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「うっは、ルカ様新作きてる!
♪〜…いい曲だわ…、伸びるなこの曲。
オケ出たら歌ってみよっかな。
メモっとこ」

あ、どうも、一応この物語の主人公
ってか夢主な立場の浦風七華です。

今はニコ動で
ボカロオリジナルをチェックしてるんですが、
ちょうど今見つけたルカ新曲が
これまたいいんです!
私も唄風の名でちまちま活動してる身として、
この曲は歌ってみたいものです。

そういえばそろそろ私も新作出そうかな…。
自慢じゃないけど、こないだ初めて私のオリジナル曲に
“伝説のMEIKOマスター”タグを
付けてくれた方がいるんですよ!
自慢じゃないけど!うへへ…


…げふん。

それが嬉しくって
曲作りがやめられなかったり。
いい時代になりましたね。

ではさっそく作業開始しますかね。

「詩はけっこうストックあるから…、
あとはメロディーだなぁ」

MEIKOのソフトを起動して、
言葉を一つ一つ打ち込んで、
あとはメロディー付け。

私の場合は、ひたすら詩を読んで、
頭に浮かんできた音符をそのまま打ち込んでいく
…という不安定な作り方。
まあ、素人だし、趣味でやってるんだし、
…いいよね?…いいよ、ね?


キーボードをリズミカルに叩いて、
“歌”を作り上げていく。
この感覚もたまらない。



気づいたら午前の2時を回っていた。

「っやば…明日も学校なのに…。
このメロ完成させたら寝よう…」

今頭にメロディーが浮かんでるうちにってね。





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