シルフラムとフリアシア


※横嶋の頭が沸いているので全力で閲覧注意です!※

りばっぷるの可能性について有り余る妄想とまるでない語彙を絞ってみました













フラム×シア




ダンッ!と日常にはらしくない音が部屋に響いて、僕の肩に痛みが走る。
思わず顔を歪めて目の前の馬鹿を見れば、余程耐えていたのか随分切羽詰まった顔をしていた。


「肩、痛いんだけど。離してくれない」
「シア」

僕の意見は丸無視か。
ぎりりと肩に食い込む指を見やり、小さくため息をつく。このあとどんな展開になるかなんて考えるまでもなかった。


「シア、俺に抱かれるのがそんなに嫌か?」

僅かに俯いた顔の、目だけがはっきり分かる。餓えた野獣みたいな目しやがって。少しだけ、そわりと首筋が疼いたことは黙っておこう、僕のために


「…嫌だって、言ったら?」

「…、俺のことが、嫌いだから?」


ああもう僕もフラムも質問で会話してる。答えなんて言いたくないんだから仕方ないだろ?フラムに抱かれたら、気持ちよくてしんじゃいそうになるから嫌だ、なんて。ヘドが出そうだ。こんな僕がきもちわるい、嫌い。こんな僕の言葉で喜ぶだろうフラムもきもちわるい、嫌い、うそ。好き。好きじゃなかったらこんなにしにそうにならない。察せよ馬鹿


「シア、…なあ、シア」
「うるさいばか、あっ」

首筋にちりっと痛みが走る。思わず声を上げてしまって絶望した。


「やだ、舐めるな、やめ、やめろよっ」

びくびくと震えてしまうこの身体が恨めしい。嫌だとフラムを押し返そうとしても、ただシャツを握るだけになってしまう。まるですがっているみたい、みっともない


「いや、やだ、やだ、あ、あ、」
「シアって敏感だよな」

ふふ、と笑う息が耳にかかってまた指がふるりと震えた
その声とは裏腹にフラムの目は不安そうに揺れていて、肺が縮んだような気がした。お前以外にこんな風になるわけないだろ。僕が少しくらい素直になれたら、フラムはこんな顔しなくなるだろうけど、ああうじうじした自分が嫌だ。
ねえフラム、早く気付けよ。僕がお前のこと好きすぎて死にそうで、でもそんなこと言えない性格だって気付けよ、馬鹿


「…、ばか」
「は?」


もっと、乱暴にすればいい。抵抗できないくらい、反論できないくらい強引にしてしまえば、僕だって仕方ないって言い訳してフラムのことを受け入れられるのに。









(…僕の、ばか。意気地無し)
(早く、何も言えないくらいめちゃくちゃにしてよ)


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シアはツンに見せかけたでれっでれです。
横嶋はヘタレ受けが大好物です!(キリッ)シアの場合はヘタレというか…素直じゃない…?もういっそフラムがぷっつんしてしまう話も書きたいです個人的にはフラムシア推奨してますりばっぷるでもある程度固定してる感じの考え方ですのであしからず!





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