「なぁんか取り憑かれちまったわはは」

なんて笑ってるけど悪霊ぽそうでもないからまあ放っておこうスタンスのエクボと茂夫だけどそんなの私には関係ないし今すぐにでも除霊してやりたい。
そんなの理由はひとつ…………めちゃくちゃ敵対視されてるから!!!
それにエクボ気付いてて状況楽しんでる…

「何か未練とかあるんじゃないですか?なんかやり残したこととか………」
「そうだなあ〜あたしときめくようなことしたいんだよね」
「なんだずいぶんとませたガキだなぁ」
「んじゃあまあ年も近そうなモブが適任か?」
「えっぼ 僕?!僕ですか?!?」
「あたしもっと年上の人がいいなあ」
「えっっっじゃあなに霊幻さん?!霊幻さん??!?」
「俺?まあー俺でいいなら… つーかえみりもそうだけど最近の女子ってのは変わってんなあ」
「あなたもこの人のこと好きなの?」
「え?いや、え?別に好きとかじゃ」
「フゥーン」
「(あっこれやべ〜やつだ・・・・)」

そこから事あるごとに霊幻さんとなんちゃって青春してマアー私は気分が良くない。それをエクボはからかってくるし不快指数高まってく。まあでも顔は可愛いから普通に声かけようとすると「あたしアンタに興味ない〜」とか言われて除霊すっぞアマ!って思う日々が………数ヶ月…続く……

気が付いたら成仏してた女の子に「なんかまあ面白いやつだったな」とかみんなで和気あいあいと喋ってるけど私は不愉快でしかなかったし早く消えてくれてよかったよかったって思うわけだけどその日の帰りにエクボに「お前さんあの霊が消えてよかったとでも思ってんだろ」ってニヤニヤ笑いながら言われて我慢の限界だった私が「ああそうですよ!!!あのとき私も霊幻さんのこと好きだつってマウント取っときゃあよかったって後悔してるよ!大体エクボ分かったくせになぁ〜〜〜〜んも助けてくれないし!バカ!お前も除霊するぞ!クソ!」ってぎゃあぎゃあ騒いでたら戸締り終わらせた霊幻さんが「ははーん お前ヤキモチ妬いてたのか」ってエクボみたいにニヤニヤ笑いながら言ってくるしていうかまさか霊幻さんがまだ残ってるなんて思わないし腹立つしいや恥ずかしいしでモゴモゴするんだけど頭ぽんぽんってして「まあそんな気したけどな」とか言うからとりあえず思い切り殴る私。

その日霊幻さんにラーメンと餃子、チャーハンセットを奢ってもらって今までのこと許したろ〜と思う私でした。チャンチャン!(チャンチャンで終わらない)(ラーメンで許されると思うな)(美味しかったありがとう)(ちょろい)


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