此の頁の存在意味は、在るようで無くて、無いようで在る。其処に在る。在ったら意味在るの?って話だが、残念ながら其れは無い。詰まり、総て元から何にも無くて、意味無くて、其処に在った訳。使い処が判らなくても、人間の寛大な脳を持ってしては其れすらも正体を暴く訳。使い様っちゃ使い様。必要なら使えよって話。誰に伝えたい訳でも無いし、誰かに同調を求めた記憶も無いし、正直な話そっちの勝手な判断で有ります。でも其れで喜ぶのだから私も満更でも無いのやも知れません。
唯、今は疲れた。猛速度で走り抜く繋がりの世界は余りに過剰で滑稽だったと言いたいのです。寄り道は多いし自己主張の嵐だし自己中心の世界だし、其れは嫌われ易くて好かれ易い物で、そして扱い難い。浅い物を浅はかな脳で深く捉え、元在る深い物は理解出来ずに否定を差し出して去ってゆく。そんなものだしこんなもの。判りたいなら判れば良いし、判りたくないなら判らなくて良いよ。でもそれがどうなのか。本当に其れはその人を理解しての行動なのか。上っ面並べて浅い関係を築くなんて事は誰にとって有益で無益なのか。誰が得をして損をするのか。考えるだけでもえげつないし見損なうけど有り得るのが繋がりの世界。場所が違うだけで思う事もする事も一切合切変わらない。やりとりの仕方を間違えただけ。間違えたなら其れは踏み台にしよう。明日を生きるには下衆が要る。私は何かを間違えて履き違えて踏み外した。其れが何なのかは重要じゃないし知りたく無い。誰かに傷が付けば膝から崩れ落ちるも道理。此の世界にすがる理由も必要も無い。


終わりを知って、始まり方を忘れて、其れ等は此の頁の穴埋めの道具に成った。穴は縫っても縫っても誰かに引き千切られ、もう元には戻らない。でも塞ぐ術は有るし、塞ぐ道具も有る。なら其れを利用して明日も続こう。明日は嫌かも知れないし良いかも知れない。其のどっちかに興味は無い上に知りたくも無い。唯居なく成るのを赦されない世の中に、足掻くのを楽しむだけ。其れが私には在って、寛容さが無い。もう永遠にどっちも気付かないし、気付かない故に動かない。寝返りも打たずに終わりを待っている。


終わりは怖いね。忘れられない事が有る。其れを覚える脳が無い。悲しいと泣いたらいけない。終わりを見たら総て諦めなければいけない。終わり、終わり。此の頁に終わりは在るのか。在ったら悲しむのか。其れは誰か。他でも無い、創り出した私達で有る。もうあの心を持たない、何かに塗り潰された穴。穴は塞がってはいけないと、今、気付く。

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テーマ「人外ファンタジー」
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