パラレルものっぽい感じです。
お察しの通り非常に自己満足なものになっていますのでご注意





















「へっぽこな人ばっかりを集めたメンバーでRPGものをやったらどうなるのか。実際にそんなパラレルでお話してみたいと思います!」


「へっぽこと言うと少々語弊があるのですが、まあ…バトルには向かない性格の人を集めてパーティーを組めばオッケーって感じかな?」


「そうそう、まずはミュレさん!出番だよー」



男女の双子が話しきると、疲れた顔をした青年がいかにもどうでもよさそうに口を開いた。


「お前らはさっきから誰に向かって話しているんだ…」

「おっとメタ発言させようったってそうはいかないぞ☆」

双子の片割れは口に指をあてがって軽くウインクしてみせた。もう片割れも先ほどの言葉尻を口にしつつ同じように動いてみせ、見せつけられた青年は露骨に眉をしかめる結果になった。


「それが既にメタ発言だろ!で、何がしたいの。双子ども」

「ワオ!双子どもだなんて失礼だぞー、ねっローズ」

「ん、そういうこと言っちゃう悪い子はお仕置きだ!」


そう言って双子は腕を振り上げ


「「えいっ!」」


青年に向かって思いっきり振りかぶった。

すると二人の指先から目映いほどの光が放たれ、青年の全身を包み込んでしまった

「は?ちょ、な、なんだよこれ…」

「ワープってやつだね!」
「すっごいファンタジー!」

「いやいやいやいやありえないだろ現実的に考えて」


足先から徐々に光に溶け込んでいくのを見た青年は青ざめた顔で双子を見たが、二人は満面の笑顔で手を振りながら

「「パラレルなので何でもありです☆」」

と言い放った。






「うそだろおおおおおおおお!?」





青年の断末魔が家中に響いた頃には、もう彼の姿は見えなくなっていた。





パラレルへっぽこストーリー!






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