Garden


星の籠庭


参加者


GM.千穂
PL.佐久間いずみ/クレール・デュノアイエ
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千穂*GM:さてさて第2回目よろしくおねがいします
クレール:第二回目、よろしくお願いします?!
千穂*GM:【BGM-S】
千穂*GM:さて、フランス料理のフルコースのような豪華な料理を振舞ってくれたクレールさん。
シャウラは反応こそ大人しいものの、見ひらかれた目には驚きと喜びが両方こめられており、
とても美味しく頂いてくれたようです。
本日はもう休むということをシャウラに伝えると、
彼女は魔術師が使っている寝室に案内してくれます。
「本当は椅子の部屋で寝てもらうんだけど、ご飯まで用意してもらったから」
とシャウラは人差し指を立てて言います。
なにもなければ、クレールさんは広間から繋がる寝室で目を覚まします。
何時頃に起きたいですか?
クレール:昨晩は23時には就寝していたろうので、朝の5時頃には目を覚ましていることでしょう。
身支度をひと通り整え終えれば、いつもの癖で朝食の仕込みをはじめ、シャウラが起きて来る頃には暖かな食事ができています。
焼きたてのトースト、芳醇な香りを漂わせるトーストに塗られたバター、
焼き目をつけたカリカリとしたベーコンにスクランブルエッグ、トマトとクルトンの入ったサラダ。
野菜とミルクをあわせて作った冷製スープに、貯蔵庫にあった果物を絞ってつくったあまさひかえめのすっきりとしたジュース。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「お料理、本当に上手なのね。コックさんみたい」 
シャウラはお腹一杯になりながら言います。とっても美味しかったようです
クレール:「趣味がこうじたのかな。何か理由があって、こうなった気もするんだが……」
なにも、ここまでのものが作れなくったって、別にいいはずなのに。
誰かのために、何かのために、こうなった気がする。
ただそれすらもあやふやなもので、欠落した記憶の輪郭を思い出した気になったつもりになりたいのかもしれない、つまりは何も解らないのだ。
そう思うと途端に心細く思ったが、今目の前にいる少女の声音と言葉に、心はすぐに落ち着きと安らぎを取り戻す。
青髪の少女・シャウラ(NPC): 「・・・?」不思議そうに首を傾げます。 
「覚えていないってこと? ・・・なにか理由があるのかしら」心配そうに言います。
「でも、どちらにせよすごい特技ね。お店が開けそうだもの」ふふっと少女は笑います
青髪の少女・シャウラ(NPC):
シャウラが起きてくるのが【9時】なので、ご飯を食べてゆっくり・・・
今は【10時半】ぐらいでしょうか。
クレール:困ったような笑みを浮かべると青年はひとつ頷いて、自らの記憶の欠落を肯定した。
「確かに色々と不便だし、心細くなる事もあるが、暖かく接してくれる人がこうしているから、心配はしなくていい。」
彼女の心配そうな声色に、なだめるような、やさしい口調でそう紡ぐ。
思い出せるはずだと、今はとにかく信じるしか無いのだ。
「それに、きみのことは忘れていないし、これからも忘れないよ」
昨日交わした言葉を思い出すと、常に記憶を留めていられないわけではなさそうだと知ってほっとした。
何より彼女との約束を、護りたかったし。
少女の笑みと、自身の言葉を照れくさく思いながら、褒め言葉を素直に受け取って礼を述べた。
ゆっくりと流れる時間はやはり、心地がよかった。
クレール:時計にちらりと視線を投げて時間を確認すると、十二分に調べる時間はありそうだと食器類を綺麗に片付けた。
それにしたって、ここの家主はずいぶんと台所にこだわりがあるようだ。
ひょっとすると元飲食店なのではないだろうか?……建物の構造的に、恐らく違うが。
「昨日、親切にしてくれた魔術師がくれた、この鍵は……あの資料室のものだろうか」
シャウラに、質問を投げかける。ここを手入れする彼女ならば、知っていて、答えてくれるのではないかという期待があった。
青髪の少女・シャウラ(NPC): 「当たり前だわ。あなたが約束を忘れてしまったら、覚えてるのはあたし一人になっちゃう」
少女は肩をすくめて見せます。
「でも、平気よ。あたし、待つのはとても得意だから。
あなたがまた迎えに来てくれるまで、あたしずっと待ってるわ」
長いまつげをふせて、椅子に寄りかかりながら、穏やかにそう言います。
青髪の少女・シャウラ(NPC): __そうして片付けが終わったこととすると【11時】すぎぐらいになっていると思われます。 
広場には、前みたとおり、鏡、仕掛け時計、暖炉があります。
ここから移動出来る場所は、庭、地下室、2Fの廊下になります。
青髪の少女・シャウラ(NPC):
キッチンは本当に整っていますね。
あの無精な魔術師が用意したものでは、おそらくないでしょう。
「そうね。資料室と・・・そこの仕掛け時計の鍵も開けることができるわ」
「何が起きても驚いちゃだめよ。・・・ここは魔法使いの家だから」
少女は質問に答えます。  
クレール:「そんな、寂しい思いをさせたりするものか」
記憶を失くし拠るべがないことも辛くはあるが、残された人物の寂しさはどれだけのものだろう。
そこに考えが及ぶと、咄嗟に口をついて出たのは無責任な言葉。
なにひとつ確証もなく、約束だって出来るかわからない曖昧な文句。
それでも語気をいくらか強めて言ったのは、彼女の伏した瞳に見えた何かに胸が締め付けられたからだ。
「迎えに来る。今は方法は解らない。けれどいつか絶対に見つけて、迎えに行く。」
現実になるとも知れぬ言葉で希望を持たせるのも残酷だと、
そうも思ったが、不可能を可能にしてみせようという思いが、今の青年の心には満ちていた。
彼女が漂わせる哀愁と、言い知れぬ懐かしさに、そうせずには居られないだろうし、持てる限りの力を尽くそうと思えたのだ。
クレール:庭と、地下室にはまだ行っていない。資料室にも、どうやら行けるらしい。
時計にも仕掛けがあるようだが、今は下手に弄らない方がいいだろう。
「丁寧に質問に答えてくれてありがとう。きみがいると、なんだかとても心強い」
少女に対してふっとあたたかな笑みを零して、告げる。なんとなしに暖炉に目を遣れば、昨日の事を思い出した。
「ああ、そうだな。魔法使いの家ならば、不思議なことがたくさんあるのだろう。肝に銘じるよ」
視線を戻して頷くと、何処に行くべきか思考を巡らせた。地下室はなんだか不穏だし、順当に庭にいくべきだろうか。
少女に向き直ると、遠慮がちに ついてきてもらえるだろうか? そう、問うた。
青髪の少女・シャウラ(NPC):
クレールの強い語気に少し驚きながらも、真摯な言葉と瞳に、柔らかな笑顔を浮かべて答えます。 
「そうしてほしいわ。寂しいのは慣れているけど、待ちくたびれたら、あたしきっと拗ねるもの」
ここまで真剣に自分のことを考えてもらえる機会も少ないようで、
本当にうれしい、といったふうに胸に手を当てて見せます。
「ええ、構わないわ。ちょっと準備をするから、待ってね」 
そう言うと、少女は時計のそばへ寄って行って、その影から短剣をとりだした。
「もしものことがあったら、こわいから。
あたしも、戦いの心得があります。いざとなったら貴方を守るわ」
姿勢をただしてそう言うと、またふにゃりとした笑顔を見せて、「なんてね」と言います。
シャウラとともに庭に向かうのでよろしいでしょうか?
クレール:「たくさん待たせてしまったら、花束のひとつでも用意していくよ」
至極真剣な、変わらぬ意思を宿したままの色の眼差しで、少女を真っ直ぐに見つめて、ひっそりと心の中で誓うた。
「時計の影に、短剣なんてあったのか。……戦いの心得があるだなんて、きみはすごいな」
思いの外物騒なものが出てきたから驚いたのか、それを少女が扱うと聞いて驚いたのか、数度ぱちくりと瞬きをして賛辞を述べる。
何があるかわからないこの場所では、心強い。ただ、細く幼さの残る少女に守られるばかりでは面目がたたぬ上に恥ずかしい。俺はきみを護るよ、と小さく付け足した。
クレール:シャウラと共に庭を見に行きます。
青髪の少女・シャウラ(NPC):
「そうね。それがいいわ。花は、苦手だけど」
「・・・莫迦な人、なんて言ってみたいの。だから、持ってきてちょうだい。必ずよ」
少女は憧れと悪戯をこめた表情でそう言います。
「メランコリア、という剣よ。大蠍の悲しみが封じられているの。きれいでしょう?」
透き通った青い刀身を、鞘から抜いて見せてくれます。
「あたし、綺麗なものは好き」 たいそう気に入っているのだ、という様子で話します。
クレールの言葉に、ありがとう、騎士さんと答えます。
千穂@GM:では、庭に向かいます。
千穂@GM:日当たりのいい、広い庭です。
しかし、手入れはあまりいきわたっておらず、ぼうぼうと草や野花が生えています。
シャウラは先を行くクレールさんの後をついていく形になります。
クレール:花が苦手だと、それでも憧れが込められたその言葉に、穏やかに頷いた。
透き通った蒼の短剣ごしに見えた少女の瞳が、刃の名に相応しく思える。綺麗なものが好きだとくちにする少女もまた、うつくしかったからだ。
「……庭、という割には……。ここの手入れは、あの魔術師になにか指示はされていたりしないのか?」
後をついてくる少女を振り返ると、質問を投げかける。ううんと唸りながらまた庭に視線を戻して、新手のガーデニングなのだろうか?と庭をまじまじと観察した。
千穂@GM: 「そうなの。実はね・・・ ええと。・・・とにかく色んな事情があって、こうなってるのよ。
手入れはね……時間があるときにお願いします、とは言われているんだけど、
なかなか人手と時間が足りなくて、できてないの」 困ったように少女は言います。
千穂@GM:ぼうぼうと草が生えています。しかし足元に異物を発見します。
・・・よく見ると猫のゲロでした。運が悪いクレールさんは、それを踏んでしまいます。
リアクションをどうぞ。
クレール:伸びるスピードが異様に早いとか、そういう不思議なことが起こっているのだろうか?
「人手と時間が足り無いのなら、こうしてもらっているお礼に俺が手伝――」
べしゃり、土とはまた違う独特の感覚が足裏に広がって、視線を落とせば吐瀉物。人間ではなく、猫のものであったのが不幸中の幸いか。
「……ブーツを履いていてよかったな……」
思わずぽつりと言葉を漏らして、しかしこの邸宅内を猫がうろついているのは確からしい。その情報を得られただけ良しとしよう。
このままの状態で室内へ戻る訳にもいかないし、ひとまずは庭を歩きまわったあとで、少女に頼むか、用意されているであろうマットで靴裏を綺麗にしてから室内に戻ろう。
青髪の少女・シャウラ(NPC):
「あら、本当? それはとっても助かるわ。でも、"普通の日"にやっても・・・
夜までには終わらないかもしれないわ。すると、元に戻ってしまうかもしれない」
・・・やるなら、"太陽の日"ね。そうすれば1日中明るいから」
少女は不思議な言葉をたくさんつぶやきます。 
「ああ!ケイト、あの子なんてことをするのかしら、もう!
ごめんなさい、大丈夫?拭くものをもってくるから、待っててね」
そういうと彼女は広場に戻って、雑巾を持ってきます。
千穂@GM:やれやれと改めてあたりを見渡し、歩きまわると、魔女の像があることに気付きますね。
穏やかな笑顔で、開いた掌を見つめています。
掌の上には、なにかを乗せることができそうです。
クレール:「せっかく手入れをしても、夜になったら戻ってしまうなんて、難儀なはなしだ」
不思議なことばかりだ。そう頷きながら、少女に問うのは”太陽の日”のことについてだ。一体どれだけさきのはなしだろう?
「すこしばかり驚いたが、それだけだ。だいじょうぶ、ありがとう」
少女から拭くものを受け取ると、軍靴の裏を丁寧に拭いて一段落。ふと視線を庭に戻せば魔女の像が目に入った。
暖炉の中で燃えていたあの女性と、同一人物だろうか。けれどこの像の彼女はひどく穏やかな顔をしていて、それが何故か余計に哀しく思えた。
「掌のうえに、何か乗っていたのだろうか……」
まじまじと見つめて考えたが、今は考えても分かりそうにない。乗っていたものにも、乗せるべきものにも、心当たりがないのだ。
折角の庭だ、陽の光を浴びて大きく伸びをする。これで小鳥のさえずりでも聞こえれば、たいそう癒やされるだろう。
千穂@GM:暖炉で見た女性と同一人物ということがわかりますね。同じ黒い衣装をきて、足元までの長い髪をしています。
耳を澄ますと、子鳥の歌声が聞こえます。のどかな昼下がりですね
千穂@GM:「でしょう。明るいうちなら、まじないをかけることができるから
・・・少しずつすすめるのも、いいかもしれないけど、
やるなら1日でやったほうが、気持がいいでしょう?
・・・たしか、そのために合わせておいた日付のはずだわ」
「ふふ。時計の仕掛けをさわってみればわかるわ」少女はお楽しみね、といったように言います。
魔女の像については、
「・・・綺麗な手をした人でしょう?」とだけ答えます。
クレール:「まじない、か……それは、魔術師だけでなく、シャウラ、きみも出来るのか?」
だとしたら、すごいな、と加える青年の表情は、夢を見る少年のように幼く見えるだろう。
「確かに、一日でやってしまったほうが気持ちがいいのに違いない。……時計の秘密をときあかすのが、たのしみだ」
力強く頷いての肯定。どうやら青年は家事全般や不思議なことが好きらしい。張り切っているのも、わくわくしているのもまるわかりだ。
「ああ、そうだな。……きれいなひとだと思う」
炎に包まれていた姿を否応なく思い出してしまう。この像の女性は、少女にも何か縁があるのかもしれない。
そう思うと、不躾な質問をぶつけたり、深く事情を聞いてしまうことは、はばかられた。
……庭にこれ以上の情報がなさそうならば、少しだけ陽の光と小鳥のうたごえを満喫して。
そのあとは軍靴をしっかりと拭って、雑巾を洗ってあるべき場所に戻してもらったならば、探索を再開することとしよう。
行ける場所は、確かあとは……地下室と資料室だったか。鍵がかけてあるのだから、何かヒントになるものが置いてあるかもしれない。
……情報不足の状態で地下へ足を運ぶのは、セオリー的になにか不味い気もするといった考えが浮かんで、一人自分の思いつきに苦笑した。
「よし、それでは、資料室へ行ってみようと思う。もしさわってはいけないものがあったら、その都度教えてほしい」
青髪の少女・シャウラ(NPC):
「いいえ。札を使うの。
魔術師さんが魔法をかけておいてくれたものだから、あたしでも使えるのよ。」
少女はクレールさんの様子に、微笑ましそうに答えます。
「ええ。一緒にひも解きましょう?きっと心躍ってくれるはずだわ」
時計の事は少女にとっても自慢ごとのひとつのことのようで、少しだけ胸を張って言います。
「そう。 ……ありがとう」 きれいなひと、という言葉に、憂いをこめて言います。
「資料室へ行くのね、わかったわ」 
千穂@GM:たくさん日の光をあびて、体も少し温まりましたね。
では、シャウラとともに2階へ上がり、資料室の前にたどりつきます。
千穂@GM:@寸ませんミスです。
庭には、あと一つ、台座がありましたね。歩きまわって確認したのであれば、
石板が並べられていて、<焼かれる魔女><蜘蛛と魔女><蠍と魔術師><ピアノを弾く双子>の絵が確認できました。
どうやら並べ替えることができるようです。
クレール:「魔術師はそんな事も出来るのか……」
ちらりと、その札があれば自分でも魔法……まじないをつかえるのかな、と思う。我ながら子供のような発想だと、口に出さないまま少し照れた様子を見せる。
「たのしみはもうすこしあとにとっておこう。」
自慢気な彼女の様子に微笑ましくなった。そして”いっしょに”と言ってくれたことに、嬉しくも思っているようだ。
憂いのこもった言葉に、やはりなんだか触れてはいけない気がして、眉を下げて、一言「ああ」とだけ応える。
クレール:石版を心の隅に留めて、庭を後にする。
では、二階に上がって資料室の鍵を開けましょう。
千穂@GM:了解です。では、資料室の扉が開きますね。
クレール:資料室に足を踏み入れる前に、中を見渡す。先ほど猫の吐瀉物を踏んでしまったことを鑑みて、すこし警戒しているようだ。
中の様子を確認出来たのなら、資料室へと足を踏み入れて調べてみるとしよう。
どどんとふ:「千穂@GM」がログインしました。
千穂@GM: 椅子の部屋より少し広いくらいの空間に、本棚がずらりと並んでいる。
陽光はカーテンで遮断されており、少し埃っぽい。
本棚が並んでいて通路はせまく、一列にならないと歩けません。
窓はすべてカーテンで閉じられていることがわかります。
クレール:(ああ、掃除してしまいたい……しかし、本や書類は日焼けするといけないし、かといって湿気があると黴びてしまうし、虫も食うだろうし……)
室内を見ての第一印象は、これだ。まったく自分の性分は日和っているなあと思いながら、本棚を見渡すこととした。
青年が先行して入る事にする。何かあったときに少女が被害にあっては困る。
千穂@GM: 古い魔法書がたくさん並んでいることがわかります。
中身は見知らぬ古代文字ですが、図解などから、
書いてあることを読み取ることができそうです。   
クレールさんは、その中でひとつ、紐で綴じた日誌のようなものを見つけることができます。
:入手アイテム ★謎の日誌
千穂@GM:本棚の本を詳しく見てみますか?
青髪の少女・シャウラ(NPC):「あたしにも読めないものもあるわ。ずっと古いから」 本棚をながめているクレールさんに言います。
クレール:「ああ、古いものばかりみたいだ……ん、これならなんとか分かりそう……か?図が随分親切だ」
紐で綴じた日誌を詳しく読む事にしたようだ、少女に暫く待っていてくれと一声かけて、読み解こう。
千穂@GM: 日誌の方ですね。では、日誌を開くと、魔法の文字で書かれています。文字はクレールさんに語りかけます。
千穂@GM:
-双子の月 3回目の日曜日-
今日は面白いものが見れますよ。
鏡の前に立ってみてください。

-獅子の月 2回目の金曜日-
今日は太陽の日です。
1日中じりじりと熱くてしかたがない。
夜でも明かりをつけなくていいのは、
節約家の私としては、良いことなのですがね。

-蠍の月 4回目の土曜日-
L、S、おめでとう。
地下にプレゼントを用意しておきました。

-魚の月 4回目の日曜日-
今日は水の日です。家じゅう水浸しです。
資料を昨日のうちに片付けておいてよかった。

クレール:「……あの時計……」
もしかすると、といった考えが過ぎる。実際にためしてみないことには、わからないが。
日誌の内容を何回か口に出して、覚えた事を確認すると、日誌を丁寧に元の位置に戻す。
シャウラに 待たせた、と一言声をかけて、今度は本棚をまじまじと調べてみることにした。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「いいのよ。気になるものがあったら、ゆっくり見ていって」 彼女も本に囲まれるのは好きといった様子です。
千穂@GM:では、クレールさんは、魔法の文字で背表紙に「魔女と林檎」とかかれた本を発見することができますね
千穂@GM:そのほかにも、蜘蛛の絵がかかれたあやしげな本を見つけることができます
クレール:(魔女と林檎……蜘蛛?関係があるのか?いや、たしか庭の石版に……)
また一言、シャウラに声をかけるとふたつの本を手にとって、読み始める。
千穂@GM:では、魔女と林檎の本を読みます。魔法の文字はクレールさんに語りかけます。

 ”願いの林檎は、人を喰らった悪魔の血
  願いの林檎は、魔女の持ち物
  願いの林檎は、忠実な魔術師への褒美”

千穂@GM:・・・と書かれていました。
千穂@GM:では、次に蜘蛛の絵がかかれた本です。
古代文字や絵から、「蜘蛛の悪魔」について著された本ということがわかります。
腹部に注釈がついており、腹の中には卵がたくさん詰まっている、
ということが書いてあるのを絵から読み取ることができます。
グロテスクな絵なので、すこし気味悪く感じるかもしれません。
クレール:(なんだか物騒な字面だな。……忠実な魔術師への褒美?庭にあった像といい、魔術師といい、何か……因縁があるのか。)
ふうむ、と考えるような仕草をしてはみせるものの、個人のことについて下手に詮索するのは好きではないし、目的は猫探しだ。
書かれていた事を頭の端に留めると、魔女と林檎の本をぱたりと閉じて、蜘蛛の絵が描かれた本を手にとって読み始めた。
(こっちは悪魔か……確か、雌は子蜘蛛が大きくなるまで腹に抱えて過ごすのだったか)
子蜘蛛はそんなに苦手ではないが、卵が大量に詰まっているところを想像すると、なんともいえない気分になった。
千穂@GM:読めそうな本はこれぐらいのようです。あとは見知らぬ異世界の言葉で書かれています。
クレール:ふたつの本を読み終えると、やはり丁寧に元にあった場所に戻すと、大体目につく本はこんなものだろうか?とあらためてあたりをみまわす。
ふっと、スペル順に並んでいない本や、高さがあわずがたがたになった状態で並べられている本が目に入って、整理したい気持ちに駆られた。
しかしまあ、ここはひとの資料室であるし、何より持ち主にしかわからないような規則性で並べられているのだとしたらそれを乱すのは宜しくない。
青髪の少女・シャウラ(NPC):クレールさんの目視どおり、本はばらばら、がたがたに収められています。たしかに几帳面な人がみたら整理したくなるかもしれない。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「何か面白い本はあった?」その様子を見て、少女は問いかけます
クレール:「時計の謎に近づけそうな日誌をみつけたよ」
ふふ、と少し悪戯っぽい笑みを浮かべて、楽しげな声音で応えた。
「解読できそうな本はこれぐらいか。シャウラ、つきあってくれてありがとう」
そう言うと、資料室を後にしようか、と促して外に出る。
青髪の少女・シャウラ(NPC):
「いいえ。楽しんでくれたようでよかったわ」 クレールさんの様子に、少しばかり嬉しそうにして答えます。 
千穂@GM:では、シャウラと一緒に外に出ます。 ここから移動できるのは、j広間です。
これからどうしますか?
クレール:「ここには随分と古い本が多い。もし読める本がもっとたくさんあったなら、読みふけっていたに違いがない」
本は好きだからな、と零して。外に出ると、資料室の扉をそっとしめて、きちんと施錠する。鍵がかかっていることを確認すれば、廊下へ出て、広間へ。
そうしたら、時計を眺めながらどうしようかと思案しながら、魔術師の言葉を思い出していた。
(たしか、双子の月と、魚の月に気をつけるようにと言っていたか……あとは地下室を調べていないな。)
千穂@GM:時計は・・・そうですね、15時ぐらいをさしているでしょうか。
地下室はこのまま広間から向かうことができます
クレール:では、地下室に向かう事にします。
千穂@GM:はい。では地下室におります。
地下室は明りひとつなく真っ暗で、なにも見えません。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「・・・ごめんなさい、なにか明りをもってくればよかった」
クレール:「真っ暗だな……いや、こういう事態を想定してあかりを用意しなかった俺に責がある、きみは気にしないでいい。シャウラ、あしもとに気をつけて」
そういうと、思い出したようにてのひらを眺めて……【螢火】を使用します。
青髪の少女・シャウラ(NPC):はい。では蛍火を使用したことによって、部屋が明るくなります。奥に何か動くものがありますね。
クレール:(なんで、こんなものを使えるんだろうか。……どうして、と考えても……今は、仕方がないか。)
あんなに遠いものだと思っていた魔法を、なんとなしに使った事に自分自身で驚きながらも、ひとまずはその疑問を横に置く。
そうして、奥に何か動くものを見つけたのなら、それがなんなのかを突き止めようと目を凝らす。
無論、耳も澄まして、警戒は怠らないように。少女を護れるような位置にすっと前に出た。
青髪の少女・シャウラ(NPC):では、クレールさんが耳をすませると、小さな子猫の鳴き声が聞こえます。
よく目を凝らして見ると、大きな影といくつかの小さな影が寄り添っています。 ・・・どうやら、子持ちの猫のようです。
クレール:「……シャウラ、俺が探している猫は、雄か?それとも、雌か?」
青髪の少女・シャウラ(NPC):「・・・?あの子は男の子よ」
クレール:「……この猫ではないな。」
ひとつ頷くと、優しい声音で母猫と子猫たちに 邪魔をしてしまってすまないな そうひとつ呟く。
他に地下室に変わった点がないかを確認し終えたら、上へとあがってあかりを消す事にしよう。
きっと彼女らは薄暗闇を好んであそこにいるのだろうし、子猫に触れるのを母猫は嫌がるだろう。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「そうね。そっとしておいてあげましょう」 クレールさんの優しさにほtっとするような気持になりながら、応じます。
千穂@GM:地下室には他に変わった点は見られませんでした。
クレール:「心地のいい陽気がやってきて、あの猫たちがひなたぼっこを望めば、きっと出てくるだろう。そのときには、戸をあけてやろう」
そう少女に頼むように言いながら、地下室をあとにします。
千穂@GM:では、上に上がります。 時刻は15時半ぐらいを指しています。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「わかったわ」 少女は微笑みます。
クレール:微笑みを返すと、ありがとう、と礼を述べて。
「あとは時計、か。……石版も気にはなるが、順番をどう変えればいいのかはわからないし……」
ああ、いや、魔術師がやってくるのを待てば、その答えを教えてくれるのではないだろうか。あの人は、すこし時間に関して厳しいが親切な人物だ。
聞いてみる価値はあるだろう。それに、連れ回してしまったからシャウラもすこし疲れているかもしれない。一度休憩にするのもいいだろう。
「すこし、休憩にしようか。おやつの時間は少し過ぎてしまったが、なにか甘いものでもどうだろうか?」
青髪の少女・シャウラ(NPC):
「気遣いありがとう。でも、大丈夫。こう見えて、丈夫なほうなんだから」
ふふん、と15歳らしい表情で言って見せます。
「でも、そうね・・・甘いもの、少しとりたいかもしれないわ」
クレールさんの誘いに応じます。
千穂@GM:では、二人は紅茶をいれて、棚のお菓子類をとって休憩をすることにしましょうか。
クレール:※ここで恒例の飯(おやつ)テロ
千穂@GM:テーレっテー♪
クレール:誘いを受けてもらえたことに喜びを素直にあらわすと、彼は上着を椅子にかけると、腕まくりをして台所にたった。
何故かここの貯蔵庫には食材が豊富に蓄えられているものだから、不自由はしない。人の家だから多少の遠慮は無論するが。
シャウラが紅茶を淹れてくれると言うから、それにあわせてスコーンを焼こう。これならばそう時間はかからないし、少しの手間で色々な味が楽しめる。
アールグレイの茶葉を細かく刻んで、練乳を少し加えて甘めのミルクティー味、棚にあったチョコレイト、バニラビーンズ、抹茶、苺……。
30分も経たないうちに、焼きたてのスコーンがテーブルに並んだ。
クレール:ミルクティー味、チョコレイト味、バニラ味、抹茶味、イチゴ味……スコーンはいくらか日持ちするし、魔術師にも食べてもらえるかもしれない。
千穂@GM:おなかへったあああああああああああああああああ
青髪の少女・シャウラ(NPC):「すごい、こんなにいっぱい!みんなおいしそう。全部食べたいけど、食べきれるかしら。 はんぶんこしない?」 少女はあどけない仕草で提案します。
青髪の少女・シャウラ(NPC):時刻は1時間ほどたって16時半。少し話していれば魔術師は現れるでしょう。
クレール:スコーンはひとつの味につき3つずつ作られていて、普通のスコーンに比べればサイズは小さめだ。
少女と食べる事を配慮してのことだろう。勿論、それでもすべてを食べようとすれば、夕飯が入らなくなってしまうだろうが。
「はんぶんこにしようか。そうすれば、5つの味すべてを食べられるだろう。少し張り切りすぎたかな」
無邪気にわらってみせると、少女の提案を呑んで銀のナイフでスコーンを切り分けはじめる。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「ふふ。ありがとう。・・・先生にも食べてもらいたいな。とってもおいしいわ」小さな口でほおばりながら、少女は嬉しそうに言います。
「イチゴ味、あまずっぱくて美味しい。すごいわ、いつまでもここにいて、おやつを頼みたいぐらい」 少女は冗談めかして言います。
とくになにもなければ、時刻を17時まですすめます。よろしいですか?
クレール:「口にあったようで何よりだ。うれしいよ」少女の様子を眺めて、とても満足そうに頷いて笑む。
「なぜか貯蔵庫の端っこに隠すようにおいてあったんだが、もしかするとここの主が嫌い……だったりするのか?」
素朴な疑問を口にして、小首を傾げる。あの苺の置き方は、よく使う食材の影に隠すようにおいてあって、使うためにおいてあるようには見えなかったからだ。
「帰る方法が見つかったら、ここに自由に来る方法も見つかるかもしれない。そうしたら、おやつを作りにくるよ」
冗談のような口調で、それでいて何処か真面目に言っているような、そんな声色。
クレール:きっとこのまま雑談に花を咲かせ、17時を迎えるのでしょう。
千穂@GM:では、17時のオルゴールが鳴ります。
千穂@GM:【BGM - STOP】
千穂@GM:【BGM1】
青髪の少女・シャウラ(NPC):「噂をすれば、ね」
星宵の魔術師(NPC):【BGM - 夢の欠片】
クレール:魔術師が来る時間だ。彼の分の紅茶も、用意してある。
今回の質問はひとつの予定だから、彼の15分の幾らかを癒やしに使って貰えるかもしれない。
クレール:「こんばんは。まず、昨日名乗りそびれてしまったことを詫びさせてほしい。あらためて、クレール・デュノアイエと申す者だ。」
ぺこりと、椅子から立ち上がってお辞儀をすると、椅子を引いて着席する。
そうしてから暖かいスコーンと、香り高いダージリンの紅茶を指してみせた。
「今日も変わらずお邪魔させて貰っている。鍵は、まだ使うから、もう少し貸して欲しい。それから……」
おやつは如何だろうかと首を傾げて見せた。
星宵の魔術師(NPC):まあ、勝手に帰ってきますけどね、といいながら、息をついて、テーブルの席に座りました。
クレール:たとえ勝手に帰るものだとしても、返す時はきちんとお礼を述べて手渡しで返そう。そう青年は決めている。
魔術師が席について紅茶とスコーンに手をつけはじめたのを確認すれば、改めて口を開いた。
「今日は、質問をひとつしたい。庭にある石版についてのことについてだ」
クレール:なんともざっくりとした質問だなあ、と自分でも思いながら、答えを待つ。
何の意味があるのか、何か仕掛けが施されているのか、仕掛けが施されているとすれば、それを解くとどうなるのか。
具体的に整理していけばこうなるのだろうか。と考えをまとめる。
星宵の魔術師(NPC):
「石板・・・?ああ、あれのことですね。
簡単です。起きた事柄の順に並べてみてください。それがどういった順なのかは・・・
そうですね、暖炉の明かりを手掛かりにするか、
話を聞くといいでしょう。私でなくとも、シャウラや、あの悪魔に。
・・・悪魔には、もう会いましたか?
もっとも、ご自分で推測して並べ替えてもいいでしょうしね」
はて、といったように首をかしげたあと、ああというふうに説明をはじめる。
星宵の魔術師(NPC):「ヒントをひとつ言うと、私が蠍にあったのはずいぶん昔です、シャウラが生まれる前ですからね」
クレール:「悪魔……悪魔がいるのか。いいや、まだ目通りかなっていないな」
魔術師の問いに答えると、悪魔についてふうむと考える。あの書物に描かれていたようなグロテスクな姿であったとしたら、嫌だなあと思いながら。
「答えてくれたことを感謝する。ヒントまで。」
星宵の魔術師(NPC):「いえ。弟子の作ったものですからね、私が直接答えを教えるわけにもいかないんです。申し訳ない」 目を閉じてぺこりと頭を下げます。
「はて、珍しい。あの悪戯好きが。 ここに住み着いてるのが1匹いるんですよ。
 もし、呼びたいのでしたら、”ファウスト”と彼の名を呼んでみてください。何か面白いものを用意すれば、交渉もしてくれるでしょう」
クレール:「お弟子さん、の作か。なるほど。いいや、十分な答えをもらった」
それでも答えにつながる情報をくれるこの人物は、やはり親切だ。
「名を呼べば出てくるのか……」
悪魔ともなれば、何か生贄を用意しなくてはならないような、そんな大仰なものばかりを想像していたが。どうやらそうでもないらしい。
面白いもの、というのはどういったものがいいだろうか……と首を捻る。……料理でつられてくれるだろうか。それならありがたいのだが。
星宵の魔術師(NPC):「・・・さて、それではそろそろお暇しましょうかね。クレールさん、おいしいおやつをありがとうございました、感謝します」
柔らかい笑みを浮かべてお礼をいいます。
「では、また」
そう言うと、青いマントをばさりと広げ、布が溶けるように渦巻いたかと思うと、魔術師は姿を消していました。
クレール:宿泊を許して貰っている事、質問に答えて貰っている事、鍵を貸して貰っている事、台所を使う許可を貰っている事……たくさんのお礼を込めた礼を深々と返した。
クレール:机に残ったスコーンを袋に詰めて、飲み終えたティーカップを茶渋がつかないうちに綺麗に洗ってしまおう。
さて、シャウラに 悪魔を呼んでも大丈夫か? と尋ねて、確認をとる。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「ファウストを呼ぶの?大丈夫よ。でも、驚かないかしら。どこからでてくるかわからないから」シャウラは少し心配そうです。
クレール:「どこから出てきてもいいように、しっかり心構えをしておかないといけないな」
心配そうな素振りを見せる少女を安心させようと、明るい声音で返すと、青年は台所へと向かった。
そろそろ、夕食の仕込みをはじめなくてはいけないし、自分が悪魔に用意してやれるものといったら、料理ぐらいしか思い浮かばないのだ。
”ファウスト”そう呼ばれた悪魔のリクエストを聞いて、今晩のメニューを決めよう。……もっとも、悪魔が食事を摂るのならば、だ。
クレール:「……”ファウスト”、出てきてくれないか?」
台所にたつと、大きく息を吸ったあとに、心の準備を整えて、静かに紡いだ。
千穂@GM:あたりはしん、とします。
見回しても、少したってもでてこないので、クレールさんは少し不安になるかもしれません。
すると、誰かに急に肩を後ろから叩かれます。
クレール:暫く固唾を呑んで待っていたが、いっこうに現れる気配がない。
悪魔は気まぐれなのだろうか?呼んでも出てきたくない日だって、あるだろうし。そう肩の力を抜いた瞬間のことだった。
不意をつかれたものだから、すこしおどろきながら、そろりそろりと振り返る。蜘蛛のままの姿でありませんように。
蜘蛛の悪魔(NPC):「よォ。呼ばれたから出てきてやったゼ。ヒヒ。
他の奴らよりずいぶん大人しいから、黙って見てタんだよ。にしても、お前さん、奉公にでもきたのか?そこに立つの何回目だ?」
うすら笑いを浮かべながら。背中から蜘蛛の脚の生えた悪魔はそう言ってクレールを不思議そうに眺めます。
蜘蛛の悪魔(NPC):「変わっちゃいないが・・なんだ、妙なヤツだ。シャウラの事をそんなに気に入ったのか?それとも何かハラに企みでもあるのカ?俺にはさっぱり分からん」
蜘蛛の悪魔(NPC):見た目は15歳ほどの少年にも見える。傷だらけで、人のそれとは違う肌の色をしている。
赤い眼は爛々と輝いていて、その目を見れば、彼が悪魔だということに納得がいくだろう。
クレール:「本当に、呼べば律儀に出てきてくれるのだな。」
案外と、人の姿に近い事に安堵を覚えるが、やはり蜘蛛の悪魔らしく生えた脚や人間離れした肌の色や赤い瞳が少々気になりはする。
他のやつら、と聞けば、客人がくるのはやはり珍しくないのだなと一人頷き、しかして”おとなしい”と評価されたことには疑問符を浮かべた。
人の家にきたら、こういった態度をとるものではないのだろうか。いや、見知らぬ場所にいきなり飛ばされれば、混乱して何かするのが普通だろうか。
「奉公にきたわけではないが、帰る事が出来るまで世話になるのだから、これくらいはしようかと思っただけだぞ?」
不思議そうな視線を受けながら、逆に青年は至極不思議そうな顔をして首を傾げてみせた。
クレール:「ああ、そうだ。ファウスト、きみは人間が口にするように、人間の食事を食べられるだろうか?」
もしそうならば、彼のリクエストを汲んで夕食を馳走したいと申し出る。ただその代わりに、石版について尋ねさせて欲しいとも言うだろう。
蜘蛛の悪魔(NPC):「ハァン・・・よくわからん奴だ。俺ならそこの使用人に任セて、目いっぱい楽をするね」訝しげにクレールを見つめて言います。
「飯だ?俺はお前らみたいな飯は食わないよ。ぼそぼそして、美味しくないからナ。
まあ、なんだ。質問より先に、俺の頼みを聞いてくれよ。それがすんだら、いくらでも質問を聞いてやるから」
悪魔は口をとがらせて言います。その姿には、愛きょうのようなものを感じるかもしれません。 クレールさんの質問をさえぎると、悪魔は頼みがあるとまくしたてます。
クレール:使用人?誰だろう?といった具合で思案を巡らせると、シャウラの役職が付き人であることを思い出す。
「そうか……やはり、身体の構造なんかが違えば、味覚も違うのだな……」少々残念そうに呟くと、悪魔の言葉に耳を傾ける。
「頼み事?それが俺に出来ることならば、可能な限り力を貸そう。」そういって、快諾してみせた。勿論、内容を聞いて吟味はするつもりだが。
蜘蛛の悪魔(NPC): 
「よしキた。いいか、よく聞け・・・聞けってのは、俺の話じゃない。
 聞こえないか?奴の呼び声が・・・いいから耳を澄まして聞いてみろって。アイツ、ずっと俺にひっついてくるんだよ」
奴というのが、近くまで来ているのか、悪魔は慌てだします。心底嫌がっているというふうです。
クレール:「うん……?」
悪魔の言葉を聴くと、注意深く耳を澄ましてみることにした。
蜘蛛の悪魔(NPC):「来た、来た!俺は逃げるぞ、女に追われるのは苦手なんだ。」 
クレール:「ちょっと待て。そのついてくる女とやらを、どうすればいいんだ!?」釣られて慌て出す。
千穂@GM:では、クレールさんは聞いてしまいます。
地の底から低くうねるような、気味の悪い呼び声を。
・・・そのまま、耳を傾けますか?
クレール:ようく聴けといわれたからには仕方がない。
悪魔の頼みが、これを彼から引き離す事なら、どうすればいいのだろうか。そう思案しながらも、耳を傾けた。
蜘蛛の悪魔(NPC):「どうにかして、殺せ!」そう叫ぶと、悪魔はどこかに消え去ってしまいます。
クレール:「こ、殺せぇ!?」
そんな物騒な頼み事だったのか!なんてことだ。しかし此処まできてしまったのだから、果たす以外に道はないように思える。
いや、説得できないだろうか。できないからこそ悪魔に依頼されたのだろうか。ぐるぐると考えが駆け巡る中、身構えた。
千穂@GM:では、悪魔が叫び終わると同時か、クレールさんとシャウラの前に、濃い、黒い、影・・・黒い女の姿をした、亡霊が現れます!
戦闘です。
クレール:戦闘だ!素手で亡霊に立ち向かう!
千穂@GM:順番はシャウラ→クレールさん→亡霊になります
千穂@GM:【BGM - 交錯の刃】
クレール:シャウラ早いな!
千穂@GM:ではまずシャウラから。素早さ9です
現れた亡霊に対して、慌てて短刀を抜きます。
武器を装備して、【魔法剣・氷刃】つかいます
千穂@GM:1d4+3
DiceBot : (1D4+3) → 4[4]+3 → 7
千穂@GM:魔女は魔法耐性でふります
千穂@GM:1d5
DiceBot : (1D5) → 3
千穂@GM:魔女死んでもうた 
千穂@GM:亡霊・・・
千穂@GM:【BGM - STOP】
クレール:「……」
それは一瞬の出来事だった――というナレーションが青年の頭を過ぎったという。
千穂@GM:【BGM - 夢の欠片】
青髪の少女・シャウラ(NPC):「へ・・・あれ・・・??」
青髪の少女・シャウラ(NPC):「なんだったんだろう・・・・」
青髪の少女・シャウラ(NPC):少女は短剣をしまうことも忘れてぽかんとしています
クレール:「素早いうえに、シャウラ、きみは強いんだな。ほんとうに」
彼女が昨日言っていた、戦闘の心得というやつを目の前で見たからか、関心するように言う。
「あの亡霊が、悪魔……ファウストにつきまとって、困らせていたらしい。」
青髪の少女・シャウラ(NPC):「いえ、いつもはこんなうまくはいかないのよ・・・」混乱しているようですが、褒め言葉はうけとります。
「そう、みたいね・・・」自分ではらえたんじゃないかと疑問を抱き始めます
蜘蛛の悪魔(NPC):「おい、シャウラ。お前がやっちまってどうするんだよ。そこの坊やの死にが・・・活躍ぶりを見たかったのに」
クレール:短剣を指さして、夕食のためのフォークとナイフが握れないよ、と青年は笑って告げる。
そろそろ、仕込みの終わった鶏肉とパプリカのトマト煮込みと、旬の野菜の温かいスープが美味しそうなにおいで部屋を満たしている頃だ。
蜘蛛の悪魔(NPC):「しかし、やっちまったもんは仕方がねーな」
「夕食がすんだら、質問を聞いてやるよ」と、悪魔は言います
青髪の少女・シャウラ(NPC):「ああ、ごめんなさい、そうね・・・」慌てて短剣をしまいます。
「気が抜けたら、お腹がすいてきちゃった」
クレール:「彼女、シャウラが居ない時に頼むべきだったな」そういって、眉を下げてみせた。
「では、お言葉に甘えて夕餉を先に済まさせて貰おう」
青年は言うが先か、鍋の前に戻ると、食器類を取り出して丁寧に盛りつけをはじめた。焼きたてのパンを窯から取り出すと、満足気に頷く。
千穂@GM:では、シャウラとクレールさんの二人は夕食をとります。
千穂@GM:ファウストはというと、すっかり卿が醒めたのかやる気無さ下にフワフワしています。
「前来たやつの時は面白かったのにナ・・・」どうやらああやって探索者をひっかけて遊んでいたようです。
クレール:ごちそうさま、と手を合わせ、先に食べ終えた食器類を水にさらしておく。後で汚れが落ちにくくなってはたまらない。
「……面白い光景を見せてやれなくてすまなかったな。ただ、約束は約束だ」
悪戯にひっかけられたのかと思えば、少し面白くない気分にはなるが、妙に愛嬌のあるこの悪魔のことを憎む気にはなれなかった。
「魔女の像の掌に乗せるべきものについて、それから、庭にある石版の順序について答えて貰いたい」
蜘蛛の悪魔(NPC):「これ、ヤるよ」そう言うと、そっけなく林檎を投げて渡します。
「魔女つったら、ソイツだ。」
クレールさんは アイテム★願いの林檎 を手に入れます
蜘蛛の悪魔(NPC):<願いの林檎>
甘い蜜の香りがする、真っ赤に熟れた林檎。
食べると、指定ステータスがシナリオ中1D5UPする。
また、気絶した相手に使うことで、
戦闘不能から復活、1d5のHP回復を得る。
クレール:「林檎……か。感謝するよ、ファウスト」
午後のうちに読んだ書物を思い出し、納得したように頷いて 願いの林檎 を受け取る。
蜘蛛の悪魔(NPC):「あとはなんだ?ああ・・・石板カ。 じゃ、ヒントをやろう。魔女は今も、悪魔の巣で燃やされ続けているナ。」
蜘蛛の悪魔(NPC):「あとの順番は考えりゃわかるだろ?そこにいるシャウラは蠍を封じた器だ。
片割れの弟もな。二人とも、魔女と魔術師のもとですこやかに育った。ソンぐらいだ」
クレール:「……なるほど。礼を言うよ。」改めて謝辞を述べる。聴くことは、これくらいだろう。
蜘蛛の悪魔(NPC):「そうかい?じゃあ、俺は退散するぜ。仕掛けいじりで、迷子になるないよう、気を付けるこったナ」 
そう言うと、ぷらぷらと右手を振って、すうとその場を去ります。
クレール:ゆらゆらと姿を消す悪魔の背を見送って、これからの選択を考える。
ひとつ、魔女の像の掌に願いの林檎を乗せる。ふたつ、石版をいじること。時系列順だ。みっつ、時計の謎と仕掛けを解くこと。
ふたつめは、一応のこたえが出てはいるものの、まだ確信はない。魔術師のいうとおり、最初に暖炉を覗いてみることにしよう。
千穂@GM:では、暖炉を覗きますか?
クレール:暖炉を覗き込みます。
千穂@GM:はい。では、クレールさんは暖炉にともる"うつろいの火"を眺めます。
千穂@GM:ゆらゆらと、先ほどとは変わった光景が浮かび上がります。
千穂@GM:魔女の手の甲に口づけをする魔術師。現れる大きな蠍。退治する魔術師。そして、眠る小さな小さな双子の子供。
ゆらゆらと光は映すものを変えていきます。
次にうつるのは、ピアノを弾く双子、寄り添って弾き方を教えるオレンジ色の髪をした男の姿。
その次にうつるのは、悪魔の巣で裁判にかけられる魔女。
その次に──再び、燃やされる魔女の姿が映ります。 ぼうっと覗きこんでいると、走馬灯のように感じるかもしれません。
胸を締め付けるような懐かしさ、そして胸に走る激しい痛み、途方もない悲しみと憂い・・・そういったものがクレールさんの中へ流れ込んでいきます。
クレール:なみだがひとつ、ほとりと片頬を伝った。
すぐ傍にシャウラがいることにはたと意識がむけば、急いで涙を拭う。
黒い本革の手袋に、うすらと染みが出来てしまった。ハンカチを出して、ぬぐうべきだったか。何故こんなにも、胸が痛いのだろう。
青髪の少女・シャウラ(NPC):「・・・・・・」
千穂*GM:シャウラは静かに寄り添います。 涙を流せる貴方の心は美しいわと、そう言いたかったことでしょう。
クレール:「……、……もう、こんな時間か。ときがながれるのが、ひどく早いな。今日はもう休もうか。」
時計に目を遣ってから、少女に語りかける。すこしぎこちないかもしれないが、少女が寄り添ってくれた事が嬉しくて、小さな笑みがこぼれた。
「明日は、そうだな……言っていた、庭の手入れをしよう。それで、弁当でも作って、ピクニックみたいに過ごすんだ。どうだろう?」
千穂*GM:「・・・素敵。いいわ、そうしましょう」
クレールさんが笑顔を見せてくれたことに安堵して、少女も小さく笑みをこぼします。
日も暮れて、外は暗くなりはじめていました。
少女は小さくあくびをすると、 「じゃあ、明日もよろしくね」と肩をすくめてみせるのでした。
千穂*GM:ではでは第2回目終了とさせていだだきやす
おつかれさまでした!!!!
クレール:お疲れ様でしたー!!

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