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クールな仙蔵さんといろいろだらしない男主。幼馴染。

男主は忍装束の着こなしから授業態度、色恋まで、とにかくすべてがだらしのない、ある意味仙蔵さんとは真逆な子。
部屋とか同室の子がいなかったらごみ屋敷と化す。
仙蔵さんはそんな幼馴染が放っておけず、何かと世話を焼き続けている。
男主はそれが居心地がよくて、仙蔵さんに甘えて生きてる。

実家が近いとかで、忍術学園に入学すると言った仙蔵さんを追いかけて男主も入学。
優秀な仙蔵に比べ、ただ仙蔵と離れたくなくてついてきただけの男主は成績も悪く、万年補習組のは組。


お互いがお互いに片想い。だけど二人とも自分の気持ちに気付かないふりしている。お互いに、今の関係より悪くなるくらいならこのままでいいと思っている。
男主のことになると途端に自信のなくなる仙蔵さんと、仙蔵さんが自分なんかのものになるわけがないと思っている男主。
そんなわけで男主は自暴自棄気味。貞操観念ゆるゆる。
どうせ仙蔵はおれのこと見てくれないしー、だったらおれのこと好きだと言ってくれる奴とイイコトした方が楽しいしー、別に嫉妬してほしいとかそんなんじゃないしー。
でも最終的には必ず仙蔵さんのところに戻ってくるから、仙蔵さんは期待と裏切りを繰り返されている。
小さい頃からそんなんだから、男主の前ではすっかり自信をなくしている仙蔵さん。可哀想過ぎるわ。


両想いなのに傷つけて傷ついてを繰り返す恋のお話。