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「では今から球技大会の選手登録をしていく」
今俺ら、というかF組全員はE組に集まって今度行われる球技大会の種目決めをしている
黒板の前に出て話を進めているのは参謀、まぁ各クラスのクラス委員が中心となって行っているのだが
「種目は黒板に書いた通りだ、5分ほど時間をとるのでやりたい種目を考えてくれ」
黒板には綺麗な字で種目が書かれている
サッカー(男)
ミニサッカー(女)
野球(男)
バレー(女)
バスケットボール(男)(女)
ドッジボール(男女)
「ではサッカーから決めていくぞ」
クラスからちらほら挙手があり黒板に名前が書かれていく
人数が足りなくなるとすでに登録し終えた人が友達をその競技に引きずり込んでいくという事が始まったので順番通りにサクサクと進行されていく
「次バスケ、やりたい人は挙手してくれ」
さっき3人で話し合ってバスケにしようと決まったので3人揃って手をあげる
今更なことだが1クラスに2クラス分の人が入っているのでみんなイスには2人で座っているため手が挙げにくい
白石は悠々と1人で座ってるしのぅ
「仁王、柳生、白石か…」
「柳君も一緒にバスケにしませんか?」
「…まさか、俺らと同じ競技に出たくないんか!?」
「(´;ω;`)ぶわっ」
俺が悪ノリしたら白石が釣れてしもうた
多分参謀は他の競技に出なくてはいけないとかかのぅ
「いや、見て分かるようにドッジボールだけは男女混合で行われる、それに配点が一番大きい」
「なので運動神経の良い方はドッジボールに回っていただきたいんです」
黒板に板書していた女子も口を開く
あ、この間俺とヒロ間違えた人じゃ
「というわけだから仁王、柳生、白石はドッジボールに入れ」
「え」
「ええよー」
「良いですよ」
なんでみんな即答なんじゃ!?
バスケって言うてたんじゃから少しは抵抗してみんしゃい!
それにドッジボールって言ったら生きるか死ぬかの球技じゃろうが
しかも下手したらドッジボールで幸村が敵になるかもしれんという…
「仁王お前の心配している事は大丈夫だ、精市は野球に出るからな」
読 ま れ た !
まぁいい、幸村が野球か…
一人勝ちしそうじゃな
「というわけでドッジボールに3人追加」
「はい」
「参謀も追加」
「追加やな」
「追加ですね」
結局E、F組のテニス部は全員ドッジボールになった
女子も運動が出来るような人達となり、なかなかに強そうなメンバーとなった
(他クラスはどうなっているのでしょうね?)
(たしかに、幸村は野球じゃろ?)
(真田クンとかなんなんやろ?)
(弦一郎はドッジボールだ)
(((え)))
(丸井はバスケ、ジャッカルはサッカーだから当たらないな)
(A、B組と当たりませんように…)
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球技大会の合同クラス分け
┏A→真田
┗B→丸井
┏C
┗D
┏E→柳
┗F→仁王、柳生、白石
┏G
┗H→幸村
┏工業A
┗工業B
┏工業C→ジャッカル
┗工業D
┏工業E
┗工業F
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