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-朝!!-

「おっはー!!!」

…古い?

「あっ咲矢サン起きられましたかv
よく眠れました?」

「スキッと爽快☆
…ところで浦原さん、
その無数のアザ達は…?」

「!?(トラウマの扉が開かれた!!)」

「フフフ…
当然の報いじゃろうて(妖しい笑み)」

…く、詳しくは聞かないでおこう…!!





ハショリ。






「それじゃ!行ってきまーす!!」

いよいよだ!
いよいよいよ!!!
一護達に正式ご対面☆
これでテンション下げろってのが難しい!!
今なら殺されても許しちゃう☆(え)
きっと死なないゼ☆(ええ)

そしてオレは、
男子として、男子用制服に身を包み、門をくぐった!!

「あら、あなたが卯月咲矢さんね?
職員室はこっちよ」

モブキャラAが職員室へ案内してくれた。

ああ〜楽しみだなぁ!!
あ、でも一護達と同じクラスになれるとは
限らねえよな…違ったらどうしよ…
殺されなくても死ぬだろうな(えええ)

「あんたが卯月君ね?
はじめまして、
あんたのクラス担任の越t「越智さんだァ!!!

「……」

「お噂はかねがねv
とてもいい先生だと存じ上げております!!v」

「はあ、どうも…?」

「さあそれではクラスへ向かいましょうっ!」

オシャベリインコの如く。
その言葉が一番似合ったであろう。




-教室前-

ああ〜緊張すんなぁ…。
いきなりスベッたらどうしよう…色んな意味で。
よぅし、こんな時は…

「じゃ、転入生!入ってこ〜い!」

ガラッ.
「初めまして、オレの名は卯月咲矢!
よろしくな☆」
with女性用即惚れスマイル!

途端に教室内が仄かなピンク色に変わった。

よし、スベりはしなかったな!
何気に必死だったりするんだこれが!

「あ!お前は昨日の!!
このクラスになったのか!」

お決まり文句で
その仄かなピンク色の教室の空気をぶち壊したのは、
ピンク色に対抗するかの様な
鮮やかなオレンジ頭な黒崎一護クンだった。

「ああ!よろしく!」

今度は男用ハニカミスマイルをお見舞いした!
これでこのクラスで浮くことはないだろう!

ハニカミスマイルの直撃を受けた一護は慌てて顔を下に向けた。
照れ隠しですか?照れ隠しだったら、
その照れ隠しにオレが照れるんですけど!!
一護を筆頭とした男性陣の頬の血色がかなり良くなったのは、
言わなくても分かるだろう。

その後カンタンな自己紹介をし終わった後、
一護の後ろの席になったオレは、
一護の背中から発せられる
"お前なんなんだよ気になるんだよオーラ"で
楽しみながら越智さんの話を聞き流していた。






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