小技
助詞抜きは読みにくい、という話をしましたが。
実は文章を繋げる上での小技としての助詞抜きがあります。
「て」抜き
「〜して」という文と「〜し」(「て」抜き)の文章を交互に繋げるものです。
ここに更に接続詞を加えることで文を綺麗に繋げ、より長くすることが可能です。
(例文は分かりやすいように他の接続詞を入れずに組んでいますが、接続詞を入れた方が確実に読みやすいです)
ex.
(昇降口の庇の下から小雨を降らせる薄灰色の空を見上げて溜め息を一つ零し鞄を開けて中から折り畳み傘を取り出し気だるげに組み立てて肺の奥深くから再び息を吐き出し広げたそれを頭上へ翳してゆっくりと歩き出し)
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