昨日は恥ずかしいことしちゃったな。
私は朝早くに一人起きジャージに着替えながら、昨日自分がしたことについて考えていた。
私が目を覚ますと、幸村くんの姿はもうなくて、明日はちゃんとご飯食べてねと書いてある手紙だけが部屋の机の上においてあった。
普段の私なら、人前で泣いたり寝るなんてあり得なかったのに…
私、最近おかしいよ。
立海の人と一緒にいると、前の世界思い出す…。
私は一旦服を着るのを止めると首を振って今までの考えを打ち消した。
ダメ、ダメ。
私が今まで生きてた意味がなくなっちゃうよ。
忘れよう。
ジャージに着替え終わると、私は部屋を出た。
朝ご飯か……
なんか食欲ないや…
それより、一人で食べたい
確かご飯って跡部のお抱えシェフの人が作ってるんだよね?
頼めば、なんか軽いもの作ってくれるかな?
私は考えをまとめると、シェフ達がいそうなキッチンへ向かった。
さすが跡部だなぁ…
キッチンがすごく大きい
私はさっそく近くにいた人に、軽い朝ご飯を頼むと小さいおにぎりを一個だけ作ってきてくれた。
私はそれにお礼を言うとキッチンを出て自分の部屋に戻った。
『もぐ……ぉいしいなぁ』
久しぶりに食べた人の作るご飯はやっぱりおいしかった。
一人
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