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なんか―




力がオレに入り込んでくるみてーだ…―




そっか、死神の力とかの
"インストール"っぽいのをしてるのか…

なんか違和感…



そりゃそうか…

本来はオレには有り得ない力が入ってきてる訳だから…
直ぐに慣れるさ…









って!
何でまた落ちてる訳っ!?



「だぁァァァアア!!!!」


今度は47階の高さより
うんと高いトコから地上目指してまっしぐら!!




ちょっ…地面に近付いて来たァ!
これまじでヤバい!

こーゆー場合は
鬼道の破道系の逆噴射を利用して
スピード緩めてから着地するっきゃない!!
…直感だけど!!

たしか"イメージ"で
色々できるんだったな…

「よし…

破道の六十三・雷吼ほ… !!」

下に人居るぅぅ!

「退いて退いて退いてェ!!!!」

…こーなったら周りの霊子集めて
少しでも落下スピード落とさなきゃ下の奴も危ねえ…!

意識を集中して…
手の平に霊子を集める"イメージ"で…


…おーし、だいぶ
スピード落ちてきたな…
この落下速度ならぶつかっても怪我しねぇだろ…
でも一応叫んどくか。

「退いて〜!ぶつかるぞ〜!!」

ドカ!
「痛ぁ!何者だ貴様!?」

あーあ…怒られちった…

…ん?
この独特な喋り方…!
もしかして…!!

ガバッ!
「ルキア!?」

ビンゴ☆
あのルキアが生でオレの目の前にいるv

「ルキアだぁ!
ホントに来れたのか〜!!v」

オレはいきなりルキアに抱き付いた。
勢い余ったのか、地面に押し倒すカタチとなってしまった。
ルキアにしちゃ迷惑な話だな…

「ななな何者だ貴様!?」

「おーい大丈夫かルキア!」

ハッ!!この声は間違い無く…!!

「生一護!!v」

ルキアに抱き付いたまま満面の笑みで振り返る。

「…し、少年よ…」

ん?下から声が…

「あ!ゴメン!」

折角生で会えたルキアを全体重を以て潰してた…

「痛いではないか!
いったい何者だ貴様は!?」

「何で俺達の名前知ってんだ?
ここいらじゃ見かけねえ顔だろ」

うわあ…めちゃめちゃ怪しまれてる…
まぁ無理ないケド…
いきなり空から人が降ってきちゃ
驚くっきゃねぇよな…






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