白石Side
俺は今まで女に興味がなかった。
あの男とか言い張っとる女が来たときも、どうでもよかった。
でもなぁ、アイツだけは別や。
跡部心愛
跡部の実の双子の妹。
一目見た瞬間に、アレは俺のモンや思ったわ。
まあ、俺の他にもそないな風に思っとった奴いたみたいやけどな。
だから、心愛が異端者言うとった女は許せへんわ。
別に俺らは心愛が一緒にいてくれる言うんやったら異端者でもなんでもかまわへん。
だから、あいつらが言っとったことだけは実行させへんで。
心愛の顔を歪ませてええんは俺だけなんやからな…
心愛の痛みで歪んだ顔はホンマ最高やった。
自分が歪ませたー思うと、心愛を犯しそうになるくらいや。
きっと謙也がいーひんかったら俺は、心愛にキスだけじゃ済まなくて、最後までしとったろうな。
心愛の唇は気持ちよかったで。
ホンマは舌も入れたかったんやけどなぁ…
舌入れとったら、それ以上せんと我慢できなかったやろうな…
あ？ずるいやと？
ヘタレなお前が悪いんやろうが！
あ、部長は呼ばれとるからもう行くわ。
ほな、後でな。
謙也Side
運命だ、と思った。
今までもいろんな女を見とったが、心愛ほどいい女はいーひんかったわ。
白石は心愛の歪んだ顔が好き言うとったが、俺はどんな顔でも最高や。
見とるだけで犯したくなる。
ホンマにはしぃひんけどな。
嫌われとうないしな。
きっと、心愛はいろんな奴から思われとる。
でも、心愛はみんなで共有されとればいいんや。
誰か一人のモノになんて、絶対に許さへん。
心愛は俺らのモノや。
だからな、心愛に手を出すゆう奴は殺したるわ。
覚えときや。
愛を込めて
前 次
36/90