「(ロストしてる時ってナンパしやすいんだよナー。誰にしよっカナー)」
「あれ・・・僕、ひとり?迷子かな?」
「お、ラッキー)ぐす、う、うん。お兄チャンがいなくなっちゃった。ふぇっ」
「よしよし。お姉さんが一緒にお兄さん探してあげるから泣かないの」
「ぐす、ありがとうお姉チャン」

むにゅう

「(おっぱいやわらけぇ、イイ匂い)」
「あらあら、おっぱい好きなの?」
「うん、ボクおっぱい大スキー!」
「ふふ、可愛いなあ」
「(もうずっとパフパフしときたい)」

10分後

「うーん、お兄さんいないねぇ」
「・・ふぇ、お姉チャン」
「ああ、いい子だから泣かないの。ほらおっぱいだよ」
「(・・・これ癖になりそう)」

「刻!」
「ん?」
「げっ!(大神!)」
「こんなところにいたんですか」
「もしかして、君のお兄さん?」
「・・、う、うん」
「そう!良かったねぇ。あ、お兄さん、この子が迷子になってたから一緒に探してたんです」
「迷子、ですか・・)ありがとうございます。弟がご迷惑をお掛けしました」
「いいえ。僕、もう迷子にならないようにね」

ぎゅっ

「・・ボクまだお姉チャンと遊びたい!」
「あら」
「迷惑だろう。帰るぞ」
「イヤイヤイヤ!お兄チャンよりお姉チャンがいい!」
「(このクソガキ)」

にゅっ

「・・・・よんばん何しとん?」
「ゆ、遊騎!?(なんでキレてんの!?ってかいつの間に!?」
「さっさとシロから離れんかい。脳みそカチ割るぞコラ!」
「(こ、殺される!)」
「こら、遊騎くん!ちっちゃい子をいじめちゃだめでしょ!」
「せやかてシロ、こいつ、」
「遊騎くんももう2日間も家に帰って来てないじゃないの。心配したんだからね。罰として今日の晩飯抜き」
「!?」
「うちの遊騎くんもお宅にお世話になったみたいですみません」
「え?・・あ、ああ、いいえ」
「じゃあ僕またね。ほら、遊騎くん帰るよ」
「シロ晩飯抜きは堪忍したって」
「ええー、どうしようかなあー」

「「・・・・・」」

「遊騎にねーちゃんいたっけ?」
「いや、いないはず」
「じゃあ誰?」
「さあ・・・」
「まあなんにせよ、」
「?」
「あのねーちゃん、おっぱいやわらかかったなぁ」
「・・・・」


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