航海日誌
ねぇ 僕はこれから旅に出るから
君への言葉を残しておくよ
君への思いを記していくよ
ねぇ 君に貰ったものは 沢山あって
それはただの物ではなくて
強いて言うなら MONOなんだ
(消しゴムじゃないよ)
ねぇ 君に貰ったものは 沢山あって
それはただのクッキーじゃなくて
強いて言うなら MONOなんだ
それはとても暖かくて
目にみえないものなんだ
それはとても暖かくて
触れられないものなんだ
ねぇ 僕はこれから旅に出るから
僕がいつか忘れないように
君への思いを残していくよ
ねぇ 僕が君から貰ったものは 沢山あるけれど
僕はそのうち いくつ君へ返せるだろう
どれだけ君に返せるだろう
君への思いを忘れないように
僕への戒めを込めて
君がいつか忘れないように
旅の記録を記しておくよ
僕らの航海は続いて
僕らの後悔は続いて
それでも僕らが生きる意味は あるのかい
僕らの後悔は続いて
僕らの航海は続いて
それなら僕に 一体何ができるだろう
ねぇ それは例えば鶴の恩返し
襖は決して開けないで
僕はただ 君に届けたいだけなんだ
ねぇ それは例えば鶴の恩返し
僕の姿なんてどうだっていいんだ
僕はただ 君に届けたいだけだから
目にみえないものが創る世界
そこに本当の真実があって
全てはそこに繋がって
いつか僕らは一つになる
ねぇ 僕はこれから旅に出るから
君への言葉を残しておくよ
僕らが後悔しないように
僕らの航海がうまくいくように
(あとがき)