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‐六番隊牢舎‐

「ようルキア、調子どうだ?」

今日も今日とて、恋次は極囚の様子見だ。

「ずっと牢に入っているんだ。何も変わらんよ。
…時に恋次。この頃咲矢を見ぬのだが、元気か」

「それがよ、九日前に突然『十日間くらい戻らねえ』とか言い出してよ、
『心配すんな』っつってどこか行っちまった」

「なに!?」

「ったくよ…ドコをほっつき歩いてんだか…。
そろそろ戻ってくる頃だと思うぜ」

恋次は壁にもたれ掛かり、面倒くさそうに言った。

「貴様…咲矢に何かあったとは考えなかったのか!?」

逆にルキアは必死だった。

「あ?」

ルキアの必死さに、恋次も何かを感じたようだ。

「『心配するな』とは、
表を返せば『何か危ない事をする』…という事ではないのか!?」

「!!」

「咲矢は今どこにいる!?」

「それ、は…」

「探せ!何か事が起きる前に!!」

「お、おう…!」

恋次は牢舎から出て咲矢を探し始めた。







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