0414 18:50

ある日、森で怪我をした美しい獣を見つけた。あまりこの辺では見たことのない獣だったが、ぐったりと力なく横たわる獣を放置することもできず、怪我が治るまで学園で保護することになった。
が、実はその獣は、世にも恐ろしいと謳われる「バケモノ」でした。


「不覚、不覚だ。この私が人間に拾われるなど、在って成るものか」
「実際そうなってるじゃないですか…」
「黙れ、ぼさぼさ頭。私に触るな」
「触らないと怪我の手当てもできないでしょう。それに、何度も言いますが、俺の名前は竹谷八左衛門です!」
「お前にはもったいない程の立派な名前だな、ぼさぼさ頭」


 鼻で嘲笑う姿さえも美しいから、憎たらしい。




意地悪で性格の悪いバケモノと、生物委員会を中心にほのぼのする話。
バケモノはわりと位の高い妖怪。普段は白い毛をした美しい獣の姿をしているが、学園では混乱を防ぐために、というか獣の姿だと主に下級生たちからきらきらした目で見られるため、人間の姿をしている。
人間時は白い髪に白い肌。とにかく美しい。性別はないけど、男の姿をしていることが圧倒的に多い。
竹谷にちょっかいをかけたり、孫兵がジュンコを探してるのをジュンコと眺めたり、下級生3人にわらわら群がられたり。

性格の悪いけどなんだかんだ面倒見のいい主人公が書きたい。
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