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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
「あれ」
「何か用か」
「えーっと…たしか…西くん?」
「そうだけど」
「クラスの子にちょっと中庭行ってきてって言われたんだけど…何の用事かもわかんなくて。知ってる?」
「イヤ」
「そっか」
「なあ逆光でよく見えねぇ、もっと顔見せろよ」
「え?あ…うん」
「はッ、やばいなアンタ、超ソソる」
「…それは…どうも…ッあ!?あぎッ!い"!ああああ!?」
「ねえどうコレ、手の甲刀でぶッ刺されンの」
「い"だ、ああ、いだい"……ッなにす、あ、や、やめ」
「…血、すッげえ綺麗だな」
「う……ううう…っ…」
「…やべえな、やばい、本当やばい…めちゃくちゃイイ!猫なンかより!愚民がバタバタ臓物巻散らかして死ぬとこより!ずッとずッとイイ!」
「ッア"っ!あ!」
「手刺してるだけなのにここまでクるとか、すげーよ。たまンねえ」
「なにこれ…やだ…いたい…いたい…」
「決めた」
「うぅ、西、くん…?」
「お前をガンツに連れて行ってやる」
「がんつ…?」
「どれだけ怪我しようが生きてりゃ無傷で帰ってこれる。最高だろ?もッと楽しめる」
「やだ…やだ…いた、あ"」
「戦闘なンざ一切したくねーけど…お前は守ッってやッからよ」
「ううう、うう、」
「じゃあ…また会おうぜ」


ギョーン