした。
あそこで生きることが苦痛であろうとも私は少女に死なないでもらいたかったのだ。


だからこれは私の罪でもあるんだよ。





とある神様の懺悔



 
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