「あんた何者?」
「男子高校生以外にみえます?」


「しらばっくれないでいいですよ。全部わかってますんで」
「……それで?俺に何のよう?」

「セカイのように貴方が複数のSPECを持ってるのはわかってるんです。
私たちの目的は奴等を止めること」
「止めてどうするの?」
「そんなことは後世の人たちが何とかするでしょ」
「……面白いね、相変わらず」

「俺の持つスペックは何だと思ってるの?」



「貴方はスペックを次代に繋ぐもの
スペックの存在を隠しながらそれらを記録してきた一族の末裔
スペックを発現させるSPEC…『ノアの方舟』……そうですね」



僕こそがノアの方舟なんだ

世界の崩壊も征服も本当はどうでもいいんだ。
そんな些事に興味はない。ただその終わりを計測する調律師
君はこの時代をどう生きる?







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