えっ
えっ
おえっ
吐き気がするな、ああっ、あっおええええええっ
関係性気持ち悪いぜ、おれは、ただの糊みたいな役割だったんか。ああっ、なんてことだおれは、そんなこと望んでいない。
だいすき
だいすきです!
あなたが す す す
すっごく(踏み台として)
すきです!
視界がぼやけた。じわあっと歪んだ。
そして胃は不快だ。おえっ、気持ち悪い。
なんてこった。おれはそれを知った瞬間頭が真っ白になった。世の中は大変無情である。
あの人は、簡単におれを脳内から消した。まるで運命の人を見付けるまでの暇潰しの玩具であったようで、おれは、あっ、その先はどうしても知りたくもない。
もう笑わないでくれ、元気だよ、と笑わないでくれ、おれは非日常を歪ませて、日常を歪ませて、偏屈な目で見て、見たいように見て、楽しんでて、ただ傍観者で、そしたらいつのまにか、波紋が広がった。
知りたくもねぇ、知りたくもねぇよ、お前が泣いたり笑ったり怒ったり僻んだりなんておれは微塵も知りたくない。知ったらおれはきっと救われないから、だから知りたくない。
うあっ あっ ひっうっ
げえええええっえっえっ
静かにいれたらいいな、おれの周りはいつも気に入らない群れなんだよ。
それは、どうしたって一人の世界で、なんと自己中心的なものが似合うんだろう。
きっと、誰もすりよって、抱きついて、なすりつけあうのは、当たり前で、とっても簡単なんだよ!
その行為を希少と思うおれはなんだと思う。
それを取り巻く関係性は日々歪んでいる、右往左往して、行き先なんて伝えなくったって勝手に走行する。誰かの何かなんて聞きゃあしない。
じゃあ誰がその関係性に終止符を打つんだ。
おれしかいないんだ。そもそも、この魔の巣窟を作り出したのは紛れもなくおれだ!
おれは不幸にとり憑かれた、やばい奴なんだ。
まあ、ね
わかってるよ。おれがいやに自己批判したがる中二だってわかっているよ。いや中二と言うか、そういう奴なんだ。
でもそう思わなきゃ、おれはなにもかもが現実だと知るのがこわいんだと言ったら君は、おれを意図も容易く抱きしめてあやしてくれるのか。
実はこんな世の中も悪くないとか、言って見せろよな。
(誰かの言うこと待つのって、かっこわるーい)
おえっ
はあ はあっ 息が続かない
げえっ
ただ 知らなかったら
嬉しかったのか
それとも 知っても
よかったのか
みんな みんな みんな
おれを見て 笑ってね
すきだよ すきだよ
あなたがすきだよ あなたを想うと泣いてしまうよ
あなたの手を離したくないよ 手離したらもう会えないかもしれないね
だからつまり、独占したかったってこと。おれのそばを、離れていてほしくなかったんだ、ああっなんて恥ずかしいんだ、おれはうさぎかな。
夢は見たって、覚めたら意味ないや
おれはもう、あきらめた
だって人は関係を簡単に諦めてしまえる。勝手にしろ、もう好きにしなよ。おれ知らないよ、もう付き合ってらんね。
ああっ えっ
ひっうっ
おええええええっ!
もう 人を眺めていたくない
あなたがだいすきよ!
あれと、これと、それが、つまりこういうことでだいすき!
だからあたしと仲良くしてね!
仲良くして、たくさん遊ぼうね!
でも、あたしの いざ というときは
あなたじゃないけど。
110325.