留置所体験



「……で…どういうつもりだ?
自分から捕まるなんざ…」

「いやぁ…遊びに来るついでに
拘置されンのを体験してみようかと。」


…目の前で手錠を填められている阿呆。

ポートガス・D・エース…

相変わらず何を考えているか理解できん。


「ところで大佐さん。」

「…何だ、気持ち悪い…
いきなり畏まるな。」

「俺ら、すげー久しぶりにあっただろ?」

「…あぁ」

確かに、相当長い間、こいつの顔も
拝んでいなかったな。

「…だから何だ…?」

そう言うと、エースはにっかりと笑った。


「スモーカーが欲しい♪」

「…はぁ?…どういう意味だ…??」

「素直にそのままで受け取れよ?
…つまり、アレだよ。…

俺の中に、突っ込んでいいよ♪」


「………」

「…あれれ、スモーカー顔真っ赤。」

「…お前…本気か?」

「本気に決まってんだろ??
……どうぞ、召し上がれv」

…俺の中で、何かが切れた。

「手加減はしないぞ、エース…?」

そう言い、羽織っていた上着を脱ぐと
エースはニヤッと笑った。

「はは、スモーカー、ヤる気満々?
ついでに手錠も取ってくんねェ??」

「いや、お前はそのままだ。
…たまにはいいだろう?
手錠プレイなんて趣向も…」

「…確かになァ。
まったく、スモーカーは相変わらず変態だ!」

…物凄く良い笑顔でグサッとくる一言。


まぁいい。

こいつの言った通り、変態なやり方で
ヤってやるとするか。




「あ…っや……やめ…」

「止めると思うか?
…さっきまでの威勢はどうした??」

俺はエースの腕を頭上で固定させ、
元々半裸の肢体にまんべんなく舌を這わせていた。
舌が移動する度にエースの口から嬌声が漏れ、
俺を更に煽り立てる。


「…っふ……うぅ…」

エースがいきなり喘ぎ声を抑えだした。

…大体、どうしたか予想はつけたが。


「エース…ズボン、脱がせてやろうか?」

その言葉にびくっと反応し、
また頬を真っ赤に染め直す。

…分かりやすい奴だ。

「い…っ……いらねェっ!!
や…脱がせ、っ」

エースの言葉を願いを無視し、
腰骨に引っ掛かっていたベルトを引き剥ぐ。

そして半ズボンを下着ごと下げれば
エースの欲望の塊が暴わになった。


「…我慢は体に悪ぃぞ…?
こんなに立派に勃たせやがって…なぁ??」

そう言ってエースの先端を指でぐりぐりと遊ぶと
悲鳴に近い嬌声を上げ、喉元をのけ反らせた。

「っああ!は…っやっ……、め…ああああ!!」


…と同時に、エースのモノから勢い良く溢れ出した白濁が
俺の指を汚した。

びくびくと快感の余韻に浸っているエースを見、
俺はまた悪い事を考えてしまった。

耳まで朱に染めているエースに

更に追い撃ちをかけたいと…。




エースがつい先程吐き出した白濁を自分の指に絡め
躊躇いなく中へ突き立てる。

「ふっ…ァ……っやめ…ぇ…!」

無骨な指でぐちゅぐちゅと掻き混ぜると、
口とは裏腹にエースのモノは再び立ち上がり始めた。

「…体は素直でいいな、エース…?」

わざと耳元で囁くと、耳が真っ赤になるのが確認できた。

どんどん淫らに乱れていくエースに、俺は我慢の限界を感じ始めた。

…限界だ、もう。


「エース…挿れるぞ…?!」

「っふぇ…っ…?!や、っ…ぃや…!」

多分、今までの中でも最速クラスの手早さで
俺はファスナーから自分のモノを取り出して

エースに宛がい、そして一気に貫いた。

「ひっ…!あ、ぁぁああ!!」

俺のモノを根本までくわえ込んでから
エースはまた嬌声を上げ、そして果てた。

再び、先端から白濁が溢れ、無機質な床に点々と零れた。


「…いくらなんでも早過ぎだぞ?エース…?」

そう囁いた途端、エースの中が熱くなったのが分かった。

…堪らなくとろけて、俺のモノに絡み付いてくる。

「ぅ…ふっ、…スモ…ーカー…ぁ…」

それを身をもって感じたのか、顔を真っ赤に染め、
潤んだ瞳で俺を見上げてくる。

それが堪らなくかわいらしくて
思い切り腰を打ち付けると、エースは
涙を零しながら悲鳴を上げた。

「っやぁ…、ァ…!…いっ…あ……!」

エースが乱れる度、鎖がジャラジャラと音を立てた為に
その声もあまり通らなかったのが残念だった。

…きっと、とても淫らだったに違いないのに、と。



何度も何度も腰を振り続け、俺自身も追い込まれていった。

エースも最後の方はほぼ泣いていると言ってもいいくらい
顔をくしゃくしゃに濡らして喘ぎ、
断続的に与えられた快楽に疲弊していた。

…そろそろ決めてもいいだろう。

「エース…っ!…出すぞ…!」

そう小さく叫び、一際深くまで腰を沈め
最奥へと俺も白濁を放った。





せくせくと持ってきたタオルで
エースが床に零した白濁を拭き取る。

…流石にまずい。

俺がエースを「詰問」する為に使った留置室に
行為の跡を残しては…まずい。非常に。

「なー、スモーカー?何やってんの??」

壁上層から生える鎖に体をぶらつかせながら
エースは不思議そうに問うた。

「…このままにしておいたら俺とお前の関係が
部下にバレちまうかも知れねぇだろうが…」

「別にいいじゃん?俺はスモーカーの事、愛してるし!
スモーカーも俺の事愛してるだろ??」

…頭が痛い。

何故こいつは人の身にならない…

「俺は…お前を愛してはいる。
だが…立場上、公言は出来ない。
…俺が海軍じゃなければ
普通に一緒に居られただろうし
誰に見られても自慢出来る恋人であっただろうにな…」

掃除を終え、葉巻を二本ふかしながらそう言うとエースは

「スモーカーが海軍だからこそこういう関係なんだろ?俺ら。
そんなのお互い様だから言いっこ無し!…だろ?」

…そうだ。そんなのはお互い様。
どちらにも原因はあるのだから。俺が自分だけを責めるのも、エースにしちゃ
疎外感というか、不快に感じる行為なのかも知れないな。


「…そうだな。」

「で、早く鎖を解いてもらえる?」

「…出来かねるな。」

「何でだよ?!…意地悪か?」

「俺が海軍で、お前が海賊だからな?」

「…卑怯だぞ!取り敢えず解けよ!!」

「…考えておこう」


そう呟き、エースの唇に顔を重ねた。

…留置所に自ら赴くお前が悪いんだぞ?





end



+++



…ぐだぐだでスミマセン…

かなり前からイメージはついてたのですが
なかなか時間が無かったのでアップまでに
相当時間が掛かりまして。

(今も一日30時間欲しいくらいですが)


テスト勉強の合間合間で完成させましたので
文法ちぐはぐで…国語力の無さに泣けてきます;;
文系なのに……oyz


Thanks1000hit!





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