The ounder of rphan U 
 -総受男装ハーマイオニー百合夢-




サクヤは自分の寮から黒表紙の本と杖を持ち出し、城の8階廊下に来ていた。

「誰も見てないな…?
…よし」

サクヤは辺りを確認してから、心にここに訪れた目的を念じた。

すると、先日同様、石壁に扉が現れた。

しかしサクヤが中に入ると、以前とは違う部屋がそこにあった。

「すっげぇ、本当に目的に合った部屋になるんだな…」

そこは、前回よりも広く、そして頑丈な造りとなっていた。



サクヤが、
黒表紙の本…動物もどきの指南書を読むため、


そして、
自分自身が動物もどきに
なる練習をするための、部屋に。







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