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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「泥門の悪魔、って呼ばれる生徒がいるらしくてね…先輩に『調査してこい!あわよくば弱味握って来い!』って言われたんだけど…妖一くん知ってる?その悪魔さんのこと」
「…知ってるっちゃあ知ってるが…お前、たしか新聞部だったよな?その先輩って部長か?」
「うん」
「そーかそーか」
「妖一くん笑顔があくどいよ…」
「で?泥門の悪魔の弱味握りたいって?」
「んー…そうなんだけど私悪魔の弱味とか絶対握れないだろうし」
「それで俺に協力して欲しいってか」
「そのとーりです!」
「俺に協力させようだなんてそれ相応の代金は払ってもらうからな」
「いつものあれでしょ?写真部が撮ってる泥門生の面白い写真と新聞部が握ってるスキャンダル」
「よくわかってんじゃねーか!ケケケ取引成立だな!」
「……」
「どうした」
「今の高笑いしてる妖一くんが悪魔っぽいなあー…と思って…まあまさかそんなわけないよね!」
「ケケケ当たり前だろ俺が悪魔なわきゃねえ…悪魔も俺の前じゃ唯の下僕だよ」
「(なんか妖一くんに頼んだのは失敗だったかもしれない)」