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ヒュン!
うお、橋まで来ちまった…行き過ぎたな。

はぁ…やっぱ瞬歩で望んだ場所に
確実に行けるようになるには
もうちょい時間が必要だな…
それに死神化にもなれるかも
まだチェックしてねェし…

………ん?お!黒猫!!
黒猫好きなんだよな、オレ!
だって夜一さんみたいだって思えるじゃん?
夜一さんに会ってみてェなぁ〜…v

「夜一さぁ〜ん…(独り言)」

「にゃー〜…」

返事してくれたよこの猫v
オレの気持ち察して機転利かせてくれたんだな〜。

って!!!
この金目!猫ながらにしてのこのスタイルの良さ!!

「Σ夜一さん!?」

「にゃー!」

本物だよ!!?
やっべーまだ心の準備が…!!
とっ兎に角!何か喋って貰いたいッ!!

「夜一さん何か喋って!?」

抱き上げながら言う。
と、

「…にゃー」

…くそぅ!まだただの猫で通ると思ってやがる!
こーなったら…!!

「日本語!喋ってよ!


…隠密機動元総司令官、
瞬神・四楓院夜一様?」


「……何者じゃお主…、

何故儂の正体を知っておる?」

うは!上手くいった!
夜一さんには嘘は通用しない気がするな…
よし!本当の事言ってやっか!
…オブラートに包んで。

「知りたい?
オレの…正体…」

不敵笑みを浮かべる。

「事の内容によっては
始末せねばならんかもしれぬからな」

よし来た!

「オレは…

…いやまずは
浦原商店へ行こうか。」

うんそうしよう。
気が変わったんだ。
浦原さんにも聞いてもらいたいし、
何よりこんなとこで話せる程軽い内容じゃないしな。
ガクッとコケた夜一さんを抱きなおす。

「あ、夜一さんって
浦原さんと最近接触した?」

「…お主、他人から"不躾"と言われるじゃろ」

「え…、まぁ時々…
すんません」

「いやよい。
個性の一としてとっておこう。

浦原とは久々にこれから会いに行くところじゃ」

「オレもつれてって!
個性の一を存分に発揮する!
オレもつれてって!!」

あーあ、オレってば必死だー。
それよか、今は6巻だって事が分かったぞ☆

「…まぁよかろう…。
こっちじゃ」

猫の夜一さんはオレの腕から抜け出し、歩いていった。

オレはそれについていく。
…周りの目が痛いが気にしねぇ!!





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