The ounder of rphan T 
 -総受男装ハーマイオニー百合夢-




サクヤはマクゴナガル先生のその言葉で、我に帰った。
…状況が上手く飲み込めない。
ダンブルドア校長の所に連れて行くんじゃなかったのか?

「3人とも私についてらっしゃい」

マクゴナガル先生はそう言うと、またどんどん歩き出した。
着いた先は、人気のない教室。

「お入りなさい」

中にはポルターガイストのピーブズが黒板に下品な言葉を書きなぐっていた。
マクゴナガル先生はピーブズを一喝すると、ピーブズは捨てぜりふを吐きながらもスィーと出ていった。

「あの…マクゴナガル先生?
状況がイマイチよく分からないんですが…」

マクゴナガル先生に恐る恐る尋ねたサクヤ。
マクゴナガル先生は驚いた事に、微笑みを浮かべていた。

「ポッター、フェリックス、こちらオリバー・ウッドです。
ウッド、シーカーを見つけましたよ」

途端にウッドの表情がほころんだ。

「え?シーカー…?
オレ達、退学か何かになるんじゃないんですか…?」

サクヤは訳が分からなかった。

「まさか。
あなた方は箒に乗ったのは初めてだったのでしょう?
それなのにあの素晴らしい乗りこなし。
あんなものを、私は初めて見ました」

マクゴナガル先生は興奮気味に言った。

「しかし先生、シーカーは各寮代表選手に1人と決まっています。
2人いるじゃないですか」

ウッドは尋ねたが、マクゴナガル先生はクスッと笑う。

「補欠分です。
私は見ていました。
フェリックスは二度も、墜落を助けたのです。
ポッターは16mものダイビングをかすり傷ひとつ負わずにやってのけたのです。
相手の寮や戦術によって、2人を使い分けるのがいいでしょう」

その後マクゴナガル先生とウッドからクィディッチの事について色々聞き、その場を後にした。








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