「師匠、キスしてください」
「……は?」
「キスですキス」
「どうした?熱でもあるのか?」
「至って健康体ですが」
「じゃあ急にどうした、俺の心を弄ぼうったってそうはいかねえぞ?笑えねえ冗談だな」
「…冗談じゃないですよ」
「なら罰ゲームか」
「ただ単純に、師匠のことが好きだからなんですが」
「………やっぱお前熱あるだろ」
「健康体ですってば。それにしても珍しく照れてますね師匠」
「うぐっ…照れてねえよ…」
「モロバレですけど」
「くそおおおこんないたいけなおっさんをからかうんじゃない!」
「(普段おっさんっていったら怒るくせに…)」