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授業が終わりマキちゃんが七時間目の担当じゃったからそのままHRへ移っていく
マキちゃんのHRを聞きながら俺は斜め後ろの白石に話しかけた
「そだ白石」
「なんや雅治君」
「お前さんテニス部の部室分かってるん?」
「そういえば知りませんよね白石君」
「あ、知らんわ案内頼めるか?」
「「おう/はい」」
そんな感じでHRは終了して、俺らの班は掃除が無いからさっさと部室へ向かった
ちなみに白石は俺らと同じ班だったりする
+++++++++
「ここが部室じゃ」
「でかっ!!」
白石は目を見開いて部室を見ている
まぁ確かにテニス部は人数も多いし、他の部活より学校自体が力を入れているからな
「前の学校と比べたら雲泥の差やわ」
「まぁ公立と比べるとそうかもしれませんね」
「取りあえず中入るぜよ」
ガチャリと部室のドアを開け三人で入る
するともう何人か来ていたらしく中にいた奴らは視線を白石に向ける
「おー!仁王、柳生はよ……って四天宝寺の聖書!?」
「なんで白石がいるんだよぃ!?」
たまたま中に居た丸井とジャッカルがこちらに目を向けて驚いている
「そっちの方まで転校生来たって伝わって無かったんか」
「いや転校生来るのは分かってたけど今日移動教室だらけでクラスの奴らもワタワタしてたからな」
「工業までは回って来なかったぜ、あ…でも女子とか無印の校舎行ってたな」
言われてみれば丸井に辞書借りに行こうと思ったけどB組に誰も居らんかったし、ジャッカルは工業だからそこまで情報が回らんくても無理ないか
「で、そいつまじで白石?」
「ほんまやで丸井君、よろしゅう」
白石が笑顔で丸井に手を差し出す
「まじかよ!なんかビックリする事最近多いな…うん、ひとまずシクヨロ!」
「よろしくな白石」
そう丸井とジャッカルが白石と握手をしている間にも部員が増えていく
「そういえば雅治」
「ん?」
「幸村君達に先に報告しておいた方が良かったのでは?」
「大丈夫じゃろ、参謀なんてとっくに知っとるじゃろうし」
「まぁ確かに…」
ちょっと目を離した隙に丸井と白石は変な事を繰り広げていた、2人でEXILEごっこかの…人数が圧倒的に足らんじゃろうが
そのあとは着々と部員が揃ってきて最後に幸村が入ってきた
「みんなおはよう、確か今日は転入生が入るはず何だけど来てるかな」
「幸村、白石来とるぜよ」
かなりの人数なので仁王が手を上げて幸村に知らせる
「本当だ、じゃあみんな着替えしだいコート集合ね」
「「「はい!」」」
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「じゃあ練習の前に白石君に挨拶してもらおうかな」
「おう、大阪の四天宝寺第二高等学校から来ました、白石蔵ノ介いいます」
そのあと「よろしゅう頼みます」と言って白石は頭を下げる
そのあとすぐに拍手が鳴り響き挨拶は終了
「じゃあ素振り、乱打の後にボレー練ね」
「「「はい!」」」
みんな散って各自の練習場所へ移る
「白石君何か質問あったりする?」
「んー、せや立海は二年居らんの?なんかタメばっかにしか見えんのやけど」
「あ゛ー実は明日から二年生が修学旅行から戻ってくるんだ、今日は振り替え休日みたいのでさ」
「なるほどな、ほな俺も練習参加しよかな」
「そうだね、白石君は取りあえず双子のどっちかと一緒にいてね」
「おう分かったわ」
そんなやり取りが白石と幸村の間で話されてた気がする
うん、遠くて詳しくは分かんなかった
そのあとすぐ白石が俺とヒロの元に来たから参謀も加えて練習をした
(二年と一年って仲悪いん?)
(((悪いな/です)))
(……そんなに、なん?)
(想像以上にな)
(中学ん時幸村がのぅ…)
(…あれは酷かったです)
(((血祭りだったな/じゃ/でした)))
(二年が?)
(((顧問が)))
("……だから中総体に顧問居らんかったんか…")
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