いつも人の気配がないから。人間以外の生き物がいるのは、そこだけだから。俺が生物小屋に通う理由は、ただそれだけの理由だった。竹谷くんが俺を避けていることも、俺にとっては都合が良くて、俺は暇さえあれば生物小屋をのぞきに来ていた。
「綺麗でしょう」
「」
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