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「─咲矢サンは、
…アタシ達の敵、ですか？」
んな唐突な…!!
「なワケねーだろ！
……多分。
オレの正義と浦原さんの正義は
違うだろうからな…
いつ敵に回るか分かんねーよ…？
ただ断言できるのは、
今現在は、アンタ等の敵じゃあないっつー事と、
オレはオレが正しいと思った道を進む！
ってこと！
あと、オレ､秘密は守る主義だから！
だからアンタ達の事も、
時が来るまでは黙っとくから安心してくれ！」
オレはそう言い切ってやった。
「さて、と。
咲矢がそう言っておるんじゃし、行くぞ喜助！
咲矢、何か助けて欲しい事があったら
儂等に言うんじゃぞ」
「ハイ！」
…夜一さん親切〜!!
───さて！
「斬魂刀よ！
名を、教えてくれないか？
オレには、
やらなければならない大事な事があるんだ…！」
抜刀して目の前に構えながら言う。
…藍染の野望…
アレは多大な犠牲が出る…!!
「それを防ぐには力が必要なんだ!!」
【────聞こえるか…
力欲す者よ…】
「…！
うん聞こえるよ!!」
【俺の名を知りたいと…？】
「そう！教えてくれ！」
【力が欲しいのか？
何の為の力が？】
「―…護る為の力だ！
罪の無い人達がたくさん
犠牲になってしまうかもしれない！
それを護れるだけの力が欲しい!!」
【そうか。
─…貴様の正義、
見てみたくなった…
“こっち”へ来い…】
ｽｩｩｩｳｳ……!
急に視界が真っ白になった。
「なっ…！ここは…!?」
「貴様の心の中だ…」
ぅおう!?
斬魂刀の声がリアルになった!?
オレの斬魂刀、男だったのか！
「ってかオレの心の中、上下逆じゃん!?」
…一護よりひでぇよ…。
「フッ…なかなか
ユーモアに富んだ死神のようだな」
ここでやっとまともに向き合う二人。
「名を、教えてくれ！」
早いとこ斬魂刀を使いこなして
一護達と合流しなきゃタイムオーバーだ…!!
「そう逸るな…」
ｶﾞｼｨ!!
「ぐぁ…!!」
何なんだよこの展開!!?
何で自分の斬魂刀に首締められなきゃなんねぇんだよ…!?
しかも力強ぇし！
そういやコッチの世界にくる前にも締められた気が…
オレの首、モテるなぁ…(遠い目)
「ゃめ…ろ…ょ…!
……ぉい…！訊け…!!」
斬魂刀は咲矢の首を絞めたまま俯いている。
「ぐ………、」
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