こたつとぼくと三和くんと



三和アイ



三和「アイチー、みかんとって来てくれよ」
アイチ「えぇ、やだよぅ。寒いし…三和くんが行きなよ」
三和「俺、こたつから出たくないし。アイチ、一生のお願い」
アイチ「三和くんが離してくれないから無理だよ。それに三和くんの一生のお願いは毎日聞いてる気がする…」
三和「うーん、それもそうか〜。でもアイチ離したら寒いからなぁ。毎日は言ってねぇよ。…二日おきくらい」
アイチ「毎日と同じでしょ……」


アイチ「ねぇねぇ、三和くん、このこたついつしまうの?」
三和「どうしようなぁ。こたつって中々しまえないよなぁ」
アイチ「僕の家、こたつあると『アイチは勉強しなくなるから!』とか『アイチはこたつで寝ちゃうから!』ってエミに言われてこたつは出さないんだぁ。だから三和くんのお家はなんか落ち着く〜」
三和「あ〜、エミちゃんなら言いそうだなぁ。俺の家じゃなくて、俺といて落ち着くって言えよ」
アイチ「み、三和くんと一緒にいると逆に落ち着かないよぉ。だってなんか変なとこ触ってくるし…」
三和「いてっ、あはは、ひでーなぁ」
アイチ「酷いのは三和くん」

三和「俺はこんなにもアイチと一緒にいて落ち着くのになぁ。やっぱりアイチの頭って置くのにちょうどいいな」
アイチ「乗せないでよ〜!」

三和「まぁ、とりあえず当分はこたつしまわねぇかな」
アイチ「どうして?」
三和「だって、アイチが俺ん家に来る口実できるだろ?こたつあったけーぞ〜。毎日来いよ」
アイチ「むぅ、三和くんは…」
三和「なんだよアイチ?お?ほっぺたぷにぷにだな〜」
アイチ「むぅうううっ」


(三和くん全然わかってない!僕はこたつに会いにきてるわけじゃないんだからね。)





冬の日の三和アイはこんな感じだったら可愛い。アイチのほっぺた弄る三和くんとか、こたつでアイチに抱きついて温まる三和くんとかとか良いと思う。うーん、三和アイいいなぁ。







「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -