遙様へA | ナノ

遙様に捧げましたA




開かされた股を閉じようと足を動かすが、小平太の逞しい足が邪魔をする。

ぐずぐずに惚けた表情さえ恥ずかしいのだと泣けば、可愛いなぁと声が降ってくる。



「おい金吾、もっと足を開け。私が見えない」

「ひっ…い、いやで、す…」

「金吾?」

「ふあぁっ…許、し…先輩…い、やぁ…!」



小平太が忍術学園を卒業してから五年間、金吾は鍛錬を怠らずに頑張った。

何時の日か小平太に「参った!」を言わせたいが為に、日々努力した。

けれど…






金吾の細く、しかし逞しい腕を小平太は易々と片手のみで抑え込む。


悔しいと泣いた事もあった。
その涙に慌てながらでも小平太は『泣かれても、金吾だけには絶対負けたくない』と笑ったのだ。











身体を突き上げられ、あられの無い声を上げる

犯す男に擦りよれば気持ち良いか?と問われ、金吾は考えずに頷いた。




「イい、です!あっあ!っ…ふ、といぃ…っ」

「っ…金吾、金吾!」

「いっぎ!やぁっああ!はげっ…なにゃまつ、しぇっんむっ!」



ガツガツと貪られるように突き上げられて、金吾はヒィヒィと泣く


強い男は好きだ


だからこそ金吾は小平太を選んだ。

優しく頼りになるだけでない、強くて逞しい男だからだ。



いつからだっただろう。
ギラギラと見詰める目を見て格好いいと思う気持ちの中から欲情したのは…







久しぶりに会って、まず金吾は手合わせを願い出た。

その時の事を小平太は色欲に染まっていたぞと金吾の瞳を指して、未だに笑うのだ。





成長と共に固まった筋肉をストレッチするような体勢での注挿は正直止めて欲しいと、身を捩らせた。

見上げる目はぎらぎらとぎらつき、嗚呼止めてくれと懇願する



何で?と問われれば狂ってしまいそうだからと素直に答えた。

狂ってしまえば?等と小平太が握るはまだ幼い逸物で、大きな手のひらが一気に扱った。


「あっあっ!やああああ!しぇんっんん!!」

「小平太、だろう?」

「ひっうあ!こへ、たぁ!!こへぇたぁ!っと!もっとっ!」



「…良い子だ…金吾…っ」


「っあっうあああっ…あ…あっはぁ……ぁ」





太い親指がぐりっと鈴口を抉った途端、金吾の身体はビクリと痙攣を起こして一気に果てたのだ
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