※ホテヘルイメクラ嬢臨也。notにょた。おっさん×臨也の描写あり
とっておきを君に
コンコン
ガチャ
「こんにちは、センセ今日もお勉強教えてください」
ホテルのドアが開かれ、おっさんが現れる。
中に招き入れられてにっこりと営業スマイルで笑って、小首を傾げればスタート。
かわいいかわいいと言われて汚い指でさわられて、ベロベロ舐められて、適当に恥ずかしがりながらアンアン喘ぐ。
「先生、はずかしいっぁッだめぇ!」
まぁこんなところか。
今度はこっちが舐めて、触って、口か素股でおしまい。
タイマーが鳴ったら世間話をしつつ、シャワーを浴びてバイバイ。
本番求められたら即NGにして次からはナシ。そんなんなくても客が取れるんだよ俺は。
これでこんだけ貰えるんだから、いい仕事かな。
なんで始めたかと聞かれたら、うーん…なんでだろ。
人が好きだから。お金が好きだから。可愛がられたいから。
俺のために必死になる人間は滑稽だから。
そんな人間がみたいから、なんて他の人に言えばバカにされるが、まさにその通りなんだから仕方ない。
待機室について事務所に電話を入れると、『次もそのまま続いてます』の声に軽く舌打ちをして、書かれた衣装をひっつかみ言われたホテルに向かった。
コンコン、
ガチャ
「センセ、甘楽にお勉強教えてください」
貼り付けた笑みを向けて見上げる。
小首を傾げて、ほらこんな感じの子が好みなんでしょ?
「…あ?なんだそれさっさと入れよ」
金髪、サングラス、バーテン服?変な奴。
こういうところにはあまりにミスマッチすぎて営業スマイルが崩れかけた。
こんな学園イメクラに来てるくらい変態なくせして!
こっちは仕事なんだよ!
いや、でも金のため。どうにか引きつりそうになる表情を無理やり笑みに戻した。
若くていい顔してたってダメだ。帰ったら事務所の人に愚痴りつつNGにしてもらおうと決めた。
そう心に誓って靴からスリッパに履き替える。
金髪グラサンはソファーでタバコをふかしたままだ。
俺が来たんだから早く消してよ。服とか髪に匂いがついたらどうするの。
「で、先生はどういうプレイがしたいんですか?」
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100512 更新