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「派手にやられたな」
「西くん…?」
「両足吹ッ飛んでる所久々に見た」
「ちょっと、今回の星人はキツ…ゥ、あ"ぁ…」
「ンだよその気の抜けたマヌケな声、前は痛い痛い泣き叫ンでた奴が…身体吹き飛ばされるの慣れちまッたか?」
「うう、ん…凄く…す、ごく、痛い」
「…?おい…どうした、何か変じゃねーかお前」
「西、くん、」
「まさかお前ッ!死ぬ訳じゃないだろうな!絶対許さねえからなそンなのッ!」
「実は背中、バッサリ、斬られてて」
「クソッ!クソクソクソ!!!二手に分かれてとか言いやがッて死ンでどうすンだよ!」
「いつも…足ひっぱってばっか、だったし…えへ、へ、私死んでも…」
「うるさい喋るな!ガンツ!とっとと転送しろッ!」
「西くんきっと…大丈夫だから…」
「はやくしろよッ!はやく!」
「にし…くん…」
「クソオオオオオオオオオッ!」



「いやー西くん泣いてるとこはじめて見ちゃった」
「…死ね」
「ひ、ひどい」
「ガンツもガンツだ!さッさと転送始めてれば別に無駄に叫ぶ必要も無かッたんだからよ!」
「西くんが私が死んだら泣いてくれるなんて意外だなあ」
「う、うるさい!」
「えへへ」