火の無い所に煙は立たぬ



アラバスタで、厄介なヤツに遭った。

所属は白ひげ海賊団、二番隊隊長。

自然系の悪魔の実、メラメラの実の能力者。

名前は…ポートガス・D・エース。


色々な意味で、コイツにゃ敵わねぇ。



先ず、戦いに於いては煙対火で勝負は着かない。

能天気な性格らしく、のらりくらりとして
掴み所が分からない。


そして…何より、容姿だ。

ローグタウンで出会したあの男を彷彿とさせるが
目鼻立ちも整っていて、年下というせいもあるが…
まぁ、かわいい。


出来れば戦いたくはない相手だ。

なのに…

***

アラバスタでは変なヤツに遭った。

身分は海軍本部大佐。

自然系の悪魔の実、モクモクの実の能力者。

名前は…スモーカー。「白猟のスモーカー」。


このオッサンには色々な意味で敵わねェ。

先ず、戦いに於いては火対煙で勝負が着かねェ。

いかにも堅物っぽい性格で
どう突っ掛かっていけばいいか分かんねェ。


…そして、何よりも、容姿だ。

多分、30は超えてんじゃねーかと思う
オッサンだけど、正直、男の俺から見ても…

…なんつーか…大人の色気?みたいなモンが…

漂ってる感じで……

やたらと格好良く見える。


出来れば戦いたくねェ相手だ。


なのに…



「……」

「………」



「なんでまたテメェだよっオッサン?!」

「…任務だからだ。文句があるか?」



お互い、大有りだ。


スモーカーは出動の際に

『海賊共を鎮圧してこい』

…と言われた。

だが、いるのはエースだけ。


エースは、飯屋でただ昼食を取っていただけだ。

…まぁ、払う気は無かったが。

そんなのんびりTIMEに海軍と手合わせなんざ。

機嫌も悪くなるだろう。



「…今回は腹をくくって捕まったらどうだ?」

「却下。なーんで俺が?」


「お前がいるせいで俺は来る羽目になったんだ」

「…なんで俺のせいなんだよ??」


「それはそうだろう?
東国ではこういう言葉もあるんだ…」



火の無い所に煙は立たぬ。
「……はい?」


どゆこと?


「つまり、お前がいるから悪い。」


「…はァ?!」

完璧に俺のせいかよ!


「…じゃあオッサンは俺がいたから来たのかよ?」

「…テメェが海賊だから悪い。」


「なんだァ…
俺に会いに来たんじゃねーの?」

唇の下に指を置いて可愛らしく(?)。

そしたらオッサンが真っ赤になった。


「…可愛くするな馬鹿が……」

「あ、なになに?惚れたとか??」

こんだけ赤くなってりゃ確実だろーな。


「うるせぇ、襲っちまうぞ?」

「格好良いのにそーゆー事言うか??」

「…テメェはナルシストか?」

「まぁ、俺は格好良いけど?
今はアンタのことだよ??」


「……」


俯いて黙っちまった。

どーした?


「…うわぁ!……血ぃ?!」

オッサンが鼻血出してやがる…。

急いで飯屋で貰った紙ナプキンを
鼻に突っ込んでやった。




「…可愛い事ばかり言うな!!」

「格好良いクセに鼻血とか出すな!」



鼻血も治まったころ。



「まぁ…今日は見逃してやる。」

「そりゃどーも♪」


「…次は捕まえるからな?」

「へいへい;」



火の無い所に煙は立たぬ…か。

俺がいればオッサンが来るってこと?


…たまには海賊らしく暴れてみるかな?


なんてな。




end


+++

…絡み一切ナシ!

違和感が凄まじいです…

グロの方で変なスモエー書いた後だから…
エースに手を出さないスモーカーも違和感☆←オイ…


何か…こう…考えてる事は同じだった─
みたいなω

以心伝心…とは違うけど…
両想い?!両想いなのか??!
的な。


もっと健全の書き方を学んできます…




あ。

諺、結構好きなんですよ∀

百人一首の方が好きですけどね。





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