秘密の箱

参加者

GM.杜都
PL.ひぃらり/東堂 紫音
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GM：では、GARDENシナリオ「秘密の箱」を始めさせていただきます。よろしくお願いしまーす！
紫音：お願いします！
GM：さてさて、あなたは拠点の自室にて、部屋の掃除をしていますね。
GM：急に思い立ってのことなのでしょうか、紫音くんはてきぱきと掃除をこなしています
紫音：天気がいいので抱き枕の虫干しとかしたついでだと思います。
紫音：なんか最近ごちゃごちゃしてきたな・・・？
紫音：いるものといらないものをぺぺぺーい
GM：ごちゃごちゃwww
GM：では、紫音くんがいるものいらないものを整理していたらふと、見慣れない鍵を発見します。はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところに紛れているのか。あなたは不思議に思いますね。
紫音：鍵を手にとって注視します。
紫音：どこに使われるものかパッと思いつきますか？
GM：鍵は銀色の鍵で、材質も銀製だということがわかりますね。ちょっと大きめで、15cmほどの大きさです。
GM：ふむ、大きさ的に扉の鍵なのかな〜とは思うかもしれませんね。
紫音：パッと思いつかなければ『必要ないもの』だと即座に判断してゴミ箱にシューティングスターッします。投擲いりますか？
GM：なしでいいですwwww
紫音：じゃあ見事入りました。やったね！
紫音：そのままお掃除続けます。
GM：てきぱきと掃除をこなし、紫音くんの一日は終わりに近づいてきましたね。
GM：鍵をみつけたこと以外、まあ覚えているかはともかく、部屋がすっきり奇麗になっただけの平凡な一日でした。
紫音：抱き枕を回収して御飯食べてベッドですやぁするだけですね。
GM：ですね。
紫音：ｽﾔｧ･･･
GM：結構ものを片付けていたので、少し疲れていたのでしょう緩やかに眠りに落ちていきました…
GM：・・・・
GM：・・・
GM：・・
GM：・
GM：紫音くんは夢の中、一つの扉を発見します
GM：その扉には鍵がかかっているようですね。
GM：手には、いらないと捨てたあの鍵が握られていましたね
GM：さて、どうしましょうか。
紫音：「…」これ捨てたはずなのに。鍵をもう一度注視してから、扉を注視。扉が宙に浮いていたり単独で存在しているのであれば、裏側も注視。
GM：鍵はたしかに、あの捨てたはずのですね。大き目ですから見間違うことはないでしょう
GM：扉は浮いてはいないようですね、そこにしっかり固定されているようです。単独で存在してるので扉の裏側も見れますね、後ろもなんてことない扉です。でもこちらにはノブがついていませんね
紫音：「………」
紫音：鍵を扉に差し込んでみます。
GM：かちゃり。鍵は開きましたね。
紫音：開きますか？
GM：開きますよ〜
紫音：開けます。
紫音：扉を。
GM：扉をひらくと、そこは真っ暗闇ですね。
紫音：はいるしかないんだろうな、と。扉の中に一歩足を。
紫音：はい全身入りました。
GM：フッと一歩踏み出した瞬間、重力のままに紫音くんの体は闇の中にまっさかさまに落ちていきました
紫音：足掻けますか？
GM：足掻けますが風をきるばかりですね
GM：その時、声が響きますね。
紫音：ワイヤー今もってなかったねそういえば・・・
GM：──ごめんね。ちょっとだけ、君のことを教えてほしいんだ──
紫音：一瞬手を伸ばしかけて、ワイヤー持ってないことに気づき舌打ちしてそのまま落ちていきます。
GM：持ってなかったですね…
GM：そのとても長く思えた落下に意識が少し落ちる直前、それは唐突に終わります。
GM：あなたが目を覚ますと、ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、目の前には大きな映画のスクリーンがあります。・・・どうやらここは、映画館のようですね。
GM：【Inside Heart】
紫音：「………ここどこ？」周囲を見渡して、椅子から立ち上がります。あとポップコーンに注視、何味ですか？
GM：周囲には、自分以外のひとは見当たりませんね。
紫音：出口のような場所は見当たるか、見当たらなかったらスクリーンにうんと接近しますね。
GM：choice[塩,コンソメ,キャラメル,ストロベリー]
DiceBot : (CHOICE[塩,コンソメ,キャラメル,ストロベリー]) → ストロベリー
GM：ポップコーンは苺味のようですね
紫音：ポップコーン一口だけ食べてあとは椅子においておきます。おいしいけど今はそんな場合じゃないよね。
GM：出口はありませんね。了解です、紫音くんはスクリーンに接近しましたね
紫音：スクリーンの前のステージのところに腰掛けて展開の次を待ちます。
GM：どこかで映写機の音がするかと思うと、スクリーンに映像が映し出されますね。
GM：・・・映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。ライオンは人気者でした。観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM：ライオンは人気者でした。観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM：しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、お腹がすいて、ひどく気が立っていました。その日のショーで、ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
GM：檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、ライオンは知りました。
紫音：「……」
GM：ライオンは夢を見ます。草原を自由に駆けている自分の夢です。…そんな物語がスクリーンに映し出されました
GM：・・・ライオンの姿は、次第にあなたの姿に変わっていきます・・・。
紫音：「……っ」自分の姿に変わった瞬間に、目に見えて嫌悪感を表します。「……こんなもの見せて何をしろっていうんだか。このライオンみたいだねって、嘲ってるの？」独り言のようにつぶやきます。
GM：紫音くんが不愉快そうにそう呟くと、いつのまにか狭くて白い部屋に置き去りにされていましたね
GM：紫音くんの目の前には、ライオンのぬいぐるみが４つあります。それぞれ、「よろこび」「いかり」「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
紫音：少し機嫌を悪くしながら周囲に注視。
GM：この部屋にはドアや窓が見当たらないことがわかりましたね
GM：紫音くんがぬいぐるみを確認するとどこからか声が響いてきました。
GM：「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。　君が思うまま、君の気持ちにだけ正直にね。　　・・・そして、きみがどうしても自分の手に残したいものだけ、持っておいで」「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
GM：声がそういうと、目の前に、＜サーカスの舞台＞、＜鉄の檻＞、＜青い草原＞のセットがあらわれます。
紫音：「……別にいいけど、その前にいい？」
GM：「なにかな？」
紫音：「君は誰？」
紫音：「『僕』じゃないのであれば、答えはどうでもいいけれど」
GM：「おれはアンリ。悪魔さ」
GM：「君の心が知りたくてね。ちょっと付き合ってほしいな」
紫音：「そう、悪魔なら、いいよ」そう聞いた瞬間にすこし表情を和らげてぬいぐるみを手に取りセットに近づきます。
GM：「ありがとう」
紫音：「僕は見世物になるのは嫌。観客諸共舞台を潰したくなる。玩具にされるのはごめんだよ」「いかり」を＜サーカスの舞台＞へ置きます。
GM：「なるほど。君はその子が、舞台に立つことを望む？大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい？」
GM：「君は＜いかり＞を、そこに置いていくかい？それでよければ、その人形はそこに置いてお行き」
紫音：「望まない。だから、僕だったら怒りを選ぶよ」
GM：「わかった」
紫音：「ねえ、これってぬいぐるみ分割できないの？一個のセットに一個しかないぬいぐるみを置いていかなきゃだめ？」ここにも怒りおいちゃだめかな？と鉄の檻を指差しながら声にたずねます。
GM：「ふむ。ならば、そのぬいぐるみのうちひとつを、君は捨ておかねばならない」
GM：「それは失ったもの、君には二度と手の届かないもの、最初から知ることすらできなかったものになる」
GM：「それでもいいのなら、ひとつ捨てる人形を決めて、いかりをもうひとつ君にあげる」
紫音：「……それなら、「よろこび」を、捨てるよ」
GM：「よろこびをか。胸が弾むようなことや飛び上るほどのきもちを君は手の届かないものにしてしまうんだね。わかった」
紫音：「いいよ」
紫音：「だから「怒り」をもうひとつ頂戴ね」
GM：アンリはそう呟くと＜よろこび＞のぬいぐるみを煙と共にけし、その場にもう一つ＜いかり＞のライオンのぬいぐるみを出しました
GM：「ああ、いいよ。約束しらからね」
紫音：「噛んだ」
GM：「噛みました」
紫音：「やーい」
GM：「スンスン(´・ω・｀)」
紫音：＜鉄の檻＞に「いかり」を置きます。
GM：「君はその子が、檻に入ることを望む？そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい？」
GM：「君はもう一つの＜いかり＞を、そこに置いていくかい？それでよければ、その人形はそこに置いてお行き」
紫音：「思わない。それならいっそ、一人になる前に殺された方がいい」「置いていくよ」
GM：「わかった」
紫音：＜青い草原＞の前では少し悩むように考えています。「ねえ、これって『自由』か何かの象徴だったりする？」と、セットを指差して尋ねる。
GM：「おや、君は勘がいいね。そうだよ、自由の象徴」
紫音：「それじゃあ、これかな」＜青い草原＞に「かなしみ」を置きます。手には「たのしみ」を残していますね。
GM：「君は＜かなしみ＞が、自由になるのを望む？君の手を離れていってしまっても、いい？」
GM：「それでよければ、その人形はそこに置いてお行き」
紫音：「いいよ。こっちからさよならしたいくらいだ」
GM：「君はサーカスの舞台に＜いかり＞を、鉄の檻にもう一つ＜いかり＞を、青い草原に＜かなしみ＞を置いたね。そして＜よろこび＞を手放し、＜たのしみ＞を手に取った。　・・・この答えに迷いはないかい？あるいは、迷いを持ったまま進むのもいいだろう。準備ができたら、そこをくぐっておいで」
GM：声がそういうと、目の前にひとつ、扉が現れますね。　鍵はかかっていないようです
紫音：扉をくぐります。
GM：扉を開けると、一つ目をぎょろりとさせたコウモリが、道を案内するように先へ飛んで行きます。まわりには暗闇が広がっていますね。
紫音：コウモリさんについていきますね。
GM：では、コウモリを追いかけていくと、暗闇の中にぼんやりと、サーカスの舞台に立つあなたが見えてきます。
GM：怒りをあらわにし、観客に牙をむくあなたの姿が。
GM：「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと　"見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。君は＜いかり＞をそこに置いたね」
紫音：『自分』を見た瞬間にうえ、と眉をしかめます。
GM：「舞台に立っている君は、＜いかり＞をあらわにして、観客を睨みつけているね。　はらだたしい、にくましい、おさえきれない怒りの気持ち。君はどうしてもこの気持ちを、見ている人に知ってほしいみたいだ。　観客の人たちは、君のその姿を見て、君の怒りを知り、君を恐れた人もいただろうね」
紫音：「もっと見てほしい…知ってほしい……はは、心理テストみたいだね？」
GM：「そうかもしれないね？」
紫音：「そうだね、きっと僕は全てに怒っていたかったんだと思うよ。世界に、環境に、仕組みに、自分に。…まだ全部は思い出せていないけど」
GM：「ただ、今は君は知ってほしい見てほしいというよりかは、見世物にされるのはごめんだって感じのがあの舞台に対して思っているようだけれど。…なるほど、じゃあ次だよ」
GM：続いて、檻の中にはいっているあなたの姿が見えてきます。
GM：「きみがあそこに置いたのは、"隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。君はもう一つ＜いかり＞をそこに置いたね」
GM：「そして君は＜よろこび＞の人形を捨て置いた。それは、＜いかり＞を2つ得た君が、いずれ失うもの。君が生きるために、払わなければいけなくなる代償だ」「君の手に＜よろこび＞は確かに存在していた。けれど、その喜びは、胸が弾むような気持ち、飛び上るほど幸せな気持ちは、やがて怒りに変わったんだ。　その喜びを抱いた自分に怒ったのか、喜びそれ自体を憎んだのか、おれに知る由はないけれど、君の心ではそんなことが起きていたようだね」
GM：「あるいは君は生きるために、そうせざるをえなかったのかもしれないね」
紫音：「あれ、さっきの答えと『矛盾』してるね？…でも、答えがそうなら、そうなのかもしれないね。憤りを言えない状況にでも、あったのかな？…想像に難くないけれど」
GM：「檻にいれられた君は＜いかり＞に震えている。閉じ込められている理由を知っていても、　それを理解していても、この憎しみが消えることはない。　しかし、君は安堵している。ああ、この＜いかり＞を、誰も知ることはないだろう。　周りの人たちは君の姿に怯え、みな近寄ろうとはしなかった。君の＜いかり＞はそうやって隠されているみたいだね」
GM：「そうだね、矛盾している。君の場合は出しておきたい、けれどそれは隠しておきたいものでもあるのかも知れない」
GM：「相反する意見ではあるけれど、君には存外ぴったりなじむのだろうね」
紫音：「そう、知られない方が、近寄らない方が、きっとよかったんだ。でも……それだと…」口をつぐむ。少し混乱があるようだけれど、それ以上は喋る様子はない。
GM：「いいよ、次へいこうか」
GM：続いて見えてくるのは、青い草原を駆けるあなたの姿。
GM：「きみがあそこに置いたのは、"君にとって叶わない願い"だ。君は＜かなしみ＞をそこに置いたね」
GM：「青い草原の君は、よろめき、うなだれて、＜かなしみ＞を体いっぱいに表している。　君は、そんな自分の姿に、あこがれ、胸を焦がしているんだ。　同時に、この気持ちを、心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。　このかなしみを、感じることができたら。涙の意味を知ることができたら。君はその＜かなしみ＞を、いつか手にできることを夢に見ているんだよ」　
紫音：「叶わない願い・・・ねぇ？うーん……悲しむことすら許されない、かな。解釈としては」「ただ、自由になったあと、そこにはもう何もなかったら。それはきっと悲しいことだよね」ぽつりと呟く。
GM：「……それは、君の大切だったもの？」
紫音：「……わからない」
GM：「そうか。では、最後だよ」
GM：「君が最後に手にした、その＜たのしみ＞は、君の"取り戻したいもの"だ」
GM：「……おれは、悪魔。心を食らう悪魔。君の心のことを知りたかったんだ。教えてくれてありがとう。……お礼に、おれから手渡すものがある」
紫音：「…じゃあ、きっとそれはもう。戻らないものなんだろうね」過去形だもの。
紫音：「失ったらもう、元のままのそれは戻らないんだよ」
紫音：「想いだろうと、形あるものだろうと」
GM：「…その箱に人形を入れて、君が持っているはずの鍵で、その箱の鍵をしめてくれ。銀色の鍵だよ」
紫音：「ここにいれたらどうなるの？」
GM：声がそういうと、目の前には空っぽの箱と、あなたの手には銀色の鍵が握られています。
GM：「それは、"秘密の箱"。　──君にだけ、その秘密は明け渡されるもの」
GM：「答えてくれたお礼に、＜たのしみ＞を、それだけ贈らせてもらうよ」
紫音：「ふぅん……ところで、君、心を食らう悪魔なんだっけ」
GM：「そうだよ」
紫音：「じゃあ、あげるよこれ。食べる？きっと美味しいよ」「たのしみ」のぬいぐるみを掲げて揺らします。
GM：「・・・いいの？それなら遠慮なくいただいてしまうけど、君の手には何も残らないよ」
GM：「それでもいいかい？」
紫音：「いいよ、戻らないものに手を伸ばす趣味はないもん。新しい楽しみくらい、自分で見つけられるよ。幼稚な子供じゃないんだから」少し笑って、箱を閉じたその上に人形を置こう。
紫音：「おいしく食べてね」
GM：「それじゃあ、遠慮なく」
GM：アンリの声がそう聞こえた瞬間、たのしみの人形はすうっと空中に消えていきました。
GM：と、空間に割れ目ができて、ぼろぼろと世界は崩壊していきます
GM：闇への中へ、落ちていく感覚。
GM：そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。不思議な夢を見た気がする。……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまいます。
GM：おめでとうございます、シナリオクリアです
紫音：おつかれでしたー！！！
GM：報酬のアナウンスデース、スキルポイント+50デース
紫音：ワーイ！！！！！！！！！！
GM：記憶はたのしみライオンをアンリくんがおいしくいただいたのでないでーす
紫音：おいしくたべてね！！！！！！！！！！