僕は洟を噛んだら、まんまとティッシュに脳みそを受け止めてしまった。この事から僕は考える脳みそをなくして生きた。常々、僕はこの世の中は人の不平不満で成り立っているなあと感じていた。だからみんなも洟を噛んで脳みそをなくして平凡に生きればなにも領土問題を経て戦争をしなくたって気に入らないってだけでいじめをしなくなってお金が欲しいからって体を売らなくったってきっともっと簡単な方法があるに違いないんだ。僕は、きっと僕は脳みそなんてなくても楽しいんだ。だからみんなそんなに泣かないでよ。そんなに嗚咽吐き出すなよ。そんなに怒らないでよ。もっと笑えばきっとばかだって蔑まれるかもしれないけどたぶん、たぶんきっと、まだましなんだろうと思えるから楽になりたいから僕は脳みそみたいな脳で夢を見て夢落ち。

120204.




第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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