Garden


向日葵をまだ憶えている


参加者


GM.篠崎
PL.ひぃらり/南野 陸
PL.オットリア/雅城 禮湖
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GM:では、gardenオジリナルシナリオ「向日葵をまだ憶えている」開始します
GM:よろしくお願いします
陸:よろしくお願いします!
雅城禮湖:よろしくお願いします
GM:【いつもの日常】
GM:今は夜、君は一日の仕事も終え、寝ようとしている所だ。
GM:さて、寝る前にすることはあるかな。
雅城禮湖:とくにありません
陸:ベアさんと自室でひと遊びして、疲れたらすぐにベッドに入る。早寝早起きをしよう、明日に何が待っているかわからない。
GM:では君たちは特に特別なことをすることもなくベッドに入る。
GM:今は夏だ。
GM:…不思議だ。いつもなら眠気を妨げるような、暑さが無い。
GM:ベットに入って数分で、うとうととしてきた。
GM:なんだか今日は、いい夢が見られそう、そんな気がしながら。
GM:【君へ】
雅城禮湖:「……今日はなんだか、気持ちいい。……ぐっすり寝れそ……う……」
GM:寝ている。
GM:だが、どこからか風の音が聞こえる。
GM:次に感じたのは暖かな陽の香り。
GM: …あぁ、きっと夢か。何にたとえよう、この暖かさは。
GM:君はただ目を閉じ、今感じている心地よさを、噛み締めているだけだ。
GM:そして、意識はだんだんはっきりとしてくる。
GM:君はやがて思考する。……夢とは、匂いまでも魅せるものだったか。
GM:目を閉じていても伝わるような、一瞬の光。
GM:それに起こされるように目を開けた。
GM:立っていた。
GM:自分はいつの間にか、向日葵畑に立っていたのだ。
GM:【夏の面影】
GM:ぐるりと見渡す。傍にはどこかで見たような顔が。
陸:「・・・・・」・・・ここは、どこだろう?周囲を幻視する。
GM:ただ自分と似た境遇なのか、この事態を把握できていないように見える。
GM:まあ、君たちですね。
GM:周りには自分の背丈より大きな向日葵が、太陽を見続けていた。
雅城禮湖:「……あれ、私、たしか寝てたはず……」周囲に聞き耳を立てる。
陸:おもむろに小さめな向日葵を一本もぐ。
GM:では陸さんは向日葵を食べながら周りを幻視しました
GM:向日葵甘いなあ
陸:食べてないよ!!!???
GM:君たちが今いるのは、畑の中の一つの空洞、自分が建っている場所だけは、丸く刈り取られているように、草原となっている。
GM:どちらに進めばいいのかもわからない状況だ。
GM:自分の周りにはたくさんの向日葵、天だがその中に一つ人が踏んで出来たような道があるのを、陸さんは見つけました。
GM:それは何度も踏まれているようで、緑色だったであろう葉も土の色と同化していますね。
GM:それと、その草原の奥に、人が座れるようなサイズの岩がありますね。
陸:「・・・えっと、禮湖さん?」だっけ・・・語尾は小さく、少し自信なさげに。「・・・道、あるから、行ってみる?」こてんと首をかしげて、見つけた道を指指した。何だかわからないけど、行ってみないかと。
GM:次、聞き耳。
GM:聞こえるのは風の音。それに揺られてさわさわと揺れる向日葵たち。
GM:こんなものですね。
雅城禮湖:「……うん」そう言うとこくりと頷いた。
GM:では、踏み鳴らしてできたような道を進むということで。
GM:道を進むと、やがて開けた場所に出ます。
GM:向日葵畑を抜けた瞬間に、ブワと吹く風は君の前髪をかきあげ、思わず目を閉じる。
陸:二人で見つけた道を行く。・・・風が心地いいな、と感じながら向日葵を持ったままゆっくり歩いていこう。
GM:奥には綺麗な川が見えた。
GM:水は透き通っていて、冷たく、陽の光が反射して所々金色に彩られているようにも見えた。
GM:開けた場所は、左右に続いています。君たちは今正面に川を見ている状況です。
GM:背には今出てきた道と、向日葵たちが並んでいますね。
陸:草原の奥の、岩まではまだ距離がありますか?
雅城禮湖:「……川……綺麗」周囲を注視してみますが今以上の情報はありますかね?
GM:岩に行くには今出てきた道から、起きた場所に戻る必要があります
陸:反対方向か・・・
GM:では雅城さんは周囲を注視しました。
GM:川上の方向には大きな入道雲がありますね、山などは見えません。
GM:ああ、川は左から右に流れていると思ってください。
GM:それ以外に特に気になる点はなく、現実味がなく、まるで絵画のような風景だと感じるでしょう。
GM:次に、川下の方を見ると、遠くに人影がありますね。
GM:遠くて表情までは分かりません。ただ、その影は何かに座っているように見えます。
雅城禮湖:「……なんて大きな入道雲……」よく考えれば、あの箱庭の世界に飛ばされてからは入道雲なんて見たことが無かった。
雅城禮湖:「……陸さん、あそこに、誰か居るみたいです」そう言って陸さんを呼んでそちらを指す。
陸:陸も周囲を注視して、同じ情報を得ます。「・・・・・・あれ、人影」それを、見つけた瞬間ふらふらーっとそちらの方向へと勝手に歩いていく。あれは誰だろう?なんだろう?
GM:では、陸さんはそのまま人影に近づいていきました。
GM:近づけば、学生の格好をした少年が居ます。
雅城禮湖:陸さんの後ろを追いかけるようについていきます。
少年:15歳くらいですかね、緑色のベンチに一人座っています。
GM:では二人とも傍に寄ったということで。
GM:少年は本を読んでいるからか、こちらに気づいていないようだ。
陸:「・・・・・・・・・」気づいてないようだ。ベンチの後ろにまわって、彼の後ろから。「・・・わっ!」と当社比較50%増しで大声を出してみた。
雅城禮湖:ふと気になって彼の手元の本を注視します。本のタイトルとか分かりますかね?
少年:「………わあっ!?」
少年:少年は陸君におどろかされて、びっくりして本を落としてしまったみたいですね。
少年:「…えっと………え?」二人を見て驚いているみたいです
雅城禮湖:それじゃあ本を拾ってあげながら本の表紙を注視します。
陸:「こんにちは」やぁ、と手をあげて挨拶をしよう。
GM:本の表紙には「向日葵をまだ憶えている」と書かれてあります。
どどんとふ:「雅城禮湖」がログインしました。
GM:注視しても少し古く、何度も読み返されたのだろう。そんな印象を受けるだけです。
少年:「こんにちわ。君たちは、どうしてここに?」
少年:「あ、あれ…僕の本、どこにいっちゃったかな」
雅城禮湖:「……驚かせてごめんなさい。……はい、これ」と、本を返す。『向日葵を覚えている』というタイトルに聞き覚えはないが、覚えておくことにする。
陸:「ひまわりが綺麗だから、少し歩いてた。俺は陸、君の名前は?」
少年:「あ、ありがとう。拾ってくれたんだね」と雅城さんに柔らかく微笑みました。
少年:タイトルを覚えておく、OKです。
少年:「ああ、凄く綺麗だよね…でも僕はここから見る、向こう側のひまわりが一番好きだな」
少年:「僕は、小林弥一」
陸:「向こう・・・?」弥一という少年の視線の先を見よう。これだけ向日葵がある中の、どれを指しているというのか。
GM:そうですね、意識を向けてもどれを指しているかまではわからないでしょう。向こう側にも、ここにあるようなたくさんの向日葵が咲いている。
GM:ただ、陸さんは一か所から「不安定なリズムで輝く光」に気づきます。
雅城禮湖:「……小林さん、よろしく。……私は雅城禮湖と言います」
陸:「・・・どこ?」眺めている最中に『輝く光』にも気づき、弥一にあれはなに?とたずねた。
小林弥一:「雅城、んだね。…よし、覚えた…かな」
小林弥一:「……あぁ、あれ。気になるよね。」
陸:「君も知らないの?」
小林弥一:「…うーん、でもあれは僕にもよく分からないや。あっち側に行ったことないから」
陸:「そう・・・じゃあ、行ってみよう」ずんずんとそちらを目指して歩いていきたい。どうやったら行ける?
雅城禮湖:「……何か見えるの?」と言って、注視を使い同じ情報を得ました。小林少年に別れを告げて陸さんを追いかけます。
GM:川上にも、川下にも橋は見当たりませんでした。
GM:向こう側に行く方法は、水に入るしかないでしょうね。
陸:もう泳いでいくしか・・・
GM:初期値25でどうぞ(笑)
陸:その考えに至ったのか、しょんぼりした顔で一旦諦めます。
陸:ここに初期値なんてないです><
GM:特別に作りましょう><ミスったら殺します><
雅城禮湖:ひどいwww
陸:いやです><
GM:まあ、じゃあ川に近づいたから気づいたってことでひとつ情報を
雅城禮湖:範囲探知を使って、近くになにか橋になりそうなものが無いか調べます。
GM:魚などの生き物がまるで居ないことに気づきます。
GM:見たところ普通の水です。
GM:しかし、水に触れ続けていると体の芯から冷たくなってくるような感覚がする。
GM:この川に入ってはいけないと思うでしょう。
GM:近くに何か橋になりそうなもの、ありませんね。(解答)
陸:「この川・・・なんか変、入ると危ないかも」禮湖さんと情報を共有しつつ、川から離れた。
小林弥一:弥一は君たちについていくこともなく、ただ緑色のベンチに座って本を読み続けているだけですね。
雅城禮湖:川に注視して、川幅が何メートルほどあるかみてみます
GM:シークレットダイス
GM:38mです
陸:ながい!!??
雅城禮湖:なにそのダイスロール怖い
陸:川の長さ決めたんでせう
陸:川下には少年がいたということで、次は川上へ向かってみます。
GM:では、川上へ。
GM:歩いていくと、先ほど出てきた向日葵の間の小道がありました。そこを超えて、どんどんと川に沿うように歩いていく。
GM:続くのはまるで同じ景色。
GM:左手には向日葵、右手には川と、その向こう側にさらに続く、向日葵。
GM:平坦な道を真っ直ぐ見通しても、特に目標になるものはない。
GM:シークレットダイス
GM:君たちは結構歩いたけれど、状況は変わりそうもないですね。
陸:・・・・・・・・・・。どこまでも続く向日葵畑が、続く、続く。「・・・・・・・帰ろっか」くるりと、元きた道を向く。ゆーたーん。
GM:どこまで戻ります?
雅城禮湖:「……景色、変わらないですね。……私もそう思います」ゆーたーん
陸:最初に道が左右に分かれていたところまで
GM:ではそこに来ました。
陸:自身達が最初に起きた場所へ向かいます。奥にあるという岩を見に行こう。
雅城禮湖:ついていきます
GM:では難なく目覚めた場所に戻れました。
GM:何の変哲もない岩。
GM:ですが、そこの裏に誰かの忘れものでしょうか、ノートの切れ端が落ちていることに気づきます。
GM:「もうずいぶんとここに居る。ベンチに座るたびに思い出す。誰かを待っているという微かな記憶だけが、僕をここに留まらせる。思い出を追うのも、もう、疲れてしまった。君を待つ。今日も手紙を書く。」
雅城禮湖:「……ノート?」それを拾い上げて注視します
陸:「・・・ベンチっていうと、さっきの人かな?」ほかには何もないものか、周囲を見渡す。
GM:注視してもわかるのは文字くらいですね。
GM:他にはなにもありません。
雅城禮湖:「……あ、ちょっとまって」
陸:「?」
雅城禮湖:「……岩の上に登って、周囲を見てみたい。」
雅城禮湖:岩には登れそうですか?
陸:「・・・風には気をつけてね」くるりと、岩に背を向けて待っている。
GM:登れますね、と言うかそこまで高くもないです。椅子くらいです。
GM:登ってあたりを見回すと、やはり向日葵が広がっていることくらいしかわからないかな。特に動いている場所、なんてのもないです。
雅城禮湖:登ってみます。でも身長は153cmです
GM:岩に上ったら183cmですね
雅城禮湖:「……特に……なにもありませんでした」と、ぴょんと飛び降り伝えます。
陸:「・・・そ。しょうがない、さっきの人にそのノートのことを聞きに行こう」そう禮湖さんに提案して、弥一君のところへ向かいます。
GM:はい、では弥一のところまで戻りました。
小林弥一:相変わらず本を読んでますね
陸:また背後からこっそり近づいて驚かそう。「わっ」
小林弥一:「……わあっ」
小林弥一:「び、びっくりした………やぁ、こんにちは。迷子かな?」
陸:「さっき会ったばっかりだよ、迷子だけど。帰り道、知ってる?」
雅城禮湖:「……はい。……正直に言えば、迷子です」
小林弥一:「え?あれ、そうだっけ……」
陸:「白痴?」
陸:「まだその年じゃ早いとおもうけど」
雅城禮湖:「……こら」と陸さんを窘めます
小林弥一:「帰り道?僕はここでたしか…そうそう、待ち合わせをしていて。だから、知らないんだ。」
陸:「正直でごめん」怒られました。
雅城禮湖:精神分析を使って真偽を確かめてもいいですか?
小林弥一:では雅城さんは、彼は嘘をついていないと思います。
小林弥一:「………本も、読み終わっちゃったな。」
雅城禮湖:「……嘘じゃない、みたいですね。……その待ち合わせの相手って、どんな方なんですか?」
小林弥一:「………どんな人…」少年は目をつぶって、思い出そうとしてるようですが、数秒黙った後に 「…顔は、ぼんやりとしか、でも声は覚えてる」
雅城禮湖:「……ずいぶん長い間、会っていないんですね」
小林弥一:「うん…ずっと、ここで待ってるんだけど。」と悲しそうな顔をします
陸:「・・・さっきのノート」拾った切れ端を出すように、禮湖さんへ目配せをする。この人のじゃないか?と、それを出して聞けばもう少し詳しい話が聞けるのではと考えて。
小林弥一:「…僕の字だ。でもこんなの、書いたっけ?」とそのノートを見て、きょとんとしてます
雅城禮湖:「……あ、うん」促され、ポケットからノートの切れ端を出します。
小林弥一:「……ここで立ち話してても、ね。なんなら向こうで話そうか」
陸:「あっちの・・・岩の方にあった。何か、覚えてる?」ノートをきっかけに何か思い出しはしないかと、たずねます。
小林弥一:「丁度、本も読み終わっちゃったし」といって本を閉じて、少年は立ち上がる。
雅城禮湖:「……向こう?」何かあるのかと思い、禮湖は周囲を見回します。
陸:少年が立ち上がったのを見て、どこかにいくのであれば着いていこうという意思を見せる。
小林弥一:陸くんには「ううん、憶えてない…」 と答えた後に、川下のほうに歩き始めます。 「こっちに、僕の部屋があるんだ。」
小林弥一:歩きながらも、いろいろと喋ってくれますね。必死に思い出して、言葉を紡ごうとしている。
陸:「部屋・・・」こんなところに?疑問に思いながらも、後ろをついていく。
小林弥一:「……そうだ、ここに夜は無いよ。それと…」
雅城禮湖:二人の背中についていきます
小林弥一:「僕は、僕自身のことも、もう思い出せないんだ。知りたいけど、僕はここから出られなくて…」
陸:「・・・(ずっと、昼?・・・夏の日みたいだな)」
小林弥一:「きっと、やり残したこともあるだろうにね。…忘れてしまったけど、」
GM:そんな事を言いながら、暫くすすむと、小屋が見えた。
GM:「ここだよ」と言って戸を開ける。
GM:中には机、本棚、棚ぐらいしかないです。とても、こじんまりとしている。
雅城禮湖:「……ずっと、昼?」そんな言葉を聞いたことがある。確か、白夜というのではなかったか。禮湖はそう思いながら、勧められるままにドアの中に入る。「おじゃまします」
小林弥一:「どうぞ、」
陸:「・・・忘れてるのなら、俺たちと一緒だ」呟いて、部屋に入る。「おじゃまします」
雅城禮湖:エロ本が無いか探すためというのは嘘ですがとりあえず本棚を注視します。
陸:エロ本が無いか探すためというのは嘘ですがとりあえず机を注視します。
GM:脱がすぞ(過激派)
GM:では雅城さんは本棚を見ました
GM:本棚には紐で閉じられたような随分と古い本が並んでいます。
GM:本棚、といってもほとんどが空洞で、全部で5冊くらいしかありません。その中にひとつ、アルバムがあります。パラパラと開けばどの写真も色褪せています。
GM:次、机
GM:机の上には鉛筆と便箋があります。何か手紙を書いていたと予想がつくでしょう。
陸:「・・・手紙」机に目線をやり、呟く。そして弥一へ視線を戻しながら尋ねた。「・・・書いてたの?」本当に、すぐ忘れちゃうんだろうか。自分達より早いペースで。
雅城禮湖:「……ずいぶん古いアルバム……ですね」
小林弥一:「……ん?あぁ、そうだ。手紙、手紙を書いていたんだ……思い出した。」
小林弥一:陸くんに言われたから気づいたように、ポケットから手紙を取り出して、それを見つめる。
小林弥一:「彼女に会えたら、渡そうと思ったけど……ねえ、これ、もし君が会えたら、渡しておいてくれないかな。」
小林弥一:陸くんに手紙を差し出しています。
小林弥一:それは紐で結われていますね、開けるには紐を解かなければなりません。
陸:「・・・忘れちゃうなら、メモしたほうがいいんじゃ・・・?」取り出された手紙にも視線を向ける。「・・・?みていいの?」とりあえずは受け取って。見てはいいかは彼の反応を待つ。
小林弥一:「うぅん…手紙は、やっぱり彼女に読んでほしい…かな」
GM:アルバムは開けますよ
雅城禮湖:アルバムは一旦本棚に戻して、スキル、話術を使います。
陸:「わかった」自分が持っていると、そのうち好奇心で開けてしまいそうだから。これは禮湖さんに持ってもらおう。そう思い、あとで彼女に預かってもらおうと手の中の手紙を見ながら考えた。
GM:話術OKです RPどうぞ
雅城禮湖:「……小林さんのいう、彼女って、きっととても大切な人なんですよね。……手紙を書く相手って言われて、思い浮かぶのは、家族とか、好きな人とか……。……小林さんのいう彼女ってどんな関係の方だったのか。……覚えていますか?」
小林弥一:「…うん、僕が何もかも忘れていっても、彼女の事だけは思い出せる、から…大切な人だったんだと思う。」
陸:少年と禮湖さんが話している間に、本棚を注視して見つけたアルバムの中に何か『彼女』の手がかりがないか開いて見てみます。
小林弥一:「……あ、そうだ。」陸くんが開いたアルバムの傍に寄ります。
小林弥一:「そう…これが、彼女だよ」
雅城禮湖:小林さんがさした写真を注視します。
GM:では、そこにあった写真の描写を。
GM:「校庭で二人、向日葵を育てている写真」、「海に足をつけて彼女が笑っている写真」、「バス停で傘をさしている写真」、「雨の日に家で本を読んでいる写真」・・
GM:誰が撮ったのだろう、と思うくらい綺麗な写真です。
GM:まるで記憶をそのまま具現化したようだ。
GM:注視情報はここからですね。
陸:彼女の外見の描写はどういった様子ですか?また、写真の中の建物の様子などは?やはり古い?
GM:雅城さんは違和感を覚えます。
GM:二人で写っているのは最初の四枚ほどで、それからページをめってもめくっても、写っているのは少年だけです。
GM:まるで笑いあってるような構図の写真も、そこには誰かが居るであろう空間があるだけ。
GM:まあ、少年の記憶と繋がっていることに気づいていいでしょう。
GM:「彼は、彼女を忘れていってしまっている。」
GM:彼女の外見は、君たちにはよく分からない、たとえば、校庭で二人向日葵を育てている写真は、向日葵に隠れて顔が分からない。
GM:海では逆光、バス停では傘に。まるで彼女が隠れているようだ。
小林弥一:「そう、僕は…この子を待ってるんだ」
小林弥一:「名前は、鈴原公子」
雅城禮湖:「……彼女の顔、ぼんやりと、しているんでしたね。……でも声、……声はまだ」 そう言って、部屋の中を見回します
小林弥一:「……うん、声はまだ。」
雅城禮湖:レコードやテープレコーダーのようなものはありませんか?
陸:「・・・一番最初に忘れるのは、声からって言うし」アルバムをぱたりと閉じて、本棚に戻しました。
GM:レコード類はないですね、記憶の中でぼんやりと憶えているようです。
GM:ではアルバムを戻しました。
雅城禮湖:さっき小林さんが読んでいた小説(向日葵をまだ覚えている)は、今どこにありますか
GM:本棚にあります、小屋に戻った時にしまったようですね。
雅城禮湖:もう一度それを注視します。作者の名前はありますか?
GM:作者の名前は不思議なことにありません。ですが、パラパラと開いて、雅城さんはある一文に目が止まった。
GM:「あなたを見つめています」
雅城禮湖:「……!?」思わずふりかえって周囲に範囲探知を行います。
GM:居るのは陸くんと、弥一だけですね。
陸:のどかわいたなーと思いながら、ぼんやりとしています。
雅城禮湖:もう一度、本のそのページを注視してみます。
GM:注視しても、何故か雅城さんには内容がまるで頭に入ってきません。不思議ですね。
GM:「あなたを見つめています」の一文も見失ってしまいました。
雅城禮湖:「……小林さん、小林さんはこの本を何度も読んでいるんでしたね」そう言って向日葵をまだ覚えているを見せます。「……どんなお話しか、教えてもらっても、いいですか?」
小林弥一:「うん、彼女を待ってる間、本を読むか、向日葵を見るか…だから」
小林弥一:「内容は……他愛もない二人の話。ただ、この夏を終わらせたくなかった。…最後は、ええと、…どうなってしまうんだっけな……」
小林弥一:「…何度も読んでるんだけど、どうもたくさんの事は憶えることができなくて…また忘れないように、読まないと。」
雅城禮湖:話術使っていきますね。
GM:はい
雅城禮湖:「……この夏を終わらせたくなかった二人の話ですか。……その二人にとってはこの場所は理想の場所かもしれませんね」
雅城禮湖:「……だって」
雅城禮湖:「……ここは夜もなくて、ずっと夏のまま、なんですよね」
小林弥一:「うん。…僕も彼女も、夏が好きだから。だから待てるんだ。」
雅城禮湖:引き続き話術使用で
小林弥一:どうぞ
陸:「・・・本の中の登場人物と、弥一と彼女は似てるね」
雅城禮湖:「……もしかして、そのお話のモデル、小林さんと鈴原さん、なんですか?」
小林弥一:「どうだろう…これ、誰が書いたんだっけ。似てるかな?僕にはわからないな…」
雅城禮湖:こっからは普通の会話で「……その本、作者のお名前書いてありませんもんね。元々なかったのか、それとも掠れて消えてしまったのでしょうか?」
小林弥一:「……どうだろう。手に取って、何度も読んで…最初の頃なんて、とても思い出せないけど……消えてしまったのかな、」
GM:では、君たちは、少年から話を聞いていた。だが、だんだん、遠くなっていく。
GM:突然、君たちはふわりと、急に眠気に襲われます。
GM:瞼は重く、閉じる時間が長くなる。
陸:スヤァ・・・
GM:もう、少年が何かを言っていても、聞こえてこない。
GM:やがて視界は狭くなり、意識は途切れた。
雅城禮湖:これって拒絶で防げますか?
陸:目を擦りながら、ふらりと倒れる。
GM:寝てくださーい!(懇願)
GM:【停止】
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:【太陽を持った日】
GM:君たちは目覚める。
GM:しかしそこには見知らぬ天井。
GM:何だか古い木の香り、体をゆっくりと起こせば、そばから声が聞こえた。
GM:「あっ!起きたんだ、体は大丈夫?お前丸二日も寝てたんだぜー!」
雅城禮湖:「……ここ、どこ?」
GM:少年の話によると、君は道に倒れていたそうです。
陸:「・・・?」目をこすりながら身を起こし、周囲を見渡す。
GM:雅城さんの手にはい手紙が握りしめられています。
陸:ま、まだ渡していなかったぞ・・・
GM:君たちは布団に寝かされていたようだ。二つ並んでいて、君たちは隣でちょうど同時に目覚めたようだ。
GM:古い民家だと思ってください。
GM:「ちょっと待ってて!母さん呼んでくるからーー!」
GM:そう言って少年は走っていき、暫くすれば母親らしき人が現れます。
GM:「あらまあ、目が覚めてよかったです。最近は暑いですからね・・」
GM:「こんな村に、若い人が遊びに来るなんて、ふしぎねえ」
陸:「・・・なんだか、助けて?いただいたみたいで。ありがとうございます・・・俺は陸、といいます。・・・あなたのお名前は?」ぺこりと、膝の上に拳をのせ、頭を下げる。そしてそのまま、たずねよう。
雅城禮湖:「……お邪魔して、おります。……れいこです」ペコと、おじぎします
GM:「いえいえ、困ったときはお互い様ですから。私は星野明子といいます。」
GM:「ここには何にもありませんけど…体調が治るまでどうかゆっくりお休みになってください。」
雅城禮湖:「……あ、すみません」
雅城禮湖:「……私達、向日葵がたくさんあるところからきたんですが、このあたりにそういう、向日葵がたくさんある場所、ありますか?」
雅城禮湖:念のため精神分析も使おう。
陸:「・・・ありがとうございます」どこか残念そうな様子を見せつつ、礼を言う。この人が『彼女』だったらよかったのに。そう思いながらも、一応たずねる。「・・・あの、小林弥一か鈴原公子さんという名前にご存知は?俺たち、その人たちを探していて」
GM:「向日葵?……あぁ、そういうこと。ええ、この村はずいぶん昔、向日葵が綺麗に咲くことで有名だったんです。」
GM:「ですが今はもう…見ませんね。この家の畑にもあったんですが、お婆ちゃんは足が悪くなっちゃって。もう探さないと、ないかもしれないです。」
GM:雅城さんにはこの女性が嘘をついてるようには思えません。
雅城禮湖:「……そうですか……ありがとうございます」
GM:「……おやまあ、「鈴原公子」?何の偶然でしょう。私の叔母の名前ですよ。」
GM:「だけど、こんな若いお友達がいるはずないですね…きっと、偶然でしょう。」
雅城禮湖:「……ええと、お聞きしづらいことなんですが……。……その叔母様はご存命でいらっしゃいますか?」
GM:「………いいえ、貴方たちが生まれるより、ずっと前に。」
GM:首を振っています。
雅城禮湖:もっかい精神分析使います。
陸:「・・・そうでしたか、ありがとうございます」再度、頭を下げて礼をのべる。
GM:深刻そうな表情を浮かべている彼女が嘘をついてるように見えません。
雅城禮湖:「……ありがとう、ございます」
雅城禮湖:「……質問ばかりで申し訳ないのですが……。……このあたりに川ってありますかね?」
GM:「はい、山から下りてきている川がありますよ。この村に来るには山を超えなきゃいけませんし……その時に見ませんでした?」と不思議そうな顔を浮かべていますね
GM:「私はそろそろ家事に戻ります、何かあれば声をかけてください」と席を立とうとしてます
陸:「ちょっと・・・外の空気を吸ってきてもいいですか?」そう言って、自分も立ち上がる。「少しそのあたりを歩いてこようと思います」
雅城禮湖:「……ああ、そう言えば川がありました……ありがとうございました。」
雅城禮湖:しれっと嘘を言いながらお礼をいいます
GM:「ええ、どうぞ気晴らしに散歩でも。そこまで広くないですから、迷子になることはないかと思います」
GM:「行く当てがないのでしたら、ここにどうぞ」
GM:最後にそう言うと、とたとたと忙しそうに走っていきますね。
陸:「なにからなにまで、ありがとうございます」とても助かります、そういって、靴を履いて玄関から外に出よう。周囲に注視、まず向日葵などは見当たるか?
GM:んじゃまあその前に。
GM:聞き耳は二人とも持ってるか。
雅城禮湖:はい
GM:この家は歩けばギシギシと床が鳴る、ずいぶん古いなあと思うままに玄関に向かいます。
GM:途中、一つの部屋からゴホゴホと咳き込む音が聞こえました。
雅城禮湖:そっとその部屋の扉に手を触れてちらりと透視を使います。
陸:ふと、足を止める。・・・近くに、自分達が最初に起きた時にいた子供はいないだろうか?いるのであれば、呼んでたずねよう。この部屋には病人がいるのか?と。たずねた理由は、そうであればここのお世話になっている間、気を使いたいから聞いておきたいのだと言おう。
GM:1mってなるとそうだな、家具の一部くらいしか見えないと思うよ。
雅城禮湖:じゃあ足を止めて全力の透視で判定してもだめそうですか?
GM:1d100<=60で成功したら半分くらいは見えると思います
雅城禮湖:1d100<=60
DiceBot : (1D100<=60) → 93 → 失敗
GM:目覚めたばかりだからか?調子が悪い。見えなかった。
GM:んじゃまあ救済だ、へい1d100<=40振ってくれ。
雅城禮湖:「……む、中みえなかった」
GM:雅城さんね。
雅城禮湖:1d100<=40
DiceBot : (1D100<=40) → 76 → 失敗
陸:「もーいっかい」
雅城禮湖:「……ぬーん」
GM:中の人が何か呟いたようだが、透視に集中してるからかよく聞き取れなかった。
陸:「おとなしくこの家の人にきいてみよう」
陸:周囲に子供はいないか。
GM:じゃあそこにブーンといいながら走ってくる少年が。君たちが起きたときに傍に居たあの子だ。
GM:「ブーーーーーーーン」
陸:「・・・ガシイッ」走ってくる少年を効果音のとおりに両手で捕まえて止めよう。「ツカマエタゾー」
GM:「わぁ!捕まった!」アハハハと楽しそうに笑っています。
陸:「ここの部屋、誰か病気の人がいるの?さっき、咳が聞こえた。もしそうならあんまり騒がないようにしようと思って」部屋を指差しながら、小声で少年へたずねる。ついでにせっかく捕まえたのだから、脇をこちょこちょしておこう。
GM:「ここはばーちゃんの部屋!足が悪…っ、わわわわ、やめてよ!」身をよじっています
雅城禮湖:「……あ、ねえねえ『向日葵はまだ覚えている』って題名の本に聞き覚えある?」 と視線を合わせるくらい屈んで聞いてみる。
陸:「おばあさんか・・・おばあさんなら、向日葵畑のこと、知ってるかな?・・・お話、ちょっときいてもいい?ちょっとだけ」
GM:「……ぷぁっ、」なんとかくすぐりから逃れて、ちょっと距離を取ってから
GM:「…本?俺は本読まない……だってつまんないんだもん、」ぷうと頬を膨らませています
GM:「向日葵畑は俺ん家の畑にあったらしいけど、俺は憶えてねーな。うん。婆ちゃんなら知ってると思うぜ!」
陸:「俺もあんまり本は読まないかな、大丈夫だよ、読まなくてもあんまり支障はないから。・・・たくさん遊ぶといいよ」
雅城禮湖:「……そお? お姉ちゃんは面白いとおもうけど……」と真似してぷーと頬を膨らませて見せました。
雅城禮湖:とりあえず少年に手を振って別れ、玄関から外に出ます。
GM:じゃあ禮湖さんのシーンから。出ました。外です。
GM:どこに行きます?
GM:やりたい、もしくは行きたい場所があれば。
雅城禮湖:とりあえず周囲に聞き耳を使います。
GM:聞こえるのは風に揺れる木々の音、夏だからかセミの鳴き声も聞こえる。
GM:今は昼のようだ。
GM:太陽の日差しが強い。
雅城禮湖:向日葵はあるだろうかと考え、ゆっくり歩きながら周囲を見て回る。
GM:ではまず、屋敷を一周してみたということで。
雅城禮湖:はい
GM:裏手に畑がある。そこは野菜を育てているようで、大きな実がなっている。
GM:左側にある畑の一部分は、何故だか使われていないようだ。
雅城禮湖:野菜に注視します。或いはどんな野菜か分かりますか?
GM:トマト、キュウリがとてもおいしそう
GM:あとは緑色の葉っぱ的なものがあります ペロッこれは…キャベツですね
雅城禮湖:何故舐めた
雅城禮湖:何故だか使われていないところに向かいます。
雅城禮湖:何だろう。範囲探知とか透視を使って地面の下に何かあるのかとか調べられませんかね?
GM:じゃあ透視を使って地面2mちかくまで見たことにしましょう。特に異物はありません。
雅城禮湖:ただ開いているだけだろうかと不思議そうに思いながら、家から少し離れます。聞き耳を使って川の流れる音なんかが聞こえないか調べてみたいです。
GM:出は家から少し離れた。
GM:このマップ絵が今君たちが居る屋敷だとすると、右が山に続く道、左が坂を下りて町の中心部に行くような道になっているようだ。
GM:川は見えない。
雅城禮湖:「……たしか、やまから続く川がどうとか……」禮湖はそう言いながら山の方に歩いていきます。
GM:では山のほうに歩いて行きました。
GM:強い日差しから逃れるように、日蔭を歩く。
GM:砂利道を登っていくのは少々骨が折れる。
雅城禮湖:聞き耳と注視を使いながら、川を探してみます。
雅城禮湖:あとゆっくりのペースで行きます。
GM:虫の音が大きく、音をかき分け、目当てのものを聞き取るのは困難だ。
GM:少し登ったところで、本道であろう広い道の横に、脇道があるのが分かった。
雅城禮湖:脇道に注視してみます。
GM:注視、そうですね、誰かが踏んでできたような獣道です。
GM:しばらく見ていると、ビュウ、と涼しい風が吹いてきました。
雅城禮湖:ではそちらに入っていきます。暗そうなら螢火を使います。
GM:昼だからか暗くないですね、木から差し込む光があたりを緑色に染めている。
雅城禮湖:慎重に進みます。
GM:臆することなく進めば、やがて高台に出ます。下を見るとそこには勢いもなく流れる川が。
雅城禮湖:川に注視します
GM:川が弱っていると感じます。傍に生えている木々は病気みたいで、なんだか汚い。
雅城禮湖:「……なんだろう。……なんだか、とても……」その弱々しい様子を見て、なにかがおかしいと思う。「……上流に、なにか変ったことが……あるのかな……」そう言いながら、慎重に川に手を浸す。向日葵畑で流れていた川のように嫌な感じはするだろうか?
GM:嫌な感じはしませんね。ただ、水は冷たい。
GM:じゃあ一旦このあたりで陸さんのシーンへ
陸:禮湖さんの背をそのまま見送り、おばあさんのいる部屋をノックしました。「こんにちは、少しいいですか?」
GM:では陸さんの処理からやってきますね。
GM:陸さんが部屋をノックすると、「どうぞ」と返ってきます
陸:襖ですか?
GM:襖ですね。
陸:廊下に正座して、襖をゆっくりと開きます。
GM:では、襖を開く、そこは自分たちが起きた部屋より広い和室ですね。
GM:中央に布団が敷かれてあり、そこにおばあちゃんが座っています。傍には小さな棚、そこには薬と水があります。
お婆ちゃん:「…おんやぁ、…やっぱりあんたは、どこか懐かしい香りがするねぇ。」
お婆ちゃん:柔らかい笑顔をこちらに向けています。
陸:「・・・初めまして、陸といいます。おばあさまに少し、お話を伺いたくて。お時間を頂戴してもよろしいでしょうか」頭を下げ、礼をする。懐かしい香り・・・というのには心覚えがなく、首をかしげるだろう。
お婆ちゃん:「丁度私も、話し相手が欲しかったんだ。ありがたいねえ…」
陸:「このあたりに、昔あったという向日葵畑の話を聞きたくて。・・・今はもう、どこにも残っていないんですか?・・・・・それと、懐かしい香りというのは、なんでしょう?なにか匂いますか?」くん、と自分の服にむけて鼻を動かす。・・・どうも、自分ではわからない。
お婆ちゃん:「あぁ、向日葵ねえ。私が学生の頃は、向日葵がたくさん咲いていたんだよ、でも年々、減っていってねえ……私も育てていたんだけれど、足を悪くしてから…面倒を見てやれなくてねえ…」
お婆ちゃん:「あんたから向日葵の香りがするよ、」
陸:「向日葵の・・・香り・・・」・・・。少し悩んだあと、意を決したように話す。「・・・あの、俺、たくさん向日葵畑がある場所から来たんです。・・・・・・もしかすると、ここのずっと昔、向日葵がまだたくさんあったところから。そこで会ったひとに、大切な人へ手紙を渡してほしいと託されて。・・・その人の名前は、鈴原公子、って言うんですけれど」
お婆ちゃん:「そうなのかい、いいねえ…羨ましいね。 おやま、昔から?随分と…不思議なことを言う子だねえ。」
お婆ちゃん:「鈴原公子…、姉さんの名だよ 懐かしいねえ…」
お婆ちゃん:「姉さんはねえ、ひまわりが好きでねえ。最初に種をくれたのも姉さんなんだよ。」
お婆ちゃん:「もうずいぶん前に眠ってしまったからねえ…」
陸:「ええ、信じてもらえないかもしれないけれど。きっと・・・手紙を渡してほしいという、彼の願いなんだろうと、俺は思います。何でもいいので、鈴原公子さん・・・お姉さんのことを、少しでも俺に教えていただけませんか」持っていた手紙を見せながら、たずねよう。「手紙の渡し主、小林弥一という名前にも聞き覚えがあれば、ぜひ」
お婆ちゃん:「弥一…聞いたことあるような。ううん、思い出せない。歳をとってしまった…」
お婆ちゃん:「困っているようだね、こんな年寄りでも力になれるなら…憶えてることなら話そうか、よいしょ」
お婆ちゃん:そういってお婆ちゃんは重い腰を上げて、部屋の押し入れに行こうとしてますが、足が上手く動かないようですね。
陸:おばあさんが立ち上がろうとしているのであれば、その前に近づき、肩を支えてあげよう。「すみません、ありがとうございます」
お婆ちゃん:「悪いねえ。…押し入れに姉さんの遺品が……あったと思うんだけど……」
GM:陸さんに支えられて、なんとか歩けるようだ。そして自室の押し入れから一つの箱を取り出します。
お婆ちゃん:「いくつかはお葬式の時に一緒にねえ」
陸:肩と腰に手を支え、無理をしないように注意して見ています。
お婆ちゃん:「姉さんは本も好きだったから…、」そう言って箱を開ける。中には小さな鍵と古い本が何冊か入っていました。
GM:陸くんに支えられて、自分の布団まで戻れたようです。箱は好きに見ていいそうです。
陸:「ありがとうございます」礼をいい、箱の中のものをそれぞれ注視する。まずは・・・そうだな、本を一冊ずつ見ていこう。何か気になるものはないか?
GM:ではその中から一つ、日記らしきものを見つけます。
GM:ずいぶん古く、もう紙も字もボロボロで所々しか読めません。
GM:【めぐり】
陸:ぺらぺら
GM:「私たちは「ひまわり係」だった。ひまわりの花を育てる。ただそれだけの仕事。いつからか、早起きが好きになっていた。そう、弥一さんと話すことが楽しみで。彼が向日葵に微笑んでいる。あの頃、私たち何もなくて、でも全てがあった。私はただこの夏を、終わらせたくなかった。」
GM:「弥一さんは喘息だった。薬がなくて、せき込む彼の背中を撫でることしかできなかった。辛そうに、でも優しく「ありがとう」と微笑む彼が好きになった。その日に「私、何があっても傍に居るわ」そう約束した。」
GM:「陽が沈む海は、とても綺麗で。二人で見れば、何だって美しく見えた。「星の砂は、見えないものを見せる力があるんだって。」そうして大切なものを埋めた。」
GM:「酷い雨の日、彼は死んだ。夏が来る直前、梅雨の日だった。雨が強くて、お医者さんが来るのが遅れたのだ。私は、その場にいなかった。傍に居ると、約束したのに。ただ全てが終わっていた。」
GM:「ひまわり係は一人になった。「次の夏が来たら、話したいことがあるんだ。」流れる川に裸足をつけて、「冷たいね」と笑う優しい声をまだ覚えている。」
陸:「・・・・・・」弥一も、既に死んでいるのか。その可能性も確かに考えたけれど、・・・それでは、あまりにも・・・。日記の内容を覚えて、次に小さな鍵に注視します。
GM:では、小さな鍵を手に取る。
お婆ちゃん:「…あぁ、その鍵はねえ、どこに使うのか私もさっぱりなんだよ。」
GM:鍵にはラベルのように紙が結ってあり、そこには「参」と書かれてあります
陸:「・・・この鍵、借りていっても・・・?必ず、返しますので」
お婆ちゃん:「構わないよ。ただ、大切に扱ってやってください…」
GM:あとはもう一つ、何冊かの本の中に書きかけで終わっているものがありました。
陸:「はい、必ず。大切にします」頷き、鍵をポケットにしまったあと書きかけの本とやらを注視します。
GM:その本を見る、タイトルは「雨音子」
GM:綺麗な字で綴られた手書きの本のようです。
GM:所々霞んでいて、全然読めません。
GM:まるで雨の中で書いたような雫の後もあります。
GM:これでは探索者には内容はまるで入ってこないでしょう。
陸:「・・・この本は、何かご存知ですか?」おばあさんに尋ねよう、何か知っているかもしれないとのぞみをかけて。
GM:ですが、書きかけで終わっている最後の一文だけは目にとどまりました。
GM:最後の一文は、「キラキラとした黄色の中に見たものは、   。」で終わっています。
お婆ちゃん:「……いいえ、その字は…姉さんのものだってことくらいしか。」
陸:「そうですか・・・ありがとうございます。・・・ちなみに、ここは山の中のように思うのですけれど、・・・海、は近くにありますか?」
お婆ちゃん:「えぇ、海は家の前の坂を下って進んでいけばやがて見えますよ。」
陸:「わかりました。それと・・・おばあさまの向日葵畑は、どちらにありますか?よかったら、俺様子を見てきます。手入れができそうであれば、それも」
お婆ちゃん:「この家の裏手に、場所だけは取っといてくれって頼んだから…あるはずだよ」
お婆ちゃん:「手入れしてくれるのかい、嬉しいねえ。…でも種が無くて、気持ちだけ…貰っておくよ。あんたは優しい子だねえ」
GM:君たちがいろいろしている間に、時間は進んでいたようだ。太陽もずいぶん落ちてきていて、今は四時くらい。
陸:「種・・・わかりました。どこかで見つけたら、持ってきます」そう言って部屋から出ていこう。襖の前で座りくるりと体をおばあさんへ向け、礼をする。「失礼いたしました、お話・・・ありがとうございます」
GM:では君がその部屋を立ち去ろうとしたときのことだ。
お婆ちゃん:「やっぱり、その手紙は…姉さん宛にだと思うかい?」
陸:「・・・・・・はい。先ほど見せていただいた日記の中に、弥一という名前が出てきました。手紙は・・・その方から、直接渡されたんです」
お婆ちゃん:「そうなのかい……君たちが、会ったのかい…」そう言ってうんうんと頷くと
陸:「・・・なにか、思い出したことが?」
お婆ちゃん:「姉さんに手紙は…もう渡せないさ、眠ってしまったから…でもね、坂を下って、二つ目の道を進んでいけば、お墓があるんだよ。」
陸:「・・・お墓・・・では、そちらにも足をむけさせてもらいます。・・・向日葵でも、あればよかったんですが」
お婆ちゃん:「私も会いたいねえ……いんや。あんたから香る、向日葵の香りさえあれば、きっと姉さんも十分だよ。」
お婆ちゃん:「止めて悪かったね、…行ってらっしゃい。」
陸:「・・・失礼します。どうかお体を気をつけて」礼を返し、襖を静かに閉めました。
GM:はい、では襖を閉めて。君は進んでくね。
陸:おうちの外へね。
GM:あいよ。まあ陸くんは今雅城さんが何処にいるかわからないと思うけど・・
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