0313 09:31

456年生に全力で色仕掛けされる保健室の先生とかおいしい。
夢主は恋愛より仕事。人間関係にわりと淡白で、適度に人と距離をおいていたいタイプ。だから好きとか無理無理無理。今そういうの求めてないんで他あたってください。
めんどくさいことしない言わない下級生は普通に可愛がってる。

とりあえず七松だけお試しで。





「せんせーっ!」
「うわ!ちょっ、待って!動くな!」


 保健室の戸を勢いよく開けた七松くんは、何故か全身びしょ濡れだった。七松くんがジャージなことと、にっこにこ笑っている様子からして、確実に体育の後なのだろうけど、何故濡れた。こんな天気の良い日に。
 わたしの制止なんて聞いてくれるはずもなく、無邪気に保健室の中に入ってきた七松くんに慌ててタオルを渡す。「ありがとう!」と笑う七松くんは、タオルで適当に頭を拭いているけど、その手もすぐに止まり、七松くんお気に入りの丸椅子に座って、わたしを見上げてまた笑った。


「先生、頭拭いてくれ!」
「自分でやりなさい。そもそもどうしてびしょ濡れなのよ」
「バレーして暑かったから水道で水浴びしたんだ!」
「………そう。でも、そのままにしてたら風邪ひくから、早く制服に着替えてね」
「先生が頭拭いてくれるなら、着替えてくる」
「………わかった。着替えてきたら、頭拭いてあげるから」
「約束だぞ!」


 わたしが頷くや否や、来たときと同じように勢いよく保健室から出ていった。ここに来た時点で半分くらい乾いていたし、着替えて戻ってくる頃には乾いているだろう。あ、次、昼休みか。今日の保健当番、誰だったかしら。


「先生、着替えてきたぞ!」
「………頭、また濡らしてきたのね」
「着替えているうちにほとんど乾いてしまったからなっ」


 早く早く!、とわたしの手を引く七松くんに、わたしは深い深いため息を吐いた。七松くんは意外と悪知恵が働くんだなぁ。






うん、七松の場合は無邪気に迷惑かけてるだけな気がする…
暴君だから仕方ないか…

でもこれ終わりがないや!←


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