The ounder of rphan T 
 -総受男装ハーマイオニー百合夢-




-次の日-

「ああ、なんて清々しい朝なのだろう!
そうは思わないかね?ミス・グレンジャー!」

サクヤは両手をいっぱいに広げ、朝日を浴びた。

「昨日のあの三頭犬の事がなければね」

ハーマイオニーは疲れたように言った。

「さて、朝食を摂りに行こうではないか!」

サクヤはそう言って、ハーマイオニーの手を引き、ホールまで歩いていった。

「おはよう!ハリー、ロン!」

「「おはよう!サクヤ!」」

ハリーとロンは声を揃えて言った。
ロンはサクヤの後ろのハーマイオニーを見て、一瞬顔をしかめた。

「見ろよサクヤ、昨日フィルチに僕達の事をチクったマルフォイが
『どうしてまだホグワーツにいるんだ』って顔してるぜ」

ロンはサクヤの肩を組んでハリー側へと引き込んだ。
どうやらハーマイオニーと居るのが気に食わないらしい。

「さてさて、どうやってマルフォイに仕返しをしてやろうか」

ロンは悪人顔になって考えていた。
なんと、一週間ほど後にそのチャンスは郵便と共にやって来た。

いつものようにフクロウが群れをなして大広間にやって来た。
6羽の大コノハズクがくわえた細長い包みが2組、みんなの気を引いた。
偶然隣同士だったサクヤとハリーの元に、それらは落ちた。
手紙も添えられて。




包みをここで開けないように。

中身は新品のニンバス2000です。
あなた方が箒を持ったとわかると、みんなが欲しがるので、気づかれないように。
今夜7時、クィディッチ競技場でウッドが待っています。
最初の練習です。

M・マクゴナガル教授



手紙をロンに渡したハリーはサクヤと手のひらを合わせあい、跳ぶように喜んだ。

「ニンバス2000だって!僕、触った事さえないよ!」

ロンはうらやましそうに唸った。







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