ごめん、お前のことしぬほどきらいなんだ。ただしいね、と思うことがあっても、裏を返せばただしくないよ、って思うんだ。時間がないって言った、きみの手元には娯楽品が腐るほどある。時間を見たらもう間に合わない。前でしゃべるお偉いさんは僕のことをしらない。なんにもしらないで笑ってごまかした。テレビでは連日不憫なニュースが飛び交うけど、本音は大したことないなって思った。家の揉め具合に比べたら蟻と人の大きさを比べるくらい違うって思う。だから国の揉め事に分析をするジャーナリストは、きっと僕の家のことは何一つ分析しても知り得ないんだね。朝にはからっぽのジャーの中を見て眉をひそめたり、トイレの水を流したら詰まって水が溢れ返ったり、携帯の画面の向こうの世界はいつも同意の世界。つらい、見るものすべてが、憎らしく見える。ばーか。どっか行っちゃえよ!

011126.



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