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ん…

……あれ?


落ちてる感が無え…




って!
オレ何で空中で止まってる訳!?
しかも地面スレスレで!!


あ、死ぬ直前に世界が止まるって…
こーゆー事だったのかぁ…(和)

この僅かな、オレに残された時間で、
この15年間の思い出を走馬燈の様に巡らせろっつー事か…

ハァ…BLEACH最後まで読みたかったなぁ…(泣)

人生短すぎだなぁ…


死にたくなかったなぁ…




…この世で死んでも
尸魂界には行けねぇのかな…?


……ムリかっ!







―ムリではないぞ、咲矢…


「へっ…!?」

誰だよ!?
今は時間が止まってるから誰も喋れない筈だぜ!?

「誰だ!?」

―そう殺気立つな…

―私は時司人(ジシニン)…
―文字通り、時を司る者だ…

「ハイハイ、時司人さんしつもーん!
何でそんなテンション低い訳〜?」

―…上げて欲しいならば上げてやる…







―ハイそれではやって来ましたこの時間!

「っ!?」

―アナタは今死にそうですね!?
―そしてyouには願って止まない事がある!
―そこで!そんな君の願いを叶えてあげようというスーパーチャンス!!
―別に断っても良いがしかし!!
―この時司人、スーパーチャンスに願われるどんな無理難題な願いも叶えてしまう凄い人!


…うわあ、"凄い人"って自分で言っちゃったヨ…
それになんか胡散臭い。

―…だから!
―君のその無理難解な"トリップしたい"という願い!
―叶えてしんぜよう!

「Σうを!?
まだ願ってないのに!?

っつーかまじで!?
嘘じゃないのか!?
オレそーゆーの信じちまうぜ!?」

―信じちまって下さいっ!

―しかしその願いを叶えるにはアナタから私に強く願わなければなりません☆

「分かった!今すぐ願ってやる!

‐BLEACHの世界へ、
   行きたい…!‐

‐そしてそこで、
 皆の手助けをしたい…!!‐


―承知した!
―それでは儀式場へ移動だっ!!

―ハッ!




何かハッ!とか言っちゃって神々しさが全く無くなっちゃってんぜ…?

本当に叶えてくれるのか…?




―よし!それでは儀式を始める!











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