さて、今日がやってきました私とリンクとの記念日が!いえーいどんどんどんぱふーぱふー!

当の本人はスヤスヤ寝ちゃって今日が私たちの記念日だってことを忘れてるのかどうか知らないけど、3年目経った今でもずっと私のそばにいてくれてることが何よりも幸せなんだなと改めて実感する。


3年前、私はまさかこんなアホみたいな顔をしたコイツに惚れるだなんて思ってすらいなかった。ただ可愛いなあの人くらいに思っていたのが、今では気が狂いそうなほどに溺愛してしまっている。

隣で寝ているリンクの少し固めの栗色の髪を撫でるとくすぐったそうに身を捩って寝返りをうった。そんな仕草さえとても愛おしく思えてきて、自然と自分の口角が上がるのがわかった。

背中を向けられて可愛い寝顔が見れなくなってしまったことにほんの少しだけ残念な気持ちになったけど、そのしっかりとした大きな背中を見て私はたまらず抱きついた。


「いつもフラフラしちゃってる私だけど、ちゃんと好きだよリンク」


その背中におでこをくっつけて、普段素直に気持ちを伝えられない(好きとは言ってるけども)思いを呟いた。

リンクという、誰よりも自分を見てくれている守ってくれている存在がいるのに私はどうも惚れっぽいのかあちらこちらへいってしまうことがある。それでもリンクは怒りもせずただただ私のことを待ってくれている。ああもうこんな素敵な人がいるのだろうか!もう私はほんとに幸せ者だ。


「リンク、好き、好きだよ。大好き」
「知ってるよ」


いきなり聞こえた私の好きな声。驚いてリンクの方を覗き込んでみるといつの間に起きたのか、眠たそうな顔をしたリンクではなくハッキリと目を開けているリンクが私を見つめて笑みを浮かべていた。


「えっ、ちょ、待っ、おき、起きてたの?!」
「頭撫でられたあたりから起きた」
「なっ、なんでもっと早く声かけてくれないの!」
「いつもよりも甘えたさんなnameが可愛かったからつい、ね」


そう言ってクスリ、と笑いながら私を抱きしめるリンク。ああもうしてやられた!私が言った言葉や、寝てるリンクに勝手に抱きついたこととか、寝ている間にしたこと言ったことを思い返したら急に恥ずかしくなって私を抱きしめるリンクの腕をバシバシ叩いた。


「痛いって」
「だって、もう!やだ恥ずかしい」
「俺はいつもと違うname堪能できて良かったけどね」
「ほんとお前後で覚えてろこの野郎!」


意地悪そうに笑うリンク。言葉に言い表せないくらい腹が立ったけど惚れた弱みなのかなんなのか知らないが笑うリンクを見てたらもうそんなこともどうでも良くなった。

ああ、ほんとにリンクに溺れてしまってるなあ。


「リンク」
「ん」
「ありがと、好き」
「俺も好きだよ、name」


とりあえず眠いから寝ようよだなんてムードもクソもない発言をするリンクだけど、やっぱそんなリンクが大好きだなと改めて思った。

起きたら目一杯甘えてやろうと密かに思いながら私はベッドに寝転がった。



3年目の好きをキミに

(あっちこっちいくキミには困ったもんだけど)
(結局は俺のとこに戻ってくるのを知ってるから)
(だから俺はずっとキミを待ってられる)

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りんりんの日ですありがとうリンク大好きだよ。


2015.07.01

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