微エロ
ここから先は軽い性的描写が入ります。耐性がある方のみどうぞ↓↓














支配2

可愛い可愛い可愛い。
もはや瞳から理性の光が消え、ひたすら悦楽を甘受する姿に最高に興奮する。
人を構成する無我と自我のうち、無我を占領することはきっとその人の根本的な部分を占領することと同義だ。
甘受してボクでいっぱいになればいい。

「…っ、ね」
「ぁ…あぁ、ぁぅぅ」

ふと、精液が作られるまでに要する時間を思い出し拷問のような事を思い浮かべたが、抹消する。
無我の彼には優しく、ひたすら優しく。
毒のように愛を刷り込む。

「大好きだよ」
「……、あッ」

もう意識すら危ういのに。
僅かだけれど反応があった事に歓喜する。


「名前よんで」
「…ぅ?」
「名前、狛枝だよ」
「ぁ…こま、ぇ……だ、クン」
「うん」

好きだよ。
絶望していた世界に起きた奇跡みたいに。





最初は才能を。
今は彼自身を。
ボクにとっては失わないことが、絶対の希望だって理解しているのかな。

無意識レベルの占領は苗木クン自身にどの位影響を与えるのだろう。

もしも占領が出来たとしたら、モノクマに苗木クンの記憶消去を頼んでみてもいい。
今は傍観者している、あの、苗木クン贔屓の得体の知れない物体に願い乞う。
どんな結果でも、望みの成就という意味では負けない気がした。



(…願いは単純なものなんだけどな)






※って感じで洗脳よりもタチが悪い、エロロなお話を書こうとして挫折しました…


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