「マーラさんも人間の姿で地上に降臨すればいいのに」
「……は？」
「このカタログに載ってる服、マーラさんってスレンダーだからこーいうの似合うと思うんですよ」
「何で服とか着なきゃなんねーんだよ…めんどくせーよ…(モデルのやつ凄い男前じゃねーか…に、似合うのかこんなの…)」
「だって、一緒にお出かけできるじゃないですか？」
「おでっ！？」
「こうやってマーラさんが私の家に遊びに来てくれるのも凄く嬉しいんですけどやっぱり他の場所にも行ってみたいです」
「それっ、デート、じゃ、」
「はい。デートしたいです」
「っっ！！！！！帰る！！！」
「えっ何で！？」
「帰るったら帰る！」
「ちょっと待って下さいよマーラさん借りてきたDVD観るんじゃなかったんですか！マーラさん！？マーラさーーーん！」





「……ってことがあったんですがどういうことでしょうか…」
「あー、恥ずかしかったのと…人間の姿で降臨しようとしたんじゃないかな」
「でもあれから1週間経ってるのに音沙汰ないんですよ？メールしたらいつもすぐに返信くれて毎日メール欠かさないマーラさんがですよ？」
「(服のコーディネートこれで大丈夫か変じゃないかってメールそういえば来てたなあ…服に悩んでるのか…)」
「ブッダさん？」
「うーん…とりあえずほっとけばいいんじゃないかな」
「はあ…」

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