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「ねぇねぇ
朽木さんて黒崎のこと好きなの?」

ボフッ
「はい?」

いやいやいや、分かってたけどあまりにも突飛すぎんだろマハナさん。
ルキア吹き出してるし…。

「ていうかぶっちゃけ
今黒崎とどういう関係?」

ぶっちゃけ過ぎです。

「どうって…お友…「ちょっとマハナ!その聞き方ストレートすぎるよ!」

ナイスノーマルリアクション、みちるさん。

「何言ってんの!
あんた達が気にしてるクセに訊けないでいるから
あたしが代わりに訊いてんでしょ!」

「あ…あたしは別に気になんかしてないもん!」

「転校生から見て、2人をどう思う?」

「!?」

急に話を振るなよマハナ!ビックリすんじゃねぇか!

「ん〜、そうだなあ…

…互いを思いやり信じ合ってる、良い仲だと思うぜ?」

これは寸分違わねえさ!

「だからルキア、余計な事は考えんな。」

今度はルキアにだけ聞こえるように、小さく呟いた。
だってよ、さっきからルキアつらそうな顔しかしてねぇんだぜ?
放っとけないよな?

「思いやりと自己犠牲は別モンだって事、知っとけよっ!」

オレはそう言い、皆の騒ぎに便乗した。
千鶴の熱説を聞く織姫をたつきと慰めたり、
織姫の間違った恋図式をたつきと正してやったり、
万年発情猫を規制したり...

オレがそうしてる間、ルキアはただ、笑っているだけだった。
その笑い方は、素直な笑みじゃないよな?ルキア…




いつか、
オレが満面の笑顔作らせてやんよ。








>>Para ser continuado

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