面倒なおまけ
「いっ、いたい、痛いよっ宗茂……!」
元々横になるために作られたものではない場所に寝転び、その上足を開かされた身体にはしっかりと別の男の一部が突き入れられている。念入りな下準備のおかげで血が出ることはなかったが、身を切るような痛みが私を襲っている。
「すみません、」
掠れた、耳ざわりのいい声が囁かれる。余裕の笑顔にも汗が浮かんでいた。
「もう少し我慢していて下さい」
「……ど、努力するとか、そういう方向は、」
「嫌です」
「うう……っ、ひぃっ!?」
ずる、と少し熱が逃げたかと思えば、それは再び私の奥目掛けて突き刺さった。先ほどよりも深く、熱く。足の先に力が入る。他の場所は痺れて、力が入らない。
その足を掴んだ男は、顔をしかめる私の前で笑っているのだ。
「そういう悲鳴は好きです」
「こ、この……!」
「俺のことをサディストと言いたいなら、俺を怒らせるような態度をわざととっていた貴方は」
「うるさいよ……もう黙りなさい」
「ははっ。じゃあ、集中するとしますか」
身体は硬い方だというのに、膝が胴体につくほど足を持ち上げられ、熱と体重とがさらに私にのしかかる。上がりそうになる悲鳴を飲み込んだ。
「明日に響かないようにしてよ……」
一回りは下の男から無体を働かれて泣きそうだったが、それと同じくらい――私の心は、満たされていた。