みんなはわたしにああだこうだと言うけどね、わたしがいちばん報われたいとおもっているんですよ。わたしがいちばん幸せになりたくてわたしがいちばん苦労をしなくてはならなくて、そして、いちばんに報われたいとおもっている。
あのこををないがしろにするつもりはない。異常だとわらうつもりもない。むしろたよってくれるならそれに応えてやりたい。でもわたしだって、だれかかになきつきたいときくらいあるはずで、それがきっと、一生なくてもわたしはだれかをなぐったりわかったりすがりついたりまかせたりしたいとおもう。ゆがんでいるかもしれないし性根がくさっているだけかもしれないからなにひとつわたしもわたしのことわからないけれどね、わたしだって悩みあるよ。かなしいとおもうことあるよ。ただ言ってもむだだと感じてしまうから言わないだけ。じゃあつまりこれって言ったもん勝ち?そしたらわたしは一生負けてることになって、まったく損ばっかりではないか。なんだ、みんな、一緒で、じつのところたいさなくて、傷のなめあいがだいすきなんだね。くそ、しねばいいのに。

111214.




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