1000HIT企画@佐相初夜 | ナノ


お礼リク1000HIT

佐相@初夜話
※18禁警報※
※相馬さんがノリノリ(色んな意味で)※
※この小説の8割はエロ、残りの2割はノリで出来ています※












佐藤君とお付き合いを初めてから一ヶ月。
手をつなぐとかのスキンシップはもちろん、
キスだってもう何回もしているのに、
何故か佐藤君は俺に一切手を出してこない。
(いや別にセックスが目的ではないのだけど……)

いくら俺が上目使いで誘惑しても!
ベッドの中で待ち伏せしても!!
佐藤君にのしかかっても!!!
佐藤君の家の冷蔵庫に精力剤を紛れ込ませても!!!!
生クリームとかアイスを限りなくエロく食べてみても!!!!!
いっっっっこうに佐藤君は俺に対してキス以上のことをしてこない。
やる気あるの、あのひと!!!!!!!

「佐藤君!」

いつもと変わらないワグナリア。
厨房で鍋を振るう佐藤君に声をかけた。
料理してる男の人(しかも恋人)って格好いいなぁ…

「なんだ、相馬。仕事しろ」

話しかけた佐藤君は俺のことなどどうでもいいかのように冷たい返事…
あ、あれ?俺愛されてない…?

「!?つ、冷たい……」
「……用が無いなら仕事しろ。オーダーたまってるぞ」
「…………はぁい」

佐藤君、俺のこと、本当は好きじゃないのかな……・?
やっぱり、チーフのことが………

「い、いたっ………」

あーあ……。
案の定。
考え事してたらお約束のように指を切ってしまった。
ぽたぽたとまな板の上に赤い血が落ちていく。

「(あー…食材無駄にしちゃった…まな板も消毒しないと…)」
「相馬!!」
「え?」
「何やってんだ!」

俺の怪我に気がついた佐藤君が慌ててこっちに近づいてくる。
ああ、しんぱいかけちゃった………

「相馬?」
「…………」
「………………博臣」
「!!???」

なんとなく、返事できないでいると佐藤君がめったに呼ばない下の名前で呼んできた!(しかも超いい声なんですけど!)

「な、何…?」
「消毒するぞ」
「え、あ、ちょ…佐藤君…!」

ぐいぐいと手を引かれてそのまま休憩室へ。
ほかの厨房スタッフと一言二言なにか話していたみたいだけど、さっきの衝撃のせいでそれどころではなかった。

「手、出せ」
「ん………」
「……何考えてたんだ?」

佐藤君が切った指を消毒して、やけにカラフルな絆創膏をはってくれた。
(いくら混入防止でも蛍光グリーンの絆創膏ってなんかやだなぁ…)
長い前髪が邪魔をして佐藤君の顔が全然見えない。

「あのね……」
「ん?」
「佐藤君とえっちなことしたいって考えてた」
「……はぁ!?」

佐藤君が今まで聞いたことのないような素っ頓狂な声をあげていたけどそんなことお構いなしにどんどん言葉を続けていく。

「だって…俺たち付き合い始めて結構経つのに全然そんなそぶりがないっていうか…」
「…………」
「セックスが全てじゃないと思うよ?でも、でもさ…心配になるんだ……」
「轟さんのこととか…………」
「博臣、」
「は、はひっ!」

真剣な表情の佐藤君が目の前に。

「俺は、お前だけが好きなんだ」
「うん……」
「轟の事とか、もう考えるな」
「う、ん………」
「あと……」
「?」
「今日、泊まりに来い」
「!?…それって…」
「俺だって、したくなかったわけじゃない。大切にしたかったんだ」
「さと………潤、君」
「……覚悟、しとけ」
「……!!!!!うんっ!」

―――――――相馬博臣、本日潤君のものになりますっ……!!

「ムードも何も無いな」って潤君は笑っていたけど、耳まで真っ赤になっていたのは秘密だ。

それから厨房に戻って仕事を再開したのはいいけれど、頭の中に浮かぶのは今夜のことばかり。
潤君は、どんな風に、俺を抱くのかな………







「じゃ、お疲れさま」
「お疲れ様です」

今日は早番だった俺たちは遅番の小鳥遊君たちに声をかけて通用口を出た。
お互いに緊張しているのか、佐藤君の車に乗っても何の会話も無い。

「(…潤君も、緊張してるのかな…)」

緊張で激しく鼓動する心臓の音がうるさいくらいだ。
潤君は、一回もこちらを見ない。

「(寂しい……)」
「………博臣、」
「!?」
「……もうすぐつくぞ」
「うん……」

あー…もう心臓爆発しそう、かも。







「ん、んっ……」

帰った早々だった。
玄関の扉を開けるまでだんまりだった潤君に後ろから抱きしめられていきなり、キス。
キス、キス、キス。もうほんとにキスの嵐…!
普段、シャイでヘタレな潤君からキスされるなんてことはめったに無い。
こ、これが初夜パワー?(あ、今日の俺テンションどっかおかしいかも)

「じゅ、潤、く、ん…くるしっ…」
「ん、もうちょっと……」

激しく舌を絡めとられて、唇ごと食われてしまうんじゃないかと思うほど。
首筋をゆっくりと撫でられるのが気持ちよくてざわりと体が震えた。

「ひ、あっ……」

かくん、

「じゅ、潤君……腰、抜けちゃった……」

キスだけでもう立っていられなくてぺたりと床に座り込む。
潤君はなにも言わずに俺を抱き上げて(しかも姫抱っこ)一直線にベッドへ。
背中に感じるシーツがつめたい。
ゆっくりと潤君が覆いかぶさってくる。

「潤君…おれ、汗臭いかもよ?」
「いい」
「油とか…はねてるかもしれないし…」
「それは俺も同じだろ」
「あと……」
「なんだよ……」
「…………や、優しくしてね…?」

あ、潤君固まった。

「………博臣、」
「な、何?」
「それ、反則」
「え、ええっ…!」

耳まで真っ赤にした潤君に再びキスをされ、大きな手が服の上から体にふれてくる。
俺は潤君に翻弄されるばかりで、何も出来ずに首にすがりつくしか出来ない。

「ん、あっ……」
「脱がすぞ」

ゆっくりシャツのボタンがはずされる。
仕事場で着替えのとき見られているはずなのに、こうやってまじまじと見られるとなんだか恥ずかしい。

「あんまり、見ないでよ……」
「何でだよ。……今まで我慢してきたんだからいいだろ?」
「が、我慢って…」
「着替えのときとか……触りたくて仕方なかったってことだよ」
「あ、あっ!!」

べろり、
何の前触れもなく乳首を舐められる。
今まで感じたことの無い感覚に声を抑えられない。
潤君が胸に顔を近づけるたびに髪が俺の肌の上を滑ってくすぐったい。
そのまましつこい位に両方の乳首を舐めまわされて、潤君の気が済んだころにはもう息も絶え絶えに。

「しつこいよぉ……」
「いや…可愛く喘ぐなーって思って」
「!? ばかぁ!!」
「今まで我慢してきた分大目に見ろ。
………ほら、下脱がせるぞ」
「ん……潤君も脱いで.。。?」
「……………わかったから、そんな目でこっちみるな」
「???」

ゆっくり、ジーンズと下着が潤君の手で脱がされていく。
恥ずかしくて恥ずかしくてたまんないけど、自分から言ったようなものだし、それに…
好きな人とひとつになれるのだから。
潤君も上着を脱いで乱暴にベッドの脇に放り投げた。

「(やっぱり、格好いいなあ…)」

潤君に見ほれている間にいつの間にか思いっきり広げられていた。
性器も、後孔も、何もかもが見られている。

「や、やだっ!」
「やだじゃない。いいから、おとなしくしてろって……」
「う……ん、あっ……」
「冷たい…?」
「あ、ぅうんっ…なんか……ぬるぬるする…」

どろりとしたものが内股を伝っていく。
いつ用意していたのか、大量のローションが下半身を濡らしていた。

「痛いの嫌いだろ?」
「そ、そうだけど……汚れちゃううよ?」
「別に気にすんな。お前が痛いよりいい」

なにこの男前。
不覚にも惚れ直してしまった。
呆然としている間に潤君の指がローションにぬれる後孔に伸びていた。
ゆっくりと表面を撫でられるとぼんやりとした感覚が。
まだ快感にはほど遠い。

「……息、吐いて」
「ふ………ひ、う!!」

体の中を暴かれる。
まだ指先しか入っていないのにとてつもない異物感で涙があふれる。

「…痛いか?」
「ちがっ…いいから…」
「いやなら、言えよ」
「だいじょ、ぶぅ…んあぁっ!」

ぐちゅん、と耳をふさぎたくなるような粘着質な音とともに、潤君の指が奥まで侵入してくる。
他人に体内をかき回されるのはなんともいえない。
この感覚が快感なのか、拒絶なのか。
何も考えられなくなるような衝撃。
ゆっくり、ゆっくりと体内を広げるようにかき回される。
そのたびにぐちゅん、ぐちゅんとローションが音をたて、聴覚からも浸食されていく。

「…どうだ…?」
「ひ、んっ…あ、なんか…へん……おくぅ…」
「……ここ?」
「ああっ!だめ、ぇ…!おなか、へんだよぉ……!!」
「…………(ごくり)」

涙でよく見えないけれど、潤君も欲情に塗れた目をしている。
ああ、俺で興奮してくれているんだ……
中を潤君の指でかき回されるたびにでる喘ぎ声が抑えられない。
まったく触れられていない俺の性器も完全に勃ち上がり、はしたなく先走りを流していた。
もう後ろに指が何本入っているかとか、音とか、何も考えられない。

「ひ、あっ…あ、あ…じゅん、くん……」
「何…?」
「も、もういいよぉ…ね、入れてぇ?」

恥とか、外聞とか、そういうのはひとまずどこかに置いておいて、
早く潤君にも気持ちよく、なってほしい。
広げられるだけ足を広げて、奥の奥まで潤君の目の前に。

「ね?……いれて……?」
「―――――ああっもう!」

広げた足を潤君に抱え上げられて、蕩け切った後孔に熱い切っ先を感じた。

「(あつい…)」
「いくぞ」
「うん……あ、あっ……あああああっ!」

指とは比べ物にならない熱と、質量に体が真っ二つになるのではないかと錯覚してしまう。
潤君の性器はゆっくりと俺の中を侵食していく。
ごつり、と潤君の骨盤が当たる。

「はいったぁ……」

俺の中に、潤君がいる。
ゆっくりと自分の下腹を撫でた。
この中に、彼がいる。ずっと待っていた瞬間。

「お前、そういうの無自覚か…?」
「???」
「まあいいけど…痛くないなら動くからな?」
「あああっ!!」

ずるりと性器が抜け出す感覚が排泄を思わせて、背徳感に身震いする。

「あんっ!あ、ああっ…!ひう!!」
「…っ、」
「じゅ、じゅんくんっ!じゅんくんっ…!」
「博臣…すっげーかわいい……」
「!?…なんで、おっきくするの…!」
「あー…だめだ、可愛すぎる……」
「あ、何か……ぞくぞく、するぅ……やだ、なに?なにぃ…?」
「ああ、イキそう…?」
「わ、わかんないっ……!!」

潤君に奥まで突かれる度に目の前がチカチカする。
自分ではどうすることも出来なくて目の前の潤君にひたすらしがみついた。

「俺も、ヤバい……博臣、一緒にイこう…?」
「!?…ん、イく、イクっ…ああん!触んないでぇ…!」

突き上げられるリズムと一緒に性器を扱かれてもう何も考えられないくらい気持ちいい。

「やっ…だめ、だめっ………!!!でるっ…!!」
「ん、俺も……」
「あ、ん、あ、あっ……だめっ…あああああああ!!!」
「―――――っ!」

真っ白になった。
気持ちよくて、幸せで、何も考えられない。
流れ込んでくる潤君の精液が温かくて、満たされていた。





「ん、」
「…大丈夫か?」

イッた瞬間気を失ってしまったのか、潤君の心配そうな声で意識を取り戻した。
目の前に、潤君の心配そうな顔。

「じゅんくん、」
「?」
「だいすき」
「!?」

へらん、と笑えばさっきまでの余裕はどこにいったのか…一気に顔を真っ赤にする。
何だろう…これがギャップ萌えというものなのだろうか……
体中だるくて、本当はこのまま寝てしまいたいくらいだけど、
とりあえず…

「じゅんくん……」
「?」
「……………もう一回、シよ?」
「!!!????」



このまま死んでもいいくらい!!
(あなたのことが好きなんです!)
(もっとあなたを感じたい!!!!)






―――――――――――――――
オチが行方不明(^q^)
そしてキャラも行方不明…
エロが無駄にぐだぐだ長くてごめんなさい…
こんな感じですが1000HITありがとうございました!!
お納めくだしあ!!