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「#幼馴染」のBL小説を読む
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※異食


「ん〜っ!あのブランドの靴下は歯ざわりがすごくよかったけど食べ応え的にはこの5足セット1000円のほうがいい!おかわりーっ!」
「Tシャツでもいいか?」
「モーマンタイッ!出来ればウニクロのぺらいやつがいいかな」
「ホラ」
「いっただっきまーーす」
「……美味いか?」
「うん、美味しい!」
「ならよかった」
「ゾンビマンが適度に着てくれたやつのほうが柔らかくなってて食べやすいんだけどね」
「今日は血みどろになっちまったからな…すまん」
「んーん。こっちこそごめんね、無駄に食費かけちゃって…」
「食費とかいいから腹いっぱい食えよ」
「うん」
「(クソ、今になってこいつに進化の家の実験の爪痕が出るなんて予想してなかった…こいつは普通の人間のままだと思ってたのに…)」
「ん?どうかしたの?眉間にシワ寄ってる」
「イヤ何でもねえ」
「ぞ、ゾンビマンもTシャツちょっと食べる?」
「……いらねえ…」
「うわ…表情が更に険しくなった…」
「お前は何も気にしなくていいからな。安心しろ、何があっても俺がどうにかしてやるから」
「お、おう」
「(どうにか、どうにか普通の人間に戻してやらないと…)」
「(やっぱ布が主食じゃ食費かさむよね…進化の家にいたころから頼ってばっかだし私も何かしなきゃ…それにしてもこのTシャツすごくおいしい…もっもっ…)」